罪喰らう禍

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オルト・エイクパスト Ort Ache past

都合のいい物語のために切り棄てられたものたち。
あるとき棄てられた一つの自我が、それらをまとめ上げ一つの禍となった。

”彼”に殺されたもの、滅ぼされたものを呑み干してゆきながら、ソレは自らを生み出した”彼”を殺すことを願う。

『傀儡』
使い魔、あるいは眷属の類。罪喰らう禍の一部が具現したもの。おびただしい縫い跡とボロボロに汚れた衣装を纏う人形の姿をしている。
元となった存在が完全に取り込まれているため、その人格が色濃く出ている。彼は器たる罪喰らう禍の意思を乗っ取り、その力で全てを滅ぼすことを企てているが、無闇に余計な相手にまで手出ししたくない本体に抵抗されている。

『悪夢』
傀儡と同じく禍の要素が具現した存在。人間が溶けたような形をした、黒い液体の怪物。
大元の怪異がまだ健在で、全てを取り込まれたわけではないので、傀儡ほど自己主張が激しくない。あちらよりよっぽど本体の忠実な傀儡をしているが、知性もほぼない。