さかまた　 やひろ
《  逆影叉　　八尋　》

パッと見はボーイッシュな女性に見える、黒ショートの両性具有。
黒縁の白いアイシャドウに咥え煙草、パンツとシャツのラフスタイルに羽織というファッションが特徴。
顔の右下には火傷のような跡がある。

中身は快活でさっぱりしており、姉御肌とも兄貴分とも取れるカラッとした性格。
ちまちましたことを嫌い、割と大雑把で適当。
体を動かすことが好きで、よくジョギングをしている姿が目に入る。

男好きで女好きだが、どちらかと言えば友人として付き合うタイプ。
あまりにも大雑把なため、他者と深い関係になりにくいのが原因。
 

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種族は《影鰐》。影の中を泳ぎ、影を食らって命を絶つ妖魚である。
とある人物の式神として仕えており、號は《黒墨影鰐（くすみのかげわに）》。
通常は「人間」としての姿であるが、妖としての特質を表に出した「亜人」、半分を妖と化す「妖人」、
そして自らの本来の姿である「妖」の4つの姿を持つ。

とはいえ主が戦いを好まないため、基本的には滅多に見せない姿でもある。
 

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大太刀《墨皇（すめらぎ）》

八尋が振るう大妖太刀。おおよそ子供一人分の長さを誇る。
柄頭にはリングのような意匠が施されている。鍔は巴紋のような形。
刀身は黒く、刃は真っ白。ツヤがなく、重厚感を感じさせるような色合い。
また非常に重く、常人では扱うどころか満足に振るうことすらままならない。

通常の大太刀としても業物だが、妖刀の権能として光を斬り、その場に影の軌跡を墨のように刻み込むことが出来る。
この力と八尋の「影鰐」の能力を組み合わせることで、刻んだ影の軌跡の中を自由自在に泳ぎ回ることが可能。
また、ある程度刻んだ影を操ったり、刻み方によっては一種の陣のように扱って呪術を行使することも出来なくはない。