クラウディア＝イドラコニス[Claudia＝Idolaconis]

　緩く波打つような長い白髪と、色素が薄い印象を受ける肌と瞳の少女。
生まれついての特異体質であり、その解明・研究のために魔術学校へ入学する。

ぼうっとしたような表情でいることがしばしば見られるが、同年代の中では成績は上位のほうである。

【特異体質：『浄血』】
あらゆる毒物・病毒、ひいては魔術的な精神干渉に対して非常に高い耐性を得る血液が身体に流れている。
正確には、それらを含む異物に対しての非常に強い攻撃性と破壊能力を持つ。
よって、他者にとってこの血は劇毒であり、触れれば炎に焼かれるような激痛と共に細胞が破壊される。

近親者には発現しておらず「先祖返りのようなものではないか」とされているが、実情はわかっていない。

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【魔術】
植物科式の『薬品精製』。
成分の抽出・濃度変更・調合など、薬品を精製してより使いやすい形状にする。
主に既存の薬品の品質向上、新薬の開発・研究に用いられるものだが、護身用の魔術薬弾の作成にも使用される。

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【所持品】
[携行薬]
…常にポーチ内に複数種類の薬品を携行している。
応急処置用のものが殆どだが、用途不明の薬品も混ざっているとの噂がある。

[竜の息吹](Dragon breath)
…小型のリボルバー式拳銃。魔術で弾丸を射出する魔術兵装でもある。
引鉄を引くことで霊晶石を励起し、霊素を纏った弾丸を撃ち出すことができる。
護身用のため、魔術薬弾を用いた目眩ましや足止めが主な用途ではあるが、小型拳銃としては破格の威力を持つ。

[魔術薬弾]
…魔術を用いて作成した薬品を内蔵した弾丸。閃光弾・催涙弾・麻痺弾など、非殺傷のもの。

[浄血弾]
…ポーチ内に1発だけ、厳重にパッキングされた弾丸。内部に自身の血液が注入されている。
撃ち込まれた相手の体内で破裂し、肉体の内側から対象を破壊する非常に危険な弾丸。