かつて最高神をも超え、全宇宙最強となった男。
誰の追従をも許さない彼は「覇王」と呼ばれ尊敬、あるいは畏怖される存在だった。

…しかし、それも昔の話。
今ではかつての面影は消え失せ、すっかり「ふぬけ」になってしまった。
だが強さだけは健在で、攻撃の刹那垣間見せる気迫は「覇王」そのもの。

「ふぬけ」の「覇王」、さしずめ今の彼は「はおう」と言ったところ。

普段はものぐさかつ無気力、無関心、無感動で、やたら本気を出し渋る。本気を出さねば勝てない相手では、適当に戦って負ける事もしばしば。
一方欲望には忠実な現金な性格で、食にこだわりを見せたり、ムッツリスケベだったりする。
普段は無表情だが、欲望に忠実な時に限りコミカルな喜怒哀楽を示す。
かなりのマイペースであり、周囲を振り回すことが多い。
超越者故になんか色々とズレており、唐突に奇行をおっぱじめる事もしばしば。

本人は否定しているが、側から見ると限りなく記憶喪失に近い状態。その為、過去の話を聞かれても殆ど思い出せず、自身のこともかなり忘れている。(本人曰く、興味がないから思い出さない)
彼も一応だが神なので神格を持っているはずだが、肝心の神格名がその為不明になっている。

「氣術」と言う武術を極めた超人であり、魔法は一切使わず、体術と身体強化のみで神々を打ち倒してきた。最盛期には、氣術の最終奥義を幾つも使いこなし、最高神を「闘わずして」倒したと言う逸話もある。その他、肉体の不死性や、その他未知の強力な能力を持っていると言われる。
…尚現在では、本人が全力を出す事は例外を除き皆無であり、攻撃手段も「ただ殴る」だけである。
しかし、これだけでも十分破壊的な攻撃力を持つ。

…ちなみに、こんなちんまいナリでも実は185cm、160kg。なぜこんな姿になっているかと言うと、彼の放つ闘気が弱すぎて、巨体が萎縮して見えるほどのふぬけっぷり…を、漫画的に表現している為。
気迫が増大した際は、それに伴って身体の一部が巨大化したり、背後に幻影(もとい本来の姿)を纏ったりする。彼が本気を出すと素の姿に戻るが、本人曰くこの状態でも「全力の1%にも満たない」らしい。

余談だが人体にやたら精通しており、特に関節外しと金的は絶対失敗しないとのこと。