石造りの小部屋

殺風景な石造りの小部屋。
へんないきものが当面の住処にしているようだ。

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> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
小首を傾げて二、三度瞬き。
今度は明らかに今まで受けていた印象と異なる表情をしているのに気がついた。
――こういった表情を知っている。
悪いことを考えている人の顔だ

「どうしました?」

努めて変わらない調子の声色で返す。
この顔が悪いことを考えている顔なのはわかる。
わかるのだが……恐らく彼女は自身の恐れることをしはしないだろうとも思った。
甘えたいのではないだろうか、くらいの思考に留めておく。どのみち、本来誰にでも歯向かってはいけない立場なのだ。
求められれば恐れる事にだって応えねばならない。
しかし、続く言葉に口の端を軽く持ち上げて、

「ともだち、ですか……?
……だって、あさぎさんは悪い方には思えませんから。
お気を悪くされたらごめんなさい。……なんだか故郷の妹を思い出してしまいまして……。」
10/16 03:15:23
> 蒼の魔女(312)
あさぎ(ENo.304)
(とても心優しい少女なのだろう。出会ったばかりだが、ひしひしとそう感じた。
ささくれだった少女にとってはそれはきらめく宝石のように希少で、だからこそその優しさをもっともっとと求めてしまう。
よって――)
「(くくッ、ふふ……。極楽とはこのことだ。好いなこの娘……。眷属にしてやっても良いぞ?)」
(とんでもなく失礼なことを考えていた。本人は気付いていないが、下卑た笑いが頬に浮かんでいる。ろくなことを考えていないということを見抜くのは、感情の機微に敏い者なら可能だろう。指摘やしばき倒しても良いかもしれない。
そしてふたつ目のケーキを頬張ると、こう答えた。あなたの無垢な優しさに、ちりりと罪悪感を焦がしながら。)

「い……良いんですか、そんな。友達みたいに、優しくしてくれて。すごく、嬉しいです……けど。わたし、なにか悪いことを考えるような人かもしれないんですよ」
10/16 01:58:29
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「ええ、空はずっと頭の上にありますから。
閉じ込められない限りは青空も星空も、朝夕の焼けた空もあってくれます。」

しっかりと頷く。
目の前の少女はこんなにも幼い。
きっとこのような見知らぬところへ一人で来てしまって不安なことだろう……自分もまたそうだった。
だから今夜はせめて寂しくないように精一杯もてなそうと思った。

「わあ……!
もみじ、楽しみにしますね。
そうしたらわたしもあさぎさんに何か花を探します。
ちょっとした魔術で永く保つようにも出来ますから、ご自慢の金の髪に似合ったものを探してみせますよ。秋桜なんてお似合いになるかもしれませんね。」

そして差し出したケーキを頬張れれば口の端を持ち上げて、

「お気に召しましたか?まだまだありますよ?」

新たにもう一口分千切る。
思惑やあなたの本当の顔には気付かない様子のままで。
妹が甘えるときのようだ、と内心思い出しながら。
10/14 19:53:01
> 蒼の魔女(312)
あさぎ(ENo.304)
(声音から、何処と無く寂しさを読み取る。言葉から感じ取れるまでに、故郷を快く思っていたのだ。そう思うのも当然だろう。)
「空。良いですね。空って、いつだって傍にいてくれますから。つらい時でもね。」

「若しかしたら、この辺りにもあるかも知れませんよ。もみじ。
またお会い出来るまでに見つけたら、きっと持ってきますよ。
……ふふ。髪の色を褒めて貰えるのは嬉しいです。だって、大好きな家族のことも、褒められている様な気がしますから。」
ひと房の黄金を摘むと、軽く弄んだ。)


「(……くッは♪あァ、好い好い!実に好ましい!斯様な見目麗しい小娘になァ?あァ……菓子を口に運んで貰えるなどと!)」
(――そして。あなたがケーキをちぎろうと顔を背けた瞬間、少女は口元が釣り上がってしまいそうになるのを必死に堪え
る。なんて奴だろうか。
あなたが振り向く間際に再び微笑を作り上げると、差し出された一口大のケーキをぱくりと口にした。
暫く咀嚼してから飲み込むと、幸福そうに答えた。)
「くくッ……。えェ、美味しいです。美味しいですとも!(この満足感と征服感、癖になりそうで!)」
10/14 18:45:27
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「とても平和な国でした。
それこそ昼間に光と追いかけっこをしてしまうくらいに……ふふ、何万年かけてでも何時か追いつけたら嬉しい、かもしれません。
……ええ。今の国には海がありませんから。
ですから今は代わりに空を眺めています。」

微かに首を傾げて。
穏やかな口調の中にも寂しさ……はあるだろうか。

「もみじ、ひょっとしたら見たことがあったのかもしれません。
ですが名前も知らないままでした。
其れはきっと綺麗なのでしょうね。
知っていたら良かったです……あさぎさんのキラキラした明るい髪にはきっと映えることでしょう。」

髪につけている花にそっと触れる。
枯れることのない魔術をかけられた百合。
そこから手を離せば「わかりました」と小さく答えて、小さな一口大に千切った蜂蜜ケーキを口元に差し出す。
細い指先で運ぶその仕草は手慣れているように思えるかもしれない。
10/14 02:01:59
> 蒼の魔女(312)
あさぎ(ENo.304)
(穏やかな表情で、時折相槌を加えながらそれを聴く。)
「へえ。平穏なお国でいらしたんですね。
わあっ、素敵っ。ええ、はい。もちろん見たことがあります。
彼れは綺麗ですよね。子供の頃に、彼のきらきらを掴もうとして。ずうっと追いかけていたことがあります。
唯の光の反射ですから、近づけば逃げていってしまうんですけれどね。
其れが世界の果てまで続くなんて。それじゃぁきっと、何時までも追いかけることが出来ますね。其れこそ百年、千年、一万年、だなんて。
さっき、"だと思っていた"と言ってましたが、今のお国ではもう海を見ることは出来ないんですか?」
純粋な好奇心から問うてみた。

「もみじはね、葉っぱの一種で……。こう、星を紅に染めたような風貌をしているんです。
其れらが風で沢山揺らめいて、もみじの紅葉は実に見事なものです。
髪飾りにするというのは、そう。丁度今みつきが付けている花のようにですよ。」

(口に運んで。少女の中で、謙遜の前に"面白そう"という感情が出た。
山暮らしを経験した彼女にとって、素手で食べる行為はとうに慣れているものだったが。)
「くくッ……。いや、あぁ、良いんですか!其れじゃあ、お願いします。折角ですし。(??)」
唇を軽く開き、「あーん」のポーズをとる。)
10/13 23:41:08
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「では、わたしの生まれた国のお話を……。
海に面した国で此処よりも暖かかったと思います。穏やかな性格の神様が護ってくださっていた王国は農業と漁業に海からの交易が盛んで、象徴となるのはやはり海。わたしが一番綺麗だと思っていたのは昼間のキラキラと光る海です。あさぎさんは太陽に照らされた川や湖がキラキラ光るのを見たことはありますか?あれがどこまでも続くのです。きっと、世界の端っこまで。
ところで……紅葉は理解していますがモミジ…とは何でしょう……?
髪飾りにするとはどういったものなのです?」

テーブルの横に立ったまま答え、そして問う。
知らない山の話を聞いている間に少女の瞳に一瞬好奇心の光が宿っただろうか。
そして、素手で食べるものかと訊かれれば、

「はい……?
ええと……わたしが口に運んで差し上げるべきですか?
10/13 03:59:36
> 蒼の魔女(312)
あさぎ(ENo.304)
「やはり!良いですねえ。暁の水平線と共に目覚める毎日。実に、気分も清々しいものでしょう。
山、山はですね……。灯台もと暗しと言うべきか、何時も共にあったので。いざ言うとなると……。
あぁでも、秋にやってくる紅葉は見事なものです。紅く染まったもみじを、髪飾りにしてみたりなんかしてね。」

「わぁ、いい香り。ありがとうございますね。ええと、これは手で戴くものなんですか。」
「途中で移住されていたんですね。どちらでも、お話したい方で大丈夫ですよ。」
10/13 02:42:49
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「はい。
海に面した国でしたしわたしの家からでも見えていました。
逆に平坦な土地でしたから山、というものを遠くからしか見たことがないです。森というものはありましたが……。」

話しながら蜂蜜ケーキを手でふたつに分ける。
ふわり、と甘い香りが漂うだろうか。
食器というものは皿とコップくらいで、手で食べるのが普通だった。見つけた食料を皿に盛り付けて葡萄ジュースをコップに注いだものを用意し、客人の目の前に並べる。

「そうなのでしょうね。
……わたしの国、ですか……?
生まれた国でしょうか?其れとも、今の国でしょうか?」
10/13 01:43:00
> 蒼の魔女(312)
あさぎ(ENo.304)
「へえ!海のほうのご出身なんですね。いいなぁ。わたし、山の方の生まれなんですよ。だから、見たことがなくて。
綺麗なんでしょうね。高台からなら、きっと毎日見れるわ。」
(瞳を閉じて、その景色へと想いを馳せる。物語の中でしか見たことのない景色。どこまでも深く、惹き込まれるような紺碧。
蜂蜜の香が漂ってくるだろうか。うっとりと目を細め、美味そう……。と小声で呟くと、)
「ありがとうございます。見たことのない食べ物もある……。やはり、異国の方でいらっしゃるんですね。
どういったお国なんですか。」
10/13 01:17:50
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「ええと……。
牛の乳と麦の粉と蜂蜜を混ぜて焼いたものと……豆やオリーブと葡萄の飲み物があるようです。
今用意しますね。」

要はシンプルな蜂蜜ケーキとその他があるらしい。
あなたがもう少し見てみたら違うものもあるかもしれない。
10/13 00:51:47
> あさぎちゃん(304)
みつき(ENo.312)
「色の名前……。」

じっと少女の瞳を見つめる。
この色は見覚えがあった。

「綺麗な色です。
わたしの生まれた国の海の色に似ていて……。」

そう、故郷の海の色だ。
明るい黄金の日差しの中できらきらと輝く海の色。
海の月とは対照的な――

「では用意しますね。ええと……。」

棚には簡素だが清潔な白磁の食器と……。
【D3 1】
1:"みつき"の時代の食べ物
2:客人の時代の食べ物
3:現代の食べ物
10/13 00:44:48
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