鬼の部屋

LO#Aで稼働中のキャラの部屋。
寂れて人の寄り付かない、打ち捨てられた施設を使っている。
見た目は相応にふる錆びているものの、部屋の中は主が綺麗に掃除したため人の住める環境だ。
ローテーブルにはソファ。どこから持ってきたのか、簡素なテーブルセットがある。
棚にはお茶や保存食。人をもてなす用意はあるようだ。

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> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「……あー、そうだなァ」

近頃見なくなった顔を幾つか思い返す。今残っている者達も、いつの間にかこの惑星から姿を消していくのかもしれない。自身もわざわざ別れの挨拶をする程律儀な性格ではない、が。

「……嬢ちゃんがもし、居なくなる時は事前に教えてくれよ。土産、無駄にしちまうからな」

ボソリとぶっきらぼうに付け加え改めて目の前を注視した。

以前と同じかつ注視していると言えど、鍛えた訳でもない悪魔の目に距離を詰める少女の姿は追えない。は、と気付けば間合いから放たれる掌底。一連の動作に対し悪魔の取った行動といえば攻撃を受けるべく身構える、だけだ。

「! おわ、っとと……」

受け身などとは到底呼べない。大柄な体とその重さに力を込めて衝撃の瞬間を耐える。モロに一撃目を入れた相手には多少の油断や慢心が現れがちだ。そこを叩くのが常のやり方である為僅かにバランスを崩しつつも握った拳を振りかぶる反撃の姿勢を見せ、そこで踏みとどまった。
11/29 11:33:03
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「なんだかまた人が減っちゃったから、寂しくなったね」
少女は素直な感想を述べた。前のようにわいわいと人が集まることは、この先難しくなるだろう。

「じゃあちょっとだけ、ここじゃ派手なことはできないから……」
言いつつ少女は腰を落とす。いつもの刀は今は佩いていない。ぐ、と身体の中心に力が集まる様子。

「――掌底ッ」

少女は一瞬の内に間合いを詰めている。これは絡まった悪魔を救出したときと同じだ。
身体全体を使い、弓のようにしなり手のひらで胴を打つ。急所は狙っておらず、このひと打ちは相手のバランスを崩す意味が強い。

単純な力ではそうそうこの頑丈な悪魔を倒せやしない。ただ、攻撃をされてどう反応するのか見る為に動いた。受けてもよいし、受けなくてもいい。
11/29 10:48:03
> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「またああいった席を楽しみたいモンだな、と……」

ゆるりと述べつつ立ち上がり腕を軽く動かして伸ばした。
わぁわぁとこちらの言葉に対し大きめなリアクションをする少女をのんびりと眺めていたのだが、その纏う雰囲気が変わったのを感じ釣られるように少し表情を引き締める。

「おう、やるンならいつでも」

短く答え指を鳴らす。ゆらゆらと呑気に揺れていた尻尾は上着の下で体に巻き付けた。立ち振る舞いは普段と変わらない。少女が次に何をするのか、じっと探るように見つめている。
11/29 08:43:32
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「ほんと?マツリもお酒のとき楽しかったよー!」
悪魔が何を考えているのかはいまいちわかっていないのが少女だ。悪魔がどういう生き方をしているのかも、どうしたら腹が膨れるのかもわからない。
ただ、少女はこの時間が楽しい。楽しいし、安心する。

「やったあ!よかった、マツリも楽しいよ!
仕事柄……?お金を見る目は、そうか!そうだった!背中――ってそんなに危ないの……!う、うん、わかった!メキメキ~だね!」

とにかく危ない気がする、のでいち早くこの人をなんとかしないといけない。少女は気を取り直して自分の分もカップを空にした。クッキーを食べ終わったのを見て、少女も立ちあがる。

「……うん、今すぐに始める準備はできる。おじさんも準備できる?」
立ちあがった少女は手首と首を鳴らした。ばき。戦闘体勢。
11/29 04:16:31
> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「安心、か……ンー、なるほど? 確かに警戒はしてねぇな。拠点に篭ってのんびりとしてる感じ、とも違う……あー、酒の席みたいな気分だ」

例えがいまいちだが、悪魔の中にもこの穏やかな空間を少女と共に過ごす事を好ましく思う気持ちは確かにあるようだ。腹を減らす原因でもある『タダで物を渡す』行為にあたるお土産を念入りに選んで足を運ぶ程には。そしてこの時間がもたらす日々への反動も、心の奥底で自覚しつつあった。

「そんなに並べ立てなくても良いっての。それに、楽しいのはお互い様だ。
金を見る目は曇っちゃいねぇよ。ただ、仕事柄背中少しでも見せると刺されかねなくてなァ。そン時の為に色々と教えてくれるンだろ?まずは何をどうメキメキ〜っとすりゃ良いンだ?先生」

齧っていたクッキーを食べ終えるとほんの僅か残った紅茶も飲み干し肩を竦めた。
11/29 03:10:12
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「うん!マツリもおじさんと一緒にいると安心する……?っていう感じがする!気が抜けるとかじゃないと思うけどな、マツリは」
そんな風に言いつつ、それでも彼が仕事とやらでミスをするのは嫌だ。やはりそういうときの為にも自分の身を守れるようになってほしい、と思う。
クッキーが減るのはなんだか嬉しい。新しい好物とやらになったのならもっと嬉しい。

「うええ……おじさんはさすがだね……そんな調子なら仕事~とかも大丈夫そうだけどな。
請求しないよ!えぇと、ほら、お茶とかのお返しかな。アギーおじさんのことも教えてくれたし、いつもすごいお世話になってるし、楽しいし……ね!」

最後の”ね!”以降、それ以上思い浮かばなかったらしい。ぐっと拳を握る姿は年相応に幼げだ。これでも物騒な通り名をほしいままにしているのだが。
11/28 23:01:19
> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「こうも平和ボケしてると仕事でボロ出しそうでなァ……どうも嬢ちゃんと居ると気が抜けちまう。それが気ィ許してる、って事になるのか?」

油断ならない相手ほど儲けも大きいものだ。もしあのルートが潰れたらかなりの痛手だなぁ、などと他人事のように思いながら何枚目かのクッキーを手に取って齧った。さくさくぽりぽり。腹は膨れずとも、この穏やかな時間からは確かに何かを得られている。そんな気がする。

少女の言う稽古とやらがどんなものなのかは全く想像がついていない。色々と考えてくれているらしい様子を見守っていたが授業料への反応には思わず笑ってしまった。

「くはは、そうだろうな!嬢ちゃんが俺より先に金儲けの事考えてたら、それこそ驚きだ。冗談だよ。請求するってンなら喜んで払うけどなァ」
11/28 22:18:52
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「困る?でも今はお仕事じゃないんだし、マツリは気を許してもらえてるみたいで嬉しいよ。嬉しい!」

悪魔が何やら悩んでいるのはわかる。一人で生きてきた、というやつのせいだろうか?このとても人間に似た悪魔は、見た目に比べて実は知らないことも多いのだ。少女はそんなふうに考えた。

「うん!よろしくね!マツリのできることならなんでもやるよー」
にこにこ笑いながら返答に頷いた。先ずは何から用意しようかな、とか何がいいかな等と考えては口に出ていて、

「えぇ!それは……考えてなかったよ!」
授業料については、そのままの調子で正直な声が飛び出た。
11/28 14:42:19
> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「ンー……悲しいっつーか……情けないっつーか…そんな気分ではあったな…しかし俺そンなに顔に出るか?困ったなこりゃ」

仕事にあたる際は尻尾は勿論表情にも気を使っているつもりなのだが、この分ではそれも上手くいっていないのかもしれない。まさに調子が狂うというやつだ。

一人が苦手だと零す少女の思う所は先日の出来事から悪魔にも想像がついた。すぐさま切り替える様を見て蒸し返すのは避ける。

「あー、ウン、そうだよな。カッコイイ方がいいよな?メキメキ……?お、おう……えぇと、よろしく頼む……?」

メキメキーってなる、から何を想像したのか、身を乗り出す少女に対し若干気圧されるように仰け反りながら頷いた。
ふと、一拍遅れて口を開く。

「授業料はいくらだ?」

悪魔はやはり悪魔だった。
11/28 10:03:41
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「いつもしない顔してた、から……違うならいいんだよ!マツリは気にし過ぎるときあるから!」
そう言いながら悪魔の表情が変わるのも見た。なんだかいかめしいというか、気を取り直すという顔ではない気がする。

「ひとりかあ。……マツリは一人の方が苦手かも」
少女の言う一人と、彼の言う一人は違う。それは戦闘の事でもあるし、生き方のことでもあった。
自分は一人で生きていけたか?と考えれば、つい先日の空腹が過る。無理だ、と思う。

「カッコいい!マツリそんな風に考えたことなかった!えへへ……そっかあ、おじさんもカッコいい方がいいなあ」
微妙に過ったことはすぐさま忘れてしまったようだ。にま、と笑うと嬉しそうに身を乗り出す。

「じゃあマツリとお稽古しよう!多分おじさんは元々のがあるから、メキメキーってなるよ!」
破砕音ではない。成長的な意味の身振りをつけながら言った。
11/28 09:18:41
> 白鬼祀里(85)
ゴギョウ(ENo.287)
「悲しい顔?」

目を瞬かせる。そんな指摘をされたのは初めてだ。情けない気分が顔にまで出ていたのだろうか、と考えると妙に恥ずかしくなって誤魔化すように軽く咳払いした。キリッとしたつもりなのか、眉間のシワが深まる。怖い

「ン゛ン、そうは言ってもな。俺は今までも一人で何とかしてきたし……むしろ他の奴らと肩並べて戦う方が不慣れなんだが……。……あー、でも、何だ……確かに実力ある方が安全なのかもな。それに……」

何故この少女はこんなにも自身の事を気にかけたり心配してくれたりするのだろうか、と考える。以前の自分の言動が少女を救ったとして、それはこれ程考えて貰えるだけの価値があったのだろうか。金を介さない気持ちのやり取りはあまりに不明瞭だ。
だが、少しずつでも分かる事はある。

「嬢ちゃんみてぇにしっかりと戦えるってのは、カッコイイかもなァ、なんて……」

少女に心配されるよりは、いい格好を見せたい。結果確保される身の安全よりも、そんなささやかな願望が悪魔の気持ちを少し持ち上げた。
11/28 08:55:29
> ゴギョウ(287)
マツリ(ENo.85)
「なんでだろうね!アギーおじさんは戦うときだけ、すっごく元気になるし……ほんとにわかんない!」
一応付き合いは長い筈だが、少女の純粋な価値観でもあの男の信念はわからないらしい。あまり重く受け止めていない辺り、男も積極的に反応しないのだろう。

「おじさん、なんだかすごく悲しい顔してる」
悪魔が自嘲するほど、戦闘能力が低いとは思っていない。このひとは頭が回るし、仲間を有効に扱っていると少女は思っている。

だが、一人ならどうだろう?

「おじさんは強いよ。マツリは人の価値観でしか見れないけど、そう思う。でも、一人で、って考えたら不安だと思うし……お稽古!マツリはこれでも皆伝のひとだからね!」

このひとが悲しい顔をするのはなんだか嫌だ。だから、力になれそうなことなら或いはと考えて少女は提案した。
11/28 07:21:02
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