捨てられた廃神殿


何処かの海辺に残された、神殿跡地。

かつて何かを祀っていた場所の様だ。争いがあったのか災厄が起きたのか定かではないが、辛うじて残されていた手記によればかなり昔にここは捨てられ、以降滅多に人が寄り付かない忘れ去られた廃墟と化しているらしい。

――現在、此処を見つけた一人の竜が仮住居として住み着いている。

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> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「認識ノ違いなノー……」

(便利な言葉で誤魔化す、ズル賢いスライムだ)

「そうそう、喋れるのモ、見れるのモ、聞けるノモ、全部ご主人ノお陰……
望んで私に? それは……分からないノ。ご主人は最期ノ残った時間で……『悲しませて、ごめんね』っテ、『楽しい冒険の日々をありがとう』っテ、それを私に伝えテ、冷たくなったかラ……
だから、何も分からないノ、よ。」

(いくら過去だと割りきっても、こうして話すと後悔が次から次へと湧いてくるようで)
10/25 23:33:47
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「〝?〟って顔されましても…」

どう言えば伝わるのか。種族の、いや概念の違いって難しい。

「たまには私から乗り気になるのも悪くはないでしょうし。
まあまあ、教えて頂ける範囲で構いませんよ…」

そう言って、思い出したという話を静かに聞く。
人間の主人との冒険。様々な地に赴き、新たな世界を切り開いていく生き方。そして悲しい最期。
……どれも今まで海底に籠り切りだった水竜にとっては、とても広い世界の話に感じた。

「……冒険に危険は付き物といいますが、そのような悲しい事もあったのですね。
では、今のライムさんは…元のライムさんとそのご主人によって構成されている、といった所ですか。

……ロクデナシ、ですか。ふむ。

……そのご主人は、望んで貴方に身体を捧げたのです?」

自分の行為を後悔しているともとれる様子のスライムに、そんな疑問を投げかける。
10/25 00:52:10
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「……?」

(何が『?』だ。どうやら天然の様子、どうにも竜心の分からないスライム心である)

「やった!お泊まり!
思い出したっテ言ってモ、あまり聞いて良いことは無いノよ? 話すには話すケド……」

(そこから語られるは、自分がご主人と呼んでいたらしき人間の冒険の物語。
短き人生の華々しい所から、終わりまでのお話。
火山・樹海・溟海、多くの地を踏破し、多くの発見・発展の切っ掛けを作ったご主人の最期は、自身と同じく瀕死となった相棒のスライム、スライミー・ライムにだけ看取られた深き深き遺跡の奥での二人ぼっちの最期だった。)

「──そこで、死にかけだった私は、ライムは……ご主人ノ屍肉を貪り喰らっテ、失った所を補っテ、今ノ身体と命を手にした。
……結局は、自分ノ命が惜しいからっテ大切ナご主人の遺体を傷付けるような……そんな、ロクデナシな弱小魔物なノ。
……やっぱり、あまりお姫様ノお友達には釣り合わないノよ?」

(決して友達が嫌な訳ではない。しかし、思い出せば思い出すほど……自分の恥ずべき行為が嫌になる。
そんな、思い出さなければ幸せだったかもしれない、思い出すべき過去のお話だった。
珍しいくらいに、どこか寂しげで……こうして話すのは、貴女だけだろう。信頼する貴女にこそ、恥ずべき自分を知って欲しかった)
10/24 00:08:05
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
どうしてさらっとそういう言葉が出て来るんですかね?

思わずティーカップから目を話す。
危ない、もし口に紅茶を含んでいたら噴き出していたところだった

「他に思いつきませんし……今はこういう時間を楽しむというのもいいでしょう?いいですよお泊り。

…あ、お魚も気になりますが、聞きたいですねその話。
私も偽物には散々苦しめられましたから。あとライムさんの昔話ってのも聞きたい。
……じゃあこうしましょうか。お礼代わりに過去話聞かせて下さいよ。」

妙に乗り気だ。表向き恥ずかしがったりそっけなくても、やはりどこか寂しくは思ってしまうようで。
それと別に、なにかと好意的に接してくるこのスライムの昔というのも気になる。
10/22 12:22:01
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「何か意識しなくてモ、ミィリスさんはそのままノ自然ナ笑顔が一番可愛いノよ?」

(紅茶のカップを覗きこむ貴女を見て、難しく考えているのだろうかといった様子で。聞いてる方が恥ずかしくなりそうな褒める言葉は言い出せるのにこのスライム……)

「本当にこのままで良いノー? 私は嬉しいケド……本当に無いならこのままお泊まりしちゃうノよ?
もう一人の自分と戦っテ、昔むかーしノ事とかを最近思い出したノ!美味しいお魚料理モ!」

(クッキーを食べ終え、突然のお茶会の次は突然の無茶ぶり。
しかし一緒の時間が続くことを望まれると、それはそれで気恥ずかしいのかそわそわしている)
10/21 21:32:58
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「今みたいに……今みたいに、ですか。
……努力はしましょう。」

水竜は意図していなかったが、自分は今そんなに笑っていたのか。
紅茶の水面に映る顔を見る。 ……無意識の内に出てしまう表情というのはどうにも難しい。

「私としては、初め追い出されたときはテリトリーを奪われた気分でしたけどね。
……ま、こういうのなら…『運命』も悪くはないかな。

望み、ですか…。あんまり考えた事は無かったですが…。先日のお泊りや今みたいに、のんびりできればそれでいいかなって気もしますけど…」

自分がこれまで欲してきた、独り善がりな望みとは違う、誰かといる楽しみへの望み。
未だ慣れぬ気分ではあるものの、現状だけでも、この水竜にとってはどこかで十二分に満足を感じている。
10/20 21:14:15
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「補助になってくれると良いナー、必ず行くとは言ったケド……やっぱり、早くまた会いたいノよ?
その時は、また今みたいに素敵に笑って迎えて欲しいノ!」

(貴女の笑顔が好きなのだろう。こちらも笑みが溢れてくる)

「そっかー、それなら安心なノ。もしまたお外で冒険とか交流するっテなったラ、今回みたいにお互い違う世界で会うこともあるのかナー。​​​​​それはそれで『運命』なノよ!
……普通にお話ししテ、お菓子食べテ、お茶会って楽しいノね。やっぱりミィリスさんに会えてとっても良かったノ。普段ノお礼ノつもりだったケド、何だか私ばっかり良い思いしてるみたいで​​​​​​……何か、ミィリスさんが望む事っテある?」

(ホイールオブフォーチュン、類い稀な『運命』の持ち主だ。そしてやっぱり本人に直接望む事を聞く辺り、配慮が無い……だが一番ライムの中で確実なのだろう。相手を喜ばせ楽しませる経験が無いのだから)
10/17 21:50:14
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
自信を持ったその言葉に、にこりと微笑んだ。

「ええ、そんな感じです。
元素は……そうですね、効果は薄いかもしれませんが、少なからずそういった補助にはなるかと思います。」

中の水も水筒に汲んだような状態…つまり、自然物から切り離している状態ではあるが、ちょっとぐらいはそういった要素も残っている可能性もあり、また魔法の影響が関わっている為、多少の効果はもたらすのでは、という見解だ。

「仕事……そう、ですねぇー……
元々、従者間でも、私に世間を学ばせるに外で冒険なり交流なりさせようって考えはあったみたいですし…
大体の事は側近がまとめてくれるので、何かおかしなことにならない限りは、それなりに安定はしているでしょう。
……とはいえ、やはり最終的に確認などはしなければならない事は、多いでしょうけど。」

ちょっと、おっくうである。
10/17 01:04:18
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「期待してテ!
水は海、炎は火山……覚えておくノー。ミィリスさんノ世界ノ元素?みたいなのが入ってるかもしれないし、このオーブがあれば少しは移動魔法ノ助けになるかナ……?」

(ちょっとした希望が見えてきた? 助けになるのかは分からないが、さくさくと軽くなった気持ちでクッキーを口に運ぶ)

「ミィリスさんは、帰ったラやっぱり色々とやる事が溜まってるノかナ?
しばらくいなかったわけだケド……」

(飛ばされた事情を知らなかったら突然消えてそうなのでわりと大惨事なのでは?と心配気に)
10/16 00:40:44
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「ふふふ……なら期待させて頂きましょう。戦争こそ無いとはいえ、亜人や魔物も生きる世界。
多少の荒事は存在しますからね。」

自信たっぷりに騎士になる夢を語る様子に、笑みがこぼれた。

「むー…転移手段も安定してませんし、教えに行く、というのも難しそうですからね…
とりあえず言える事は、自然事象に沢山触れる環境を作るのが魔法は身に付きやすい、でしょうか。
炎の魔法なら火山、水の魔法なら海や湖の様な……。
世界によって差異はあるでしょうけれど、そういう場所の方が魔法の助けになる元素や精霊といった存在は多いでしょうから。」
10/15 01:12:30
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「もちろん! いつかはミィリスさんをどんな敵からモ守ってみせる騎士様になるノー」

(なお平和そうなのでそんな日が来るのか?)

「私ノ持ってる物は自分ノ星にしか帰れないし、元居た所に戻って……お勉強かナー、まだまだ魔法モ魔道具モ分からないし……むむむ​​​​​​」

(退屈そうだが、人間と違って時間には困らなそう)
10/13 17:08:38
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「……頼もしいですね。ライムさんは。」

たとえ仮のものだとしても、そこまでの信念をもってはっきりと言える事が、羨ましく思える。

「……どうしてでしょうね。
帰りたくないわけじゃない。やっと家に帰られるんですから。
ただ同時に、もう帰らなきゃいけないのか、という気分にもなるんです。」

きっと心の底で、ここでの開拓も楽しかった、厄介事も多かったが、それでもいい経験だったと、思っている。
自分も、帰る事が惜しくなるくらいに。

「……ライムさんは、開拓が終わったら…どうするんですか。その…元いた場所に、帰ったり、とか。」

複雑な気分になりながら、クッキーを、紅茶を、少しずつ口に運ぶ。
10/13 02:55:52
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