街外れの研究室

街外れにぽつんと存在する家。
一見してただの家にも見えるその建物は研究施設でもあるらしい。

ここでは珍しい素材や品質の良い素材、それ以外にも魔力の込められた薬品など様々な物を買い取りを行っている。
あなたはそれらの素材を売りにやってきてもいいし、それ以外の目的で訪れてもいい。

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> ハイプ(562)
モリオン(ENo.586)
「元は薬湯を作ることから転じた趣味だ。薬効を引き出しつつ味も整えようとすると中々複雑でな。作ったものを試すために飲んでいるうちに習慣になった。好んでいると言えば好んでいると言えるのだろう」

「淹れ方も、適当な淹れ方をすれば成分が壊れ、味も落ちる。お前も薬を作る身ならわかるだろう。全てが計算され作られる物の素晴らしさが」

その理屈で言うならば普通の料理だとて極めそうなものだが、そうならないのは結局のところ、単純に男は茶が好きなのだろう。
ただ、好ましいと思う感情にすら理屈を絡めなければ気が済まない気質の持ち主であるらしい。
4/11 21:17:10
> モリオン(586)
ハイプ(ENo.562)
今までまわってきた世界に、食事を取らない国があった事を思い出す。
モリオンも同じようなものなのだろうかと思案し、しかし不健康そうな外見故に途中でそれをやめた。
カロリーを求めて二つ目の角砂糖に手が伸びる。

「お茶じゃ栄養とれないんじゃない?酷い顔よ」

目の前で角砂糖をちらつかせて口へ放り込む。偉そうなお説教がとんできそうなので、
摂取できるものは自然な流れで摂取しておかねば――そんな魂胆だった。

「それとも紅茶がそんなに好きなの?」
3/27 15:52:25
> ハイプ(562)
モリオン(ENo.586)
紅茶を美味しそうに口にする少女に言葉はなくとも満足そうだ。

「食事を摂る回数より茶を飲む回数の方が余程多いからな」

そう言い、ふんと鼻で笑うように息をつきつつも、
紅茶を口にするその顔は普段よりいくらか和らいで見える。
しかしそれでも目の下には深いくまが見て取れ、
睡眠不足であることが窺える。
随分と日々研究にのめり込んでいるのだろう。
 
3/12 22:09:14
> モリオン(586)
ハイプ(ENo.562)
「べっっっっつに!ちょっと見てただけじゃない!」
見入っていたのか、いきなり振ってきた声に驚き肩がこわばる。

高級さを伺わせるティーセットに心の中で「成金か……」と零しながらも、
その美しさには素直に感心している模様。料理などまるで出来ないだろうと思っていただけに、
「上手ね」
その手つきに思わず声が漏れた。

角砂糖をひとつだけ、あとは何もいれずに少し口に含んだ――美味しい。まともな甘味は数日ぶりだ。
声に出さないものの、顔にはきっちり喜びの感情が溢れている
2/14 18:58:00
> ハイプ(562)
モリオン(ENo.586)
置いてある道具は一目で用途がわかるものから何に使うのかさっぱり予想がつかないものまで様々だ。
ただ、どれも小奇麗にされているあたり、丁寧に扱われていることが窺える

暫くするとトレイの上に茶器を乗せて男が戻ってくる

「道具などいくら眺めたところで技術が上がりはせんぞ」

白いカップとティーポットには金の細やかな装飾が下品でない程度に煌めいている。見る者が見ればそれなりの品であることは分かるだろう。
男はトレイをテーブルの上に下ろし、慣れた手付きで既に蒸らし終えている紅茶をカップへと注いだ

紅茶からは柔らかく、けれど芳香な香りがにおい立ち、カップの内側にはゴールデンリングが美しく現れている。
多少紅茶の知識がある者ならば、淹れられた紅茶がウバであることが分かるだろう

「ミルクと砂糖は入れたければ入れろ」

トレイの上に残されたミルクと砂糖を顎で指し、
少女の近くに紅茶を置いて男も適当な席に座り紅茶を口にする。
2/5 01:01:25
> モリオン(586)
ハイプ(ENo.562)
「ほんっっっっとにムカつくやつねあんたーーっ!!」
背を向けて部屋を出たモリオンにぎゃいぎゃいとわめきちらす。
返事が返ってきたとしてまた嫌味やら皮肉なのだから更に激昂するだけなのだが、
怒らずにいられないのはこの女の性格か。

「もう……よくあんなのでお抱え研究者やってるわね。…あたしも人の事いえたもんじゃないけど……」
ぶつぶつ小言を零しながら研究道具をまた見つめる。触るなよ、と言われると余計に気になるのは人の性。
触りはしないが近くで見ようと身を乗り出して、細部をじっくりと眺める事にした。
2/5 00:11:27
> ハイプ(562)
モリオン(ENo.586)
研究道具へ視線を向ける少女へ迂闊に触れるなよ、と軽く忠告する

「生憎誰ぞと遊ぶための道具など置いてはいない。それに俺の頭は常に動かしていて劣化する暇もないんでな。お前は使わなすぎて脳に雑草でも生えないように注意するといい」

花でも生えてそうだな、と特に意識した様子もなく男の口からはさらさらと嫌味が出る

「娯楽を提供する気はない。が、仕事の労いに茶くらいは淹れてやってもいい」

そう言うと少女の返事を聞くでもなく、茶の準備をしにか奥の部屋へと姿を消した
2/4 23:51:10
> モリオン(586)
ハイプ(ENo.562)
「がさつだなんて失礼しちゃうわね!!そんなテキトーな仕事なんかした事ないわよ!」
ぶわ、と長い髪が揺れる。並べられた貨幣は彼女にとって満足のいく額だったらしい、それ以上怒るに怒れない。

「おひねりどうもっ……!」
貨幣を袋にしまいこみ、モリオンの私物にいくつか興味を示す。
研究道具だろうか、はたまた只の日用品だろうか。

「…ね、なんかトランプの一つでもないの?狭いわけじゃないけど娯楽道具っぽいのはなさそうだし。
 どーせ散歩にも出てないんでしょ、頭腐っちゃうんじゃないの」
2/4 23:26:00
> ハイプ(562)
モリオン(ENo.586)
「生憎、先触れなしの訪問者を迎え慣れていないんでな」

少女が中に入ると扉を閉め、後ろからテーブルに歩み寄る。
そこに並べられた薬草を丁寧な手付きで手に取り、状態を確認する。

「ほう、良い品質だな。がさつなお前の仕事とは思えん程度には」

真剣な目つきで薬草を次々と確認していき、全てに問題がないことを確認すると少女に向き直る。

「量は今の段階では必要ない。必要になるようならその時にはまたそう依頼を出す。」

そこまで言うとローブの胸元を漁り、取り出した袋の中から銀貨を数枚テーブルの上に並べる。

「想定していたより中々状態が良い。報酬の上乗せ分だ」

取るように顎で指し示す。一々動作が偉そうであり、人に命令しなれた立場であることが滲んでいる。
1/31 17:49:38
ハイプ(ENo.562)
「あたりまえよ!っていうか!待たせたことに対する謝罪も『ごきげんよう』って挨拶もないワケ?相変わらずヤな奴ね」
入るわよ、とふくれっ面になりながら歩み寄る。手近なテーブルを見つければ、そこに採取した薬草を数種類並べるだろう。流石本職と言うべきか、品質はなかなかで保存方法に至っては完璧に近い。

「量は大していらなかったのよね」
1/24 00:42:47
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