山中美術大学天文部

事件前

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>   (816) 衛門 諸汰(815)
「待ってくださいよ~せんぱ~い♪」

衛門に続いてテントから出ていく。
何事もなかったように部員達と合流し、試運転のお披露目をするだろう
5/15 17:09:38
>   (816) 衛門 諸汰(815)
相手がテントを出るとほぼ同時に呟く様に紡がれた忠告に、にんまりと

「え~??何の事ですかぁ?」

素知らぬふりをして首をかしげる。あざとい。
5/15 16:15:28
>   (816) 衛門 諸汰(815)
「ホントだ…、あとでみんなにも試運転見てもらわないとですね」

ドアを看板をぶつかる音に少しびっくりして視線をそちらへと向けて
5/15 16:14:10
>   (816) 松村ゆかり(811)
衛門 諸汰(ENo.815)
んな男にくっついたら……
 ……勘違いさすぞ

テントの中に小さく言い残し、喧騒に混ざっていく。
5/15 15:58:09
>   (816) 松村ゆかり(811)
衛門 諸汰(ENo.815)
気持ちよっ……
 いや、俺が止めんでもどうせ皆帰ってくるやろ……ほらな」

人の話し声が近づいてくると同時に開く扉。
物をぶつける音が騒々しい。

立ち上がり、重いトートバッグを脇にテントから出ていく。

「それにやな……」
5/15 15:57:23
>   (816) 衛門 諸汰(815)
「え~、なんか気持ちよかったのに~」

残念そうにむくれる。
心地よいのを強引に打ち切られた事もあるが、
可愛い女の子が寄りかかったりしたらもっと…面白い反応が見られると思ったのに、むしろつれなくされ不満そうだ。

そうしているうちにガヤガヤと人が部室に戻ってくる声が聞こえる。
看板をドアにぶつけたりしながらなので騒がしい。
 
5/15 15:50:49
>   (816) 松村ゆかり(811)
衛門 諸汰(ENo.815)
というか、この状況を人に見られるわけにはいかない……。

『松村ゆかりは皆の松村ゆかり』。ゆかりの虜になった男子がいつしか口にした言葉。

ゆかりのことは自分も好きだが、別に抜け駆けしたいわけではない……
恨みを買うのはごめんだ。
試運転もほどほどにして切り上げなければ。

「こらこら……こんなとこで寝たらあかんよ。
 ちゃんと動くことも分かったし、そろそろしまいにしよか」

ぷつり。

スピーカーから音が止む。
ノートパソコンを操作したのだ。
5/15 15:34:56
>   (816) 松村ゆかり(811)
衛門 諸汰(ENo.815)
「……!?」

(そこまでする!??)

肩口にかかる小さな重みに硬直しながら、
衛門は心の中で叫んだ。
5/15 15:34:08
>   (816) 衛門 諸汰(815)
「そうですか?じゃあ明日この前課題で提出したワンピース、持ってこようかな~」

スピーカーから流れる自分の声にほんの少し違和感を感じながらゆっくりと回る星空を眺めている。

「……でも、居心地良すぎてちょっと眠くなってきちゃいますね…」

こてん、と相手の肩に頭を凭れさせて
5/15 15:00:35
>   (816) 松村ゆかり(811)
衛門 諸汰(ENo.815)
「そうなん? 松村ちゃんの作った服……見てみたいわ。」

寄り添い合いながら、体温を感じながら手作りのプラネタリウムを二人きりで観ている。

松村ゆかりの綺麗な声でナレーションが流れる。
本人が隣にいるのに……

「見てるて……。
 綺麗やな。」

星も、曲も、声も。

全く落ち着かない。
心臓の音が聞こえてしまいそうで、居心地悪そうに座り直した。
5/15 13:34:57
>   (816) 衛門 諸汰(815)
「わ~~音楽とばっちりですねぇ~!」

音楽は先ほども少し聞いたが、星空を見ながらだと格別だ。

「ほら、見てくださいよ先輩」

身を寄せながら天井を見上げている。
5/14 17:50:49
>   (816) 衛門 諸汰(815)
「服選んだり~デザインとかは好きなんですけど~実際作るのはちょっとぉ…」

一応ミシンの使い方は学んでいるも、デザインはともかく服を自作するなんて面倒臭い上うまく作れるはずもない。
課題が出た時も殆ど人に手伝ってもらっているのだ。
 
5/14 17:35:02
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