ノアイール家・別荘
やあ!
君は迷子かな? それとも客人か?
どちらにせよ、こんな廃墟に迷い込んでしまって、
さぞ心細いことだろう。
どれ、僕が少し案内してやろう。
ここはノアイール家の次男の
モーガン坊ちゃま……まあ、僕のことだ。
僕が生きていた時に暮らしていた屋敷。
僕は生前の行いの異常さから本家を追い出され、
この別荘で一生を過ごした。
昔は使用人も居たんだが、今は僕と僕の死体しかいない。
僕の死体が夜に掃除を行っているが、
それでもこの広さを一人で掃除するには
無理があるようで、そこかしこに蜘蛛の巣がある。
……蜘蛛の巣以外にも色々あるって?
そりゃそうさ。僕が住んでいたのだから。
この家のどこでも、好きに歩いてかまわない。
電気もなければ、水は外の井戸から汲まないと
いけないけどな。
最後に、贈り物だ。これはこの屋敷の見取り図。
それでは、良い一日を。
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ディータ(845)
はぴば(ENo.830)
「ひゃーい。こほん。はーい。
あいてまーす。いまーす。
暗いので、足元にお気をつけくださーい。」
(エントランスから廊下の手前で、モップを持ちながらわたわたとしている。
いつもより声を張り上げて、玄関に向けて声をあげた)
あいてまーす。いまーす。
暗いので、足元にお気をつけくださーい。」
(エントランスから廊下の手前で、モップを持ちながらわたわたとしている。
いつもより声を張り上げて、玄関に向けて声をあげた)
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