命を救ったオフ会
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──AM 09:40──
04/10 07:21:00 ENo.1217 more_vert
国崎 晃:
金髪の男が駅前広場にやって来た。スマートフォンの時計を見て間に合った──というより、むしろ少し早く来過ぎたのだが──ことに安堵する。
少し周りを見渡し、あまり意味のないことだと気付き大人しく約束をした姿を知らぬ少女を待つことにした。
少し周りを見渡し、あまり意味のないことだと気付き大人しく約束をした姿を知らぬ少女を待つことにした。
04/10 07:26:02 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
――1分後
人ごみを避けながらちょこちょこと歩いてくる少女が一人。
高身長の金髪を見つけて少しだけ驚いた顔をしたあと慌ててスマートフォンを見る。
19分前。伝えられた時間が間違っていなければ確かに19分前なのだが、
既に待機していた待ち人を見つけて慌てて駆け寄る。
「あ、あのっ…ご、ごめんなさい…お、お待たせしましたか…?」
人ごみを避けながらちょこちょこと歩いてくる少女が一人。
高身長の金髪を見つけて少しだけ驚いた顔をしたあと慌ててスマートフォンを見る。
19分前。伝えられた時間が間違っていなければ確かに19分前なのだが、
既に待機していた待ち人を見つけて慌てて駆け寄る。
「あ、あのっ…ご、ごめんなさい…お、お待たせしましたか…?」
04/10 07:55:37 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
駆け寄ってくる小柄な少女を見てほっとした表情を浮かべた。
「あ、お前がミミか?大丈夫だぜ、今来たとこだから。マジでついさっき、1分前ぐらいに来たとこ。」
ゲームの中の姿しか知らなかった少女を見る。姿も声も違うが、なんとなくその少女が自分の知る『ミミ』だと感じられた。
「無事会えて良かったぜ。改めて、俺がアキラ……国崎 晃だ。よろしくな。」
「あ、お前がミミか?大丈夫だぜ、今来たとこだから。マジでついさっき、1分前ぐらいに来たとこ。」
ゲームの中の姿しか知らなかった少女を見る。姿も声も違うが、なんとなくその少女が自分の知る『ミミ』だと感じられた。
「無事会えて良かったぜ。改めて、俺がアキラ……国崎 晃だ。よろしくな。」
04/10 08:06:41 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「1分前ですか?そ、それならよかった。」
貴方の見た目が変わらないので忘れていたが自分は別人だったことを思い出し
はっとした後、困ったように眉を下げた。
「…あ、ご、ごめんなさい。姿違うから…びっくりさせましたよね。
私は八目ミミです。よろしくお願いしますね。」
貴方の見た目が変わらないので忘れていたが自分は別人だったことを思い出し
はっとした後、困ったように眉を下げた。
「…あ、ご、ごめんなさい。姿違うから…びっくりさせましたよね。
私は八目ミミです。よろしくお願いしますね。」
04/10 08:16:18 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「ああ、迷って遅刻しないように早めに出たら早く着き過ぎちまって。でもお前も随分早く来たんだな?待たせることにならなくて良かった。
名前はお互い本名だったんだな。よろしく、ミミ。
ん、別にびっくりしてないぜ。ただ、そうだな……眼鏡、かけてたんだな。」
自分の知る姿と大きく印象が違うといえばその点だった。
名前はお互い本名だったんだな。よろしく、ミミ。
ん、別にびっくりしてないぜ。ただ、そうだな……眼鏡、かけてたんだな。」
自分の知る姿と大きく印象が違うといえばその点だった。
04/10 08:38:08 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「ふふ、そうだったんですね。
…私も、遅れるよりは早くついて待ってたほうがいいかなって思って…。早く来ちゃいました。」
相変わらずの真面目さに思わず笑みが溢れる。
「あ、はい…。度は入ってないので、本当はかけなくても見えるんですけど…あったほうが落ち着くので…。
アキラさんは……本当に変わらないんですね。おかげですぐにわかりました。」
…私も、遅れるよりは早くついて待ってたほうがいいかなって思って…。早く来ちゃいました。」
相変わらずの真面目さに思わず笑みが溢れる。
「あ、はい…。度は入ってないので、本当はかけなくても見えるんですけど…あったほうが落ち着くので…。
アキラさんは……本当に変わらないんですね。おかげですぐにわかりました。」
04/10 08:51:46 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「……そっか」
あなたの笑顔を見てついつられるように笑った。姿は違えどやはりこの少女は自分の知る『ミミ』だ。この少女の笑顔を見るとなんだか心が温かくなるのを感じるのだった。
「へえ、似合ってるしいいんじゃねぇか?俺はまあ、いい目印にはなるだろ。」
少しの自嘲もなくはないが、せっかくあなたが褒めてくれた髪だ。以前よりは悪く思わないようにしていた。
あなたの笑顔を見てついつられるように笑った。姿は違えどやはりこの少女は自分の知る『ミミ』だ。この少女の笑顔を見るとなんだか心が温かくなるのを感じるのだった。
「へえ、似合ってるしいいんじゃねぇか?俺はまあ、いい目印にはなるだろ。」
少しの自嘲もなくはないが、せっかくあなたが褒めてくれた髪だ。以前よりは悪く思わないようにしていた。
04/10 09:07:35 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「に…似合って…ますかね?あ、ありがとうございます。
そんな風に言われたの、初めてです。
ふふ、あの時は夜だったけど、昼でもすぐ分かるくらい、凄く綺麗ですね。
アキラさんのことなら、きっと何処に居てもすぐに見つけられます。」
嘲笑も蔑みもない。あの時から純粋にそう思うのだ。
「先にどこいきますか?ご飯には少し早いですけど…あ、アキラさんはちゃんと朝ごはん食べましたか?」
そんな風に言われたの、初めてです。
ふふ、あの時は夜だったけど、昼でもすぐ分かるくらい、凄く綺麗ですね。
アキラさんのことなら、きっと何処に居てもすぐに見つけられます。」
嘲笑も蔑みもない。あの時から純粋にそう思うのだ。
「先にどこいきますか?ご飯には少し早いですけど…あ、アキラさんはちゃんと朝ごはん食べましたか?」
04/11 06:30:31 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「そうなのか?可愛いのに」
素直な感想を口にした。他意はない。
「……ふ、じゃあ今からその辺の人混みに混ざりに行って見つけられるか試してみようかな、なんて。
朝飯は食ってきたぜ、今朝はブリの照り焼きだったからテンション上がってる。ミミが食べて来てないなら先にメシでもいいけど、大丈夫なら猫カフェでも行くか?」
褒め言葉には照れ隠しに軽口を返し、スマートフォンで猫カフェの営業時間を確認した。10時開店なので、これから向かってもちょうど良い頃合いだろう。
素直な感想を口にした。他意はない。
「……ふ、じゃあ今からその辺の人混みに混ざりに行って見つけられるか試してみようかな、なんて。
朝飯は食ってきたぜ、今朝はブリの照り焼きだったからテンション上がってる。ミミが食べて来てないなら先にメシでもいいけど、大丈夫なら猫カフェでも行くか?」
褒め言葉には照れ隠しに軽口を返し、スマートフォンで猫カフェの営業時間を確認した。10時開店なので、これから向かってもちょうど良い頃合いだろう。
04/11 13:54:36 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「か…かわいい…です…か?」
目を丸くしたあと、ウロウロと視線を泳がせた。
気恥ずかしさから目をそらす。
「…隠れんぼですか?ふふ、いいですよ。絶対見つけますから。
それならよかった、照り焼き美味しいですもんね。和食好きなんですか?
あ、私は朝は食べない派なので…大丈夫です。早速猫カフェ行っちゃいましょうか」
目を丸くしたあと、ウロウロと視線を泳がせた。
気恥ずかしさから目をそらす。
「…隠れんぼですか?ふふ、いいですよ。絶対見つけますから。
それならよかった、照り焼き美味しいですもんね。和食好きなんですか?
あ、私は朝は食べない派なので…大丈夫です。早速猫カフェ行っちゃいましょうか」
04/11 20:15:10 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「ん……いや、その……今のは別に変な意味じゃ……。」
目を逸らしてしまったあなたを見てこちらも動揺し顔を赤らめた。
誤魔化すようにわざとらしい咳払いをする。
「へえ、大した自信じゃねぇか。じゃあ隙を突いて隠れてやろっと。
ああ、和食の方が好きなんだ。ブリの照り焼きとか、鯖の味噌煮とか、肉じゃがとか。」
話しながら、地図を見てあっちか、と方角を確かめた。
目を逸らしてしまったあなたを見てこちらも動揺し顔を赤らめた。
誤魔化すようにわざとらしい咳払いをする。
「へえ、大した自信じゃねぇか。じゃあ隙を突いて隠れてやろっと。
ああ、和食の方が好きなんだ。ブリの照り焼きとか、鯖の味噌煮とか、肉じゃがとか。」
話しながら、地図を見てあっちか、と方角を確かめた。
04/12 02:18:06 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「あ、は、はい。大丈夫ですよ、分かってますから…。」
緩く首を横に振る。
社交辞令だとは思うが、あまり言われ慣れてない言葉に反応してしまった。
自意識過剰だと思われたかもしれない。
「ふふ、いいですよ。いつでも受けて立ちます。
そうなんですね、私も和食好きなのでなんだか嬉しいです。」
同じようにそちらを見た。
行きましょうか、と声をかけて歩き出す。
緩く首を横に振る。
社交辞令だとは思うが、あまり言われ慣れてない言葉に反応してしまった。
自意識過剰だと思われたかもしれない。
「ふふ、いいですよ。いつでも受けて立ちます。
そうなんですね、私も和食好きなのでなんだか嬉しいです。」
同じようにそちらを見た。
行きましょうか、と声をかけて歩き出す。
04/13 20:31:32 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「和食いいよな。今は温め直して食ってるからちょっと味が落ちるんだけど……」
歩きながら、あなたの方に視線を向けるとふと何かに気づいたように立ち止まり、ゆっくり歩き出した。あなたの歩調に合わせようとしているようだ。だがあまりうまく行かず少しぎくしゃくしている。
歩きながら、あなたの方に視線を向けるとふと何かに気づいたように立ち止まり、ゆっくり歩き出した。あなたの歩調に合わせようとしているようだ。だがあまりうまく行かず少しぎくしゃくしている。
04/17 23:10:05 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「…やっぱり日本人なので、煮物とかの茶色いものって、落ち着くといいますか…。
あ、も、勿論、洋食も美味しいですけど…。」
気になる部分がなかった訳ではないが。
あまり家庭の事情に突っ込むのも、と思い、敢えて触れずにおいた。
貴方のたどたどしい歩き方に気づいて目を向けた。
少しだけ考え、合点がいったように頷くと、穏やかに微笑んだ。
「…あ、ごめんなさい。もう少し早く歩きますね。」
そう伝えれば、ちょこちょことせわしなく足を動かし、早足で歩き始める。
あ、も、勿論、洋食も美味しいですけど…。」
気になる部分がなかった訳ではないが。
あまり家庭の事情に突っ込むのも、と思い、敢えて触れずにおいた。
貴方のたどたどしい歩き方に気づいて目を向けた。
少しだけ考え、合点がいったように頷くと、穏やかに微笑んだ。
「…あ、ごめんなさい。もう少し早く歩きますね。」
そう伝えれば、ちょこちょことせわしなく足を動かし、早足で歩き始める。
05/01 14:54:06 ENo.1218 more_vert
国崎 晃:
「親父が日本贔屓で昔から和食多めだったんだよな。洋食も嫌いってわけじゃないけど馴染みがあるのは和食っつーか……あっ」
あなたがちょこちょこと早足で歩き始めたのを見て焦った様子でそれを止めようとした。
「いやっ、おい、無理しなくていいって!こういう時は男が合わせるモンだろ、よく知らねーけど……」
あなたがちょこちょこと早足で歩き始めたのを見て焦った様子でそれを止めようとした。
「いやっ、おい、無理しなくていいって!こういう時は男が合わせるモンだろ、よく知らねーけど……」
05/03 02:59:07 ENo.1217 more_vert
八目 ミミ:
「えっ?」
制止に反応して一度足を止めて貴方を見る。
「…あ。私は大丈夫ですよ?…足の長さ違うから、歩幅も違いますもんね。」
いいながら貴方の腰の高さを確認して、驚いたような声を出した。
「アキラさんって、紳士ですよね。」前にも言いましたっけ?と付け足して、また歩き出す。そろそろ着く頃だろうか。
制止に反応して一度足を止めて貴方を見る。
「…あ。私は大丈夫ですよ?…足の長さ違うから、歩幅も違いますもんね。」
いいながら貴方の腰の高さを確認して、驚いたような声を出した。
「アキラさんって、紳士ですよね。」前にも言いましたっけ?と付け足して、また歩き出す。そろそろ着く頃だろうか。
05/08 16:54:26 ENo.1218 more_vert
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