【騒乱荊街】其の生命は落葉に埋まる

12月末、深夜になればワールドスワップが行われる日。
しかし、住民にそんな事はわからない。

普段通りの日常を送っている。

【創藍荊街No.27のイベントです。
 招待者以外の書き込みは御遠慮ください】

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> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
「大丈夫だ。斬られた訳じゃない。
 そっちこそ顔色の方が芳しくないぞ。

 (両手を空けておきたかったが……
  この際は仕方がない。
  どうせ矢も効果があるんだか
  分からないからな)

 どこへ行けばいいんだ?
 どこへでも運んでやる。
 だから君も毒なんぞに負けるなよ」

<毒の回りを少しでも抑えればと思い
 成鐘を背負うことにした。
 言葉で強く拒まない限りは
 強引にでも背負って立ち上がるだろう>
12/12 23:36:27
> 寺田(898)  (1258)
成鐘(ENo.899)
「ハァッ……ハアァ……ッ
 てら、だ、大丈夫 か?」

 成鐘の熱は更に上がっている。
 目の焦点が合わず、ろれつが回っていない。

「あいつ、
 ……狙いは、俺の、目だ……

 それに、体が……
 うまく、動かねぇ……」

 三年前なら
 "関わってくるな"

 一年前なら
 ”寺田だけ逃げろ”
 と言っただろう。

 でも今は─

「寺田……一緒に、戦って、くれるか……?
 連れてってほしいところが、ある……」

 寺田に支えられて、やっと起き上がれた。
12/12 01:37:18
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
「!」

<男に何かが襲い掛かったことを理解すると、
 撃ちかけた弓を下ろす。

 まだ脇腹に留まっている鈍痛を堪えつつ
 立ち上がって成鐘を助け起こそうとする>

「倒し方が全然分からん。
 一旦離れるぞ。

 (さっきの攻撃、うまく壁に誘導すれば
  木を枯らして外へ……

  いやまだ目途が立たん。皮算用だな)」

<可能なら二人でその場を離脱しようとする。
 壁を突破するにしろ男と対決するにしろ、
 策を練る時間が欲しかった>
12/7 23:00:22
> 寺田(898)  (1258)
成鐘(ENo.899)
「てら、だ……
 うごける、か?」

 激しい力のぶつかり合いの中、
 投げ飛ばされた成鐘は
 息ができず
 あとすこしで折れるほどに首を絞められ、
 症状が進行したのか、
 息も絶え絶えに這って寺田に近寄ってきた。
12/7 04:58:15
> 成鐘(899) 寺田(898)
  (ENo.1258)
 銀の手は勢いよく木の壁にぶつかり、
 その瞬間木の壁は黒く変色し
 枯れて死に絶え、崩れていく。

 しかし直ぐに2本目、
 3本目と木の壁が形成されていき、
 膠着状態となった。

「……こりゃあ、"直死"か。
 戯けよる、きさんば死に晒せ」

(続)
12/7 04:55:21
> 寺田(898)  (1258)
  (ENo.899)
「……くッ」

 が、
 男は突然身を翻し、成鐘を投げた。

 水上都市の建物の方から
 人の手の形をした銀の雪崩が迫っていた。

 男は咄嗟に足を地面に突き刺すと、
 1歩手前から大きな木の幹が立ち上り、
 壁を形成した。


(続)
 
12/7 04:51:22
> 寺田(898)  (1258)
(ENo.899)
「そん眼<まなこ>か」

 再び立ち上がろうとする寺田の事など
 お構い無しに、
 男は成鐘の目に刀をつき立てようと─

(続)
12/7 04:48:04
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)



「……力ん源さ……」


(続)
12/7 04:44:49
> 寺田(898)  (1258)
 (ENo.899)
「ッ……!!
 はな、せ……!!」

 簡単に持ち上げられ、
 閉まっていく首。

 カシャンと銃が落ちると、
 足をばたつかせるので精一杯だった。

(続)
12/7 04:41:08
> 寺田(898)  (1258)
 (ENo.899)
寺田ァ!!
  寺田……」

 殴り飛ばされた親友をみて、
 悲痛な叫びがあがる。

 すぐに駆けつけようと足を踏み出したところで、
 大きな、浅黒く堅い手につかまった。
12/7 04:25:22
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
「カハ、ケホッ……カフッ……!」

<地面にへばりついて儘ならぬ息をする。

 そして息もろくに吸えぬ内から
 強引に気力で体を起こす。
 吹き飛ばされる直前に敵がいた場所へ
 弓を向けつつ矢をつがえた>
12/3 22:04:58
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
「ガホッ……!」

<ドスンと腹に来る一撃。
 刀で払われたなどと言う生易しいものではない。
 杵だ。
 内蔵で餅つきでもされたような重量級の打撃!

 寺田の体は横へ吹き飛び、
 第三の矢は男の体をかすめて地面に刺さる>

12/3 21:53:00
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