【騒乱荊街】其の生命は落葉に埋まる

12月末、深夜になればワールドスワップが行われる日。
しかし、住民にそんな事はわからない。

普段通りの日常を送っている。

【創藍荊街No.27のイベントです。
 招待者以外の書き込みは御遠慮ください】

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> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)



 それは、枯れ葉が落ちるような、

 静かな気配だった。





 寺田が三の矢を放つ直前、
 男は目の前に現れる。

 そのまま、刀の刃のない鎬地の部分で乱雑に殴り飛ばした。
12/3 01:09:31
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)
 男は避けなかった。
 腕を使い、眉間に飛んできた矢を受ける。

 更に胸のあたりに銃創が生まれ、
 第2の矢も突き刺さる。

 血も流れており、
 確実にダメージは受けているように見えるが……

「やりよったな、
 猿 っ こ ろ が」

(続)
12/3 01:01:23
> 寺田(898)  (1258)
成鐘(ENo.899)
「あ……!!」

 動いたのは寺田だった。

 こんなときだというのに
 襲撃者とはいえ、殺してしまったら。
 寺田は一度その事を気にかけていたのを思い出す。

 ならば、己も
 同じ咎を背負うこと──

 音のない一閃の矢に発砲音が続いた。

(続)
12/3 00:57:25
> 成鐘(899)  (1258)
射撃(ENo.898)
<音もなく空気を割いて第一の矢が
 襲撃者へ放たれる。

 己の中に彌漫して余りある容赦や同情を
 すでに一息の間に押さえつけたから、
 放つや否や第二第三の矢にも
 もう手がかかる>
12/1 23:35:28
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
  


「分かった」


12/1 23:27:47
> 成鐘(899)  (1258)
寺田(ENo.898)
「話し合う気もないってのか……」



12/1 23:27:08
> 寺田(898)
成鐘(ENo.899)
「それ以上近づいたら……」

 成鐘も銃を構えるが、
 手が震えており、
 引き金はいつまでたっても引かれない。


 熱で頭が回っていないのもあるが、

 暴走したタシャとは違い、
 どう見ても生身の人間である男に
 実銃を打つ勇気が湧いていなかった。

 寺田が何もしないなら、
 男は成鐘の頭を鷲掴みにして
 持ち上げてしまうだろう。
12/1 03:07:03
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)
 僅かに残った水上都市の電灯が3人を照らす。

 成鐘と寺田の後ろにあるバオバブは
 まだ2メートルほどの大きさの若木だ。
 盾にするにはとても頼りない。

「草木ば盾にすっつもりか?
 打つないば打て、殺してやる」

 男は全く怯む様子もなく近づいてくる。

 足音が全くせず、
 先程のような全面破壊は
 行ってこなくなったが…

(続)
12/1 03:03:27
> 成鐘(899)
寺田(ENo.898)
「酷いことをする……!」

<瓦礫が注ぐ分だけの
 容赦ない破壊に歯噛みしながら
 道を駆ける。

 バオバブの木を背に辺りを窺う>

「(植物園か……)」

<そして男の気配にふうと息を吐いて、
 弓につがえた矢を引き絞って止める>

「何の用にしろ、
 もう少しやり方ってもんを
 考えてほしいもんだけどな。

 こっちへ来るな。
 争いは好きじゃない」
11/30 04:54:56
> 寺田(898)
 (ENo.899)
こっちだ! 寺田!!

 考えるまもなく、成鐘は寺田の手を引っ張る。

 勘を頼りに
 瓦礫攻撃に使われるビルが少ない、
 植物園付近へ逃げていく。

「誰だよアイツ……!!」

 バオバブの木の下に来ると、
 攻撃がやんだ。

 男が歩いてくる気配がする。

「てめぇ、
 俺になんのようだ」
11/30 04:42:03
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)
 付近の建物がいともたやすく斬れ、
 瓦礫となって二人に降り注ぐ。

 なぜ寺田を襲う幹を止めたのかは不明だが、
 明確な殺意があった。

(続)
11/30 04:36:29
> 成鐘(899) 寺田(898)
 (ENo.1258)




(続)
11/30 04:33:01
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