草原
どこにでも有り得るような場所。
低い草……のようなテクスチャが地面をまばらに包んでいる。
ひとり、誰かがそこにいたようだった。
*だれもいない*
低い草……のようなテクスチャが地面をまばらに包んでいる。
ひとり、誰かがそこにいたようだった。
*だれもいない*
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こより(ENo.90)
「……さて。ここには久し振りに来てみました、が」
ふと立ち寄ったことに意味はない。
ただその左手には、『くさのうでわ』をつけていた。
「ヘリオさん。いらっしゃいますでしょうかね」
果たして彼女は元気にしているだろうか。
それとも。
……永く時が経った。
『壊れて』しまっている可能性も、しっかり演算は叩き出している。
ふと立ち寄ったことに意味はない。
ただその左手には、『くさのうでわ』をつけていた。
「ヘリオさん。いらっしゃいますでしょうかね」
果たして彼女は元気にしているだろうか。
それとも。
……永く時が経った。
『壊れて』しまっている可能性も、しっかり演算は叩き出している。
5/8 22:11:25



村娘(ENo.236)
村娘は、『最初の村で気ままに遊ぶ村娘』と『好感度に応じて[勇者]に特別なアイテムを与える』やくめを担ったつくりものだ。
彼女は、[勇者]以外と遊ぶ機会はない。
彼女は、[勇者]以外にアイテムを与える機会はない。
それゆえに、彼女は……彼女も、出会う全ての人物を[勇者]と認識していた。
彼女は特殊な存在ではあった。
だがその『つくりもののこころ』は、自分の『ほんとう』を探せるほど賢くはなかった。
彼女は、[勇者]以外と遊ぶ機会はない。
彼女は、[勇者]以外にアイテムを与える機会はない。
それゆえに、彼女は……彼女も、出会う全ての人物を[勇者]と認識していた。
彼女は特殊な存在ではあった。
だがその『つくりもののこころ』は、自分の『ほんとう』を探せるほど賢くはなかった。
11/12 23:08:44




こより(ENo.90)
またね、と手を振り、見送られながら帰路へつく。
……さあて、この現象をどう受け取ったものか。
1度なかったことにした、全ての現象を回帰して――そうして少女はその帰路で、1人くすりと微笑んだ。
……さあて、この現象をどう受け取ったものか。
1度なかったことにした、全ての現象を回帰して――そうして少女はその帰路で、1人くすりと微笑んだ。
10/14 09:51:16

村娘(ENo.236)
「うん やくそく! ばい ばーい!」
ひとつ、風が吹く。あっちこっち跳ねた髪がゆれ、草がざわめく。
歯車のおと。首飾りは、絶えず処理を行っていた。
次もきっと用意されているのだろう。その次も、そのまた次も。
そうでなくては、"またね"とフラグを立てる必要性は無かった。
決められたレールを進む、ひとりのつくりもの。それは、そのままあなたを見送るだろう。
ひとつ、風が吹く。あっちこっち跳ねた髪がゆれ、草がざわめく。
歯車のおと。首飾りは、絶えず処理を行っていた。
次もきっと用意されているのだろう。その次も、そのまた次も。
そうでなくては、"またね"とフラグを立てる必要性は無かった。
決められたレールを進む、ひとりのつくりもの。それは、そのままあなたを見送るだろう。
10/13 23:34:22

こより(ENo.90)
「ゆ……」
言いかけて、危ない、と口を閉じる。
「……はい、わかりました。また必ず遊びに来ますね、ヘリオさん」
少女は明らかに、あなたのことを自らに似通った何かであると認識をした。
人に似た、非なるもの。
意識を持って会話を成立させる――いや、そう見せているに過ぎない、紛い物。
だからこそ、だからこそ。
「約束します」
そう言って、にこりと微笑み、こちらも立ち上がった。
言いかけて、危ない、と口を閉じる。
「……はい、わかりました。また必ず遊びに来ますね、ヘリオさん」
人に似た、非なるもの。
意識を持って会話を成立させる――いや、そう見せているに過ぎない、紛い物。
だからこそ、だからこそ。
「約束します」
そう言って、にこりと微笑み、こちらも立ち上がった。
10/13 18:03:50

村娘(ENo.236)
「えへ どーぞ!」
ぱさりとうでわを手渡す。
+++
<くさのうでわ>
こうげき 0 まりょく 0 ぼうぎょ 0 すばやさ 0
特にふしぎなちからはないが、なんだか安心したきもちになれる。
+++
「たび たいへんかも しれないけど … … また あそびにきてね ゆうしゃさま !」
「こんどは べつのあそびに するわ!」
……立ち上がる。ひらりと手を振る村娘の瞳に映っていたのは、ほんとうにあなただったのだろうか。
ぱさりとうでわを手渡す。
+++
<くさのうでわ>
こうげき 0 まりょく 0 ぼうぎょ 0 すばやさ 0
特にふしぎなちからはないが、なんだか安心したきもちになれる。
+++
「たび たいへんかも しれないけど … … また あそびにきてね ゆうしゃさま !」
「こんどは べつのあそびに するわ!」
……立ち上がる。ひらりと手を振る村娘の瞳に映っていたのは、ほんとうにあなただったのだろうか。
10/13 08:21:17

こより(ENo.90)
きょとん、その腕輪を見つめ、目をぱちくり。
「…これ、を、作ってらしたんですね。まあ、気付きませんでした…」
手元を見たときは確かに何も無かったはずだが。…きっと、それを聞くとまた『壊れて』しまうのだろうと思うと発言ははばかられた。
「ふふ、せっかく作ってくださったんですから、受け取らないわけにはいきませんね。ありがとうございます、ヘリオさん」
そうして、受け取るべく、手を伸ばすだろう。
「…これ、を、作ってらしたんですね。まあ、気付きませんでした…」
「ふふ、せっかく作ってくださったんですから、受け取らないわけにはいきませんね。ありがとうございます、ヘリオさん」
そうして、受け取るべく、手を伸ばすだろう。
10/12 22:50:46