草原
どこにでも有り得るような場所。
低い草……のようなテクスチャが地面をまばらに包んでいる。
ひとり、誰かがそこにいたようだった。
*だれもいない*
低い草……のようなテクスチャが地面をまばらに包んでいる。
ひとり、誰かがそこにいたようだった。
*だれもいない*
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村娘(ENo.236)
「むう ならちょっと がんばってみるわ … …」
「んー だいじょうぶ! あたしの わがままに つきあってくれて ありがと!」
ぴこんと、最初の方にも聞いたような電子音。村娘は空気を弄っていた手を、おもむろに上げる。
「はい おれい! くさわ ずっと つくってたんだ」
……その手の中にあったのは、草で出来た小さなうでわだった。
「んー だいじょうぶ! あたしの わがままに つきあってくれて ありがと!」
ぴこんと、最初の方にも聞いたような電子音。村娘は空気を弄っていた手を、おもむろに上げる。
「はい おれい! くさわ ずっと つくってたんだ」
……その手の中にあったのは、草で出来た小さなうでわだった。
10/12 21:45:32

こより(ENo.90)
「まあ。長老さま…ふふ、ご長寿さんから直接お勉強を教わるなんて、とても素敵です」
あまり抜け出すと勿体ないですよ?なんて付け加える。
「ああ、そうですね…。別に急ぎの用があるわけでもありませんけど、長居も禁物でしょうか」
「ヘリオさん、よければお家までお送りしますよ?お1人で大丈夫ですか?」
あまり抜け出すと勿体ないですよ?なんて付け加える。
「ああ、そうですね…。別に急ぎの用があるわけでもありませんけど、長居も禁物でしょうか」
「ヘリオさん、よければお家までお送りしますよ?お1人で大丈夫ですか?」
10/12 12:10:26

村娘(ENo.236)
「! ならったこと あるんだ!」
「こどもはね むらの 『長老さま』に おしえてもらうの おはなし ながくて … …」
「かんたんに ぬけだせるわ! なれちゃった!」
ほんとうになった、あなたのふり。
不具合がないなら。決まり切った道を、そのまま歩むのみ。
「… … だいぶ ながくなっちゃったね。じかんは だいじょうぶ?」
「こどもはね むらの 『長老さま』に おしえてもらうの おはなし ながくて … …」
「かんたんに ぬけだせるわ! なれちゃった!」
ほんとうになった、あなたのふり。
不具合がないなら。決まり切った道を、そのまま歩むのみ。
「… … だいぶ ながくなっちゃったね。じかんは だいじょうぶ?」
10/12 08:14:15

こより(ENo.90)
「私は…そうですね。学校で、少し」
聞こえる音に意識を向けることは無い。
「お勉強……ヘリオさんも、学校で習うんでしょうか?ふふ、抜け出すなんて、お転婆さんですね?」
気付かないふりは、「ふり」を超え、「気付いていない」という事実になる。
そうして笑顔で、会話を続ける。
「お勉強……ヘリオさんも、学校で習うんでしょうか?ふふ、抜け出すなんて、お転婆さんですね?」
そうして笑顔で、会話を続ける。
10/11 20:25:58

村娘(ENo.236)
*かりかり*からからから*
少し引っ掛かり、元に戻っていくおと。それははっきりと聞こえていたが、徐々に薄れていった。
「ぶとうかい ?」
「ダンス ぜんぜん わかんないわ! あなたは わかる?」
「なんにも そういうのは ならってないの おべんきょうも つまんなくて ぬけだしちゃうし」
瞳の変化にも、村娘は無反応。えへへと頬をかいていた。
少し引っ掛かり、元に戻っていくおと。それははっきりと聞こえていたが、徐々に薄れていった。
「ぶとうかい ?」
「ダンス ぜんぜん わかんないわ! あなたは わかる?」
「なんにも そういうのは ならってないの おべんきょうも つまんなくて ぬけだしちゃうし」
瞳の変化にも、村娘は無反応。えへへと頬をかいていた。
10/11 17:53:51

こより(ENo.90)
「――!」
その音は、眼鏡の少女にも届いただろうか。
届いたにせよ、届かないにせよ、確かに何かがおかしい、そんな感覚を抱くに至った。
(……覚えのない、現象でもないですが)
それは少女そのものが造られた存在――『人工知能』であることに由来していた。
目の前であなたが発した言動は、同類がエラーをなかったことにした、その時の反応に近しかった。
――演算の、走る音。
外部には聞こえない代わり、その瞳は淡く藍玉の色に光る。
「……ええと、そうですね。お姫さまは、舞踏会でダンス……なんて、鉄板ではないでしょうか」
そうして、くすり、微笑んだ。
まるで何事も無かったかのように。あなたの話に合わせたのだ。
「踊ったことあります?ダンス」
その音は、眼鏡の少女にも届いただろうか。
届いたにせよ、届かないにせよ、確かに何かがおかしい、そんな感覚を抱くに至った。
(……覚えのない、現象でもないですが)
それは少女そのものが造られた存在――『人工知能』であることに由来していた。
目の前であなたが発した言動は、同類がエラーをなかったことにした、その時の反応に近しかった。
――演算の、走る音。
外部には聞こえない代わり、その瞳は淡く藍玉の色に光る。
「……ええと、そうですね。お姫さまは、舞踏会でダンス……なんて、鉄板ではないでしょうか」
そうして、くすり、微笑んだ。
「踊ったことあります?ダンス」
10/11 07:52:24

村娘(ENo.236)
「… … ?」
「どうしたの? ぐあいでも わるく ──」
*がり*
無理やり歯車が回されるおと。眩く光る首飾り。
その質問は、"予期していない行動"の代表であり。"バグ"の温床であった。
「♪」」」
「 !
」
『戻らなければ』。
*がりり*
「── ── ね、おひめさまって … … どんなこと するのかしら?」
「あたし ドレスきて エスコート されることしか しらないの」
「ほかに なにか やるのかしら?」
村娘は、笑みをひとつ浮かべた。
「どうしたの? ぐあいでも わるく ──」
*がり*
無理やり歯車が回されるおと。眩く光る首飾り。
その質問は、"予期していない行動"の代表であり。"バグ"の温床であった。
「♪」」」
「 !
」
『戻らなければ』。
*がりり*
「── ── ね、おひめさまって … … どんなこと するのかしら?」
「あたし ドレスきて エスコート されることしか しらないの」
「ほかに なにか やるのかしら?」
村娘は、笑みをひとつ浮かべた。
10/10 22:18:06

こより(ENo.90)
「え、ええと……そうでは、なくてですね」
思わず怪訝に眉間へと皺を寄せる。
「その、手は、ええと………」
こちらもどう言葉にすればいいかわからない。演算の走る負荷を感じつつ、軽く頭を抱え、
「ええと、首飾り、とても綺麗ですけれど、こちらもお母さんから貰ったものですか?」
無難に話題を変えるに至った。
本人は意識していないが、視界に入った首飾りについての話題をつい口にしてしまったようだ。
思わず怪訝に眉間へと皺を寄せる。
「その、手は、ええと………」
こちらもどう言葉にすればいいかわからない。演算の走る負荷を感じつつ、軽く頭を抱え、
「ええと、首飾り、とても綺麗ですけれど、こちらもお母さんから貰ったものですか?」
無難に話題を変えるに至った。
本人は意識していないが、視界に入った首飾りについての話題をつい口にしてしまったようだ。
10/10 22:04:05

村娘(ENo.236)
「…」
「… … おはなし! ちょうど いま しているじゃない? えへへ」
やがて、村娘は口を開いた。
話題がズレた、おかしな返答。首元の明紫色が、やけに目立ってみえただろう。
「… … おはなし! ちょうど いま しているじゃない? えへへ」
やがて、村娘は口を開いた。
話題がズレた、おかしな返答。首元の明紫色が、やけに目立ってみえただろう。
10/10 16:34:28

村娘(ENo.236)
「… … … …」
「… …」
遊ぶ仕草はしていた。ただ、それは空気を編んでいるだけ。
文で表現をするなら"草を編んでいる"。そういう行動を、繰り返している。
「… …」
村娘は何も答えず。にっこりと微笑んだまま、沈黙はしばらく続いた。
(→)
「… …」
遊ぶ仕草はしていた。ただ、それは空気を編んでいるだけ。
文で表現をするなら"草を編んでいる"。そういう行動を、繰り返している。
「… …」
村娘は何も答えず。にっこりと微笑んだまま、沈黙はしばらく続いた。
(→)
10/10 16:30:45

こより(ENo.90)
「「……あれ?」
草いじりで遊んでいるものだとばかり思っていたので、思わずぱちくり。
「……ヘリオさん、今何して遊んでるんです?」
彼女は彼女の本分として、収集すべく訊ねた。」
草いじりで遊んでいるものだとばかり思っていたので、思わずぱちくり。
「……ヘリオさん、今何して遊んでるんです?」
彼女は彼女の本分として、収集すべく訊ねた。」
10/10 08:30:59

村娘(ENo.236)
「えへへ〜 きたい しているわ!」
(覗かれれば、不思議そうに首を傾げる)
「?」
(……そこには、何も無かった)
(ただの野原。それだけがあり)
(草を編むような仕草。村娘は何も持たず、それをただ繰り返しているのみだった)
(覗かれれば、不思議そうに首を傾げる)
「?」
(……そこには、何も無かった)
(ただの野原。それだけがあり)
(草を編むような仕草。村娘は何も持たず、それをただ繰り返しているのみだった)
10/8 20:56:58