森の中の洋館

ENo.331の姜天、ENo.332の李蘭芳の拠点。
ひっそりとした森の中にある洋館だ。

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> 李 蘭芳(332)
姜 天(ENo.331)
「…………成程な?」

───その槍は確かに、その胸へと刺さった。
掴みかからんとする体勢からは回避は適わなかったのだろう。
胸部中央に、自立できる程度の深さに刺さった槍を───獣は平然と抜き捨てる。
流れ出るのは赤い血ではなく錆び付いた金色のどろりとした液体で、パンパンとその胸元を払えば滴ること無くそれは瘡蓋のようにその傷口に滞留した。

「うむ、今日はお主の勝ちで良いぞ。思いの外あっさり決っしてしまったのぉ〜」

捨てた槍はそのままに、屋敷へと方向を変える。

───胸部は、心臓は、この獣の急所でも弱点でもない。寧ろ血液量の多いそれこそ、生身では最もダメージを受けぬ所なのだと理解するかも知れない。
11/3 01:24:36
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
(とはいうものの)

前回に同じような言葉を吐かれた際は、腕が一本いかれた所である。実に幅が広いというべきか、大雑把というべきか。

「えぇい……!」

翻弄される。元より獣とは天と地程に実力の差があるのだ。
自分が生きているのは獣の道楽に過ぎないのだ。それを弁え――

そぉい!!

――得物を捕まれる前に。
槍を、獣の心の臓へ向けて投げて放った。
11/2 08:41:54
> 李 蘭芳(332)
姜 天(ENo.331)
「んむ!蘭芳は多少痛手に成りそうな物はきちんと防ぐから遠慮も程々で済んで安心じゃのー」

素直にその脚を流され、地につけば間もなくその脚からまた詰め寄る様に踏んで跳ぶ。
そして獣は手を伸ばす、狙いは───その獲物を掴むように。
人のそれに酷似した、獣の割に爪の短い、雌のようなその手は。その華奢さに似合わず確りした力で、それを奪いに行くだろうか。
 
11/2 08:08:15
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
「っ、く――お褒めに預かりッ」

光栄です、とは言外に。
転がり立ち上がり構え直し。次手を考えかけた所で獣の跳躍を見る。
狙い筋は、頭――マトモに食らえば行動不能は必至!(=通常業務に影響が出る!)
槍を縦に構え、獣の足を受け止め――きりはせず、受け流す――!
ズザァァァッ、と地を滑る。自ら転がるのとはまた違い、明確な隙が伺える!
10/26 08:10:27
> 李 蘭芳(332)
姜 天(ENo.331)
素直に転ぶ筈がないと思えば来た不意の音を、早々にその大きな耳は捉えていた。
瞬時に腰を落とせば槍先は硬い角で止められる。

「──カカッ!型に嵌らずに貪欲に狙いに来るのぉ。善い、好い」

踏み抜くにも距離を取られ、槍と素手では間合いは此方が不利。
身体の力量の差を考えるのは無粋だ、油断は時に足を掬うと獣は理解していた。
──とは言え、砕かぬよう加減はせねばならないが。

羊の脚はダンっと強く地を蹴る。跳ねるように間合いを詰めれば、蹴った脚とは逆の脚の膝が頭部を狙うだろうか。
 
10/25 07:56:40
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
「つ、とっ」

足払いをかけられれば転んでおく。無論、ただでは転ばない――
ビュンッ、と二度目の風切り音。すっ転びながらも槍で引き斬り、さながら大鎌の如く獣の首を狙うか。
むしろ自ら転ぶ事によって距離を稼いだ節もあるかもしれない。

「まだまだ達人には及びませんが――」自在に操る事は可能だと。
10/23 21:24:59
> 李 蘭芳(332)
姜 天(ENo.331)
「───うむ、好い殺気じゃ」

従者の初撃は急所を狙うと当然の様に思っていた獣は、脚を一歩ずらして首を振り初撃を紙一重に避ける。
槍の先はその髪の羊毛を刺し貫いて───正しく羊のそれのようにその体を成している毛は、槍の穂先に絡む。

「突きは放った後に筋が伸び直ぐに次の動きに入れんのが難点よの、近い位置で隙を作る事に成る」

獣はくらりと軽い調子でそう言って、従者のその足許を蹄の脚で蹴り払う。
───あくまで目的は転倒だ。その力は骨を砕くには至らない。
 
10/23 08:03:02
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
「ふっ!!」

アイサツもそこそこに。一歩の踏み込みで射程内へと入り、
ビュオッ!と風切り音と“同時に”鋭い突きが獣の喉元を狙う――!
10/22 08:06:24
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
一方の執事は、長物――槍を持って推参した。
本職(?)は拳であるものの、その日の気分によってマチマチだったりする。

「では、失礼して――参らせて頂きま、」
10/22 08:04:28
> 李 蘭芳(332)
姜 天(ENo.331)
一度、武器部屋へと向かおうとしたがくるりと方向を転換。
その手は何の武器も持たず、歩み向けるのは手合場──洋館の外、屋外の森には手合い専用の、テニスコート一面程度の大きさの場所が拓けている。屋内でうっかり壁などを壊さぬように屋外に設けられているのだ。何と言っても主なる獣には壁を破壊する事など容易であるのだから。

「どれ───」

辿り着けば場の片側へと立ち、争いには不適当なその布を揺らして其方を振り返る。

「先手は譲るとしよう。何時でも来るが良い」

くいと、向けた手指で誘う。
 
10/22 06:57:27
> 姜 天(331)
 李(ENo.332)
「は。かしこまりました」

主人様の出迎え後、用事を聞こうとしたら先手を打たれた。
主人様からの直々の“お誘い”――またとない仇討ちのチャンスである。
返事をして、専用の部屋へと向かう執事の、手に覆われた口元は――笑っていた。

その実、彼も相応のバトルジャンキーなのだ。敵うにせよ敵わないにせよ、普段からの鬱憤を晴らせる絶好のチャンスであった。
10/21 19:52:49
姜 天(ENo.331)
\別日/



外から戻ってきた獣は、従者を一瞥した後くるりとある部屋へと足を向ける
「蘭芳、手を空けよ。遊ぶぞ」

────この獣の言う"遊ぶ"は、手合わせの事だ。
凡百武器を扱えるこの獣は、戦闘というものが食と並んで好きだった。

尤も、人とであると力を加減せねばならないのが難点であるが
それでも獣が従者を手合わせに誘うのは、別の目的があっての事だ。

 

 
10/20 12:02:50
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