鬼の部屋

LO#Aで稼働中のキャラの部屋。
寂れて人の寄り付かない、打ち捨てられた施設を使っている。
見た目は相応にふる錆びているものの、部屋の中は主が綺麗に掃除したため人の住める環境だ。
ローテーブルにはソファ。どこから持ってきたのか、簡素なテーブルセットがある。
棚にはお茶や保存食。人をもてなす用意はあるようだ。

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マツリ(ENo.85)
「――――っは、」
 このところ、マツリはずっと研鑽に研鑽を重ねている。百鬼の教えを今一度思い返し、雑念を振り払い精神を研ぎ澄ましていく。それは意識を一つの色に染め上げていく。
「――――っふ!」
 すれ違い様に撫で斬る構え。以前よりも澄んで、柔軟で、静謐。今のマツリには、散る汗でさえ見切ることができる。

 閃く白刃は誰の視界にも入ることはない。ここはうら寂びて誰も居ない川のほとり。誰も、近づこうとして近づくものはいない。誰も。

「…………っふぅ。のど、かわいたかな」

 誰も聞くことのない呟きが、虚に吸い込まれていった。
11/7 01:17:31
マツリ(ENo.85)
「この身は鋼。鍛えられた刃の一振り。この肉の一片さえも鋼鉄足らんとし、この心の全てを捧げて刀とする。
この身は刀。鍛えあげられた一振りの刀。故にこの身は欲を捨て去り、法悦の中で昇華されん」
11/5 23:40:30
マツリ(ENo.85)
 そうして瞑想しているうちに、少女はつい眠りに落ちてしまった。ここ最近の心労の多さは尋常な修練の妨げになったらしく、刀を抱いたまま樹に寄り掛かるようにして眠っている。
 規則正しい寝息は、しばらくうら寂びた戸外を平穏なものに錯覚させた。――平和だ。
11/5 00:28:50
マツリ(ENo.85)
「――ッハァ!……せい!っやぁ!」
 人通りの少ない戸外で、少女は修練に打ち込んでいる。身体へ馴染ませるように行われるそれは、目覚めてから何度繰り返したかわからない。
 ただ、今日は少し様子が違った。普段は滑らかに動く身体が、今は力任せに動いている。何かを振り払うように。

「……はっ……はっ……、っはぁー……全然だめ!マツリのばか……!」
 唐突に情けない叫び声を上げると、緊張の糸が途切れるように弛緩した。ぎりと握りしめた刀へかかる力も減退する。
 力なく頭を振ると、刃を振るい鞘に納めた。対象に見立てていた木の根本に座り込み、完全に脱力して天を仰ぐ。

「逃げてちゃだめ。こんなのじゃ意味がないんだ」
 人か、化物か。それを問えるのは他者ではなく、自身だ。誰かの言葉で動揺しているうちは、真に答えを出せていない証左である。故に、少女はあの泡の中で恐れた。己の不覚悟を。
 少女は座り直すと深呼吸をした。考えがまとまらない。信じる道を刃のように研ぎ澄ませる為、そのまま瞑想を始めた。
11/4 08:32:47
マツリ(ENo.85)
「よいっしょ、っと!うん、これでいいかな。いいよね?」
少女は拠点のある一角にあった荷物を整理していた。邪魔な物を退けて、綺麗に掃除をし、人を迎えても問題ないように整える。
「うんうん、これでお客さんが来ても大丈夫!……ここにはそんなに来ないだろうけど、一応ね」
うら寂びた拠点の中は、少しずつ住みやすい環境に変わっていくのだった。
11/3 12:16:31
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