月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
 その人物は何者かの気配を感じればゆっくりとそちらを見るだろうか。そして、少しの思案の後……。
2/21 03:45:48
ソルス(ENo.441)
蝶を背に青年というにはまだ少し幼さがある、少年が歩き回っている。勝手知ったるという感じに…
またもよたり、よたり、と…土を踏む音。背後も影も歪んでは正常になる森という名の世界。

気配を消している女性の気配にはソルスのこの状態では気付けないやもしれないが、姿を見かける事はあるだろうか。
(…?迷い、人……随分と、ボロボロだな…大丈夫だろうか)
2/21 03:36:30
「……」

 気配を消しつつ、泥だらけになりながら森の中をうろついている軍服らしきものを着た女性らしき人物が食料を探している……。
2/21 03:08:23
ソルス(ENo.441)
………
2/20 03:39:10
ソルス(ENo.441)
「今日は、もう、ねむ、ろう」

先程まで案内をしていた時と違って、マトモではない顔だ。
上手い事その内面を隠し通してるだけに過ぎない。
仮面が取れればその下には半ば以上最早精神的にマトモではない何かがいるだけ。
だが隠し通すつもりだろう、最期まで、手遅れになるまで、丹念に、マトモな顔をし続ける。

それが自然にできてしまうのは彼もまたソルス故だろう…
辛い事も、苦しい事も、自分一人で背負って、そもそもあんな事誰かに言えるだろうか…否、言わないだろう。


彼の過去のように纏わり付いては永遠に迷わせる、森の暗闇に包まれて、またソルスはあの小屋で1人で眠る。
2/20 03:38:59
ソルス(ENo.441)
やはり、無理だ。もう無理だ。

自分はソルスでありながら自分がソルスであると言えない。その時点で何たる苦痛か。
と、言うのもあの世界の以前の英雄をなぞってつけられたコードネームの様な物。
ソルス。
自分の名前だと思い込んでるものでしかない。

これに名前はない。
輪廻の中のソルスではあるが、彼自身のソルスとしての要素はない。
名前は命、名前は魂。
これに本来名前は存在していない。
2/20 03:30:30
ソルス(ENo.441)
「…はは…本当…どうしたものかな…」

冗談めかして呟くがその内面は最早ボロボロ。
生きたいと万一に望んだとて息苦しい、生き苦しい以上は死が這い寄ってそれを選ばせる。

自分でありながら自分は今にも潰れて消えてなくなりかねない、そうでなくとも生きられない大前提、これを生き苦しいと言わずして何とするか。
自分に明日はもういらない、友人の明日がその代わりに戻って来るなら自分はそれで死んでも構わない。
そうでなくとも
2/20 03:25:47
ソルス(ENo.441)
また1人、この森へと迷い込んだ者を送り届けた後にフラリ、フラリ、と花畑の方へと帰る。
通る跡は歪み、木も草も全て歪んでは元の姿に戻ってを繰り返している。タチの悪い魔物か何かと間違われてもおかしくない様相。

ふと、立ち止まれば背後を飛ぶ蝶々が1匹、地に伏して動かなくなっているではないか。
ボンヤリとした表情のままに拾い上げれば羽と同じ色の光となって音もなく消えていく。消えてしまえば、いつも一瞬。

「………」

消えてしまえば一瞬なら自分とて…例外ではないだろうか。
頭をよぎる。
何重にも重なる脳内の日記はそのどれもが自身に死への躊躇を与える、生きたいと言うではないか。
でも違う、自分は逆だ──

もう生きられない、生きている事が苦しくて仕方がない。
2/20 03:18:03
ソルス(ENo.441)
………
2/9 02:59:26
ソルス(ENo.441)
異常のない親切なお人好しな人間。
それが、ソルスに見えるだろうか。迷い人を帰すソルスはソルスに見えてるだろうか…


小屋の中で耳を塞いで体を丸めて眠ろうとしている。
反して、見開かれた両目の奥に希望の色は見えない。
(俺は、俺は、俺は、ソルス。俺は、ソルス。)
さながら暗示の様に繰り返し口の中で繰り返す言葉、否──事実暗示なのだろう。
そうでなければ…そうでないと…ソルスであれない。

頭                心
          が
                  壊れそうだ


死お誰ごおに救前も勇ごめたがう前助んく者頭は殺め力けなしてんがいおがた苦な前壊あのくれ許せれる悶はいな友のないのでさ達いない死をさそう殺ごめ汚でんさ声だんれにをいなさい忘てるれるな

違う、違う、自分じゃない。
自分の記憶も自分でない記憶も、混ざって、壊れる。
壊れてしまう、誰かの心にもきっとのこれなきっと残らないまま死んでしまう。
壊れる
嫌だ

誰か

助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて助けて

助けを

求めるならばなぜ貴様は

友  1  人   救   え  な   か  っ   た?




「!!!!!」
声にならない悲鳴が上がる、歯をガチガチと震わせて耳をもっと強く塞ぐ。罪悪感が、消えない絶望の色が、苦悶の声が、断末魔が、自分の足を掴む。

襲われた国を救った救国の英雄、それがソルスであろう。
それがソルス。
ソルスだ、これは、ソルスだ。

だが、頭の中で何人もの何かとそれを聞き取って震える何かがいる。
消えない傷、自分の様で自分ではない傷、心身共に傷だらけ。消えないソルスの傷。
(眠ろう…眠ろう…何も考えるな…暖かい寝床がある、それだけで幸せじゃないか、眠ろう…)
布団を被って眠る。

布団は確かにある。

ソルスの目にはある。

紅茶も確かに小屋から持ってきた。それは飲める物。

しかし


この小屋の中は“空だ”

 
2/9 02:59:16
ソルス(ENo.441)
…………
2/9 02:38:55
> 走り屋エディ(203)
ソルス(ENo.441)
「また、無事会おう」
手を振り返し、ソルスもまた名残惜しそうかつ少し寂しげに見送る。
例え『カペルの代わり』の貴方と会うとしてもソルスは『エディ・ラークスパー』を知っている。故に口調が違おうとも決して気にしないだろう。

その背を見送る。新たな友を見送る。
その背に遠い、2度と戻っては来ない初めての友人の面影を感じながら…
12/4 21:44:08
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