月明かりの花畑
その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
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ソルス(441)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「……そうか。お前はこの森はどういう風に映っている?」
(赤い、か。彼にも私にも目に映るこの森を形成しているのは彼の無意識なるものか。だとしたら随分と大規模な……。この蝶々ももしかしたら、か。望んだものが既に見えている可能性がある。気づかないだけで。いや、気づかない方がいいのか? ……分らん)
暫く蝶々を観察していただろう。
「最初はビックリするものなのか。大層、可愛がっているのだな、お前は」
微笑む顔をみて、ふむ、と。
「そうか。覚えがあるか。
だが、それは結局比較した考えに過ぎない。滅ぶか滅ぼされるか、互いが消えるか、私が居た世界はそんな世界だった。それだけだ」
(赤い、か。彼にも私にも目に映るこの森を形成しているのは彼の無意識なるものか。だとしたら随分と大規模な……。この蝶々ももしかしたら、か。望んだものが既に見えている可能性がある。気づかないだけで。いや、気づかない方がいいのか? ……分らん)
暫く蝶々を観察していただろう。
「最初はビックリするものなのか。大層、可愛がっているのだな、お前は」
微笑む顔をみて、ふむ、と。
「そうか。覚えがあるか。
だが、それは結局比較した考えに過ぎない。滅ぶか滅ぼされるか、互いが消えるか、私が居た世界はそんな世界だった。それだけだ」
2/23 00:41:59
ソルス(ENo.441)
「ああ…何でなのかは…見当がまだついてない…
この森の幻は本人以外には見えないこと、なくしたものが見えるということ…位か」
歪んだ景色で見える様子は森の形をしているが、血の様な赤い色をした木々が見える事だろう。
ソルス自身はその歪みが見える方に視線を送る瞬間があっても見えていない、気付いていない様子だ。しかし、感じる事が出来るとすればソルスに害意も敵意も殺意も何一つない事が分かるだろうか。
指に止まった蝶々からは生命は感じないだろう。
生命ではなく、魔力。しかし、呑気に蝶々は指に止まったまま羽をパタパタと動かしている。
「ああ、綺麗で可愛いだろ。
ふふ、最初は皆ビックリするんだけどそう言ってくれると俺も嬉しくなっちゃうなぁ…」
声色も表情も変化がない事は分かれど、それでもその返事に対して嬉しそうに微笑んでいる。
蝶々達を可愛がっている様だ。
「…俺の目から見た俺の尺度で語った物に過ぎないから悪いと思うよ…でも、あんた程ではなかったとはいえ覚えがあるからさ…
ラーの世界は、それ程…辛い場所だったのかと思うと…俺が少し悲しくなる…だけ」
この森の幻は本人以外には見えないこと、なくしたものが見えるということ…位か」
歪んだ景色で見える様子は森の形をしているが、血の様な赤い色をした木々が見える事だろう。
ソルス自身はその歪みが見える方に視線を送る瞬間があっても見えていない、気付いていない様子だ。しかし、感じる事が出来るとすればソルスに害意も敵意も殺意も何一つない事が分かるだろうか。
指に止まった蝶々からは生命は感じないだろう。
生命ではなく、魔力。しかし、呑気に蝶々は指に止まったまま羽をパタパタと動かしている。
「ああ、綺麗で可愛いだろ。
ふふ、最初は皆ビックリするんだけどそう言ってくれると俺も嬉しくなっちゃうなぁ…」
声色も表情も変化がない事は分かれど、それでもその返事に対して嬉しそうに微笑んでいる。
蝶々達を可愛がっている様だ。
「…俺の目から見た俺の尺度で語った物に過ぎないから悪いと思うよ…でも、あんた程ではなかったとはいえ覚えがあるからさ…
ラーの世界は、それ程…辛い場所だったのかと思うと…俺が少し悲しくなる…だけ」
2/23 00:24:23