月明かりの花畑
その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
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ソルス(441)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「気にするな。昔ではよくあった事だ」
なんとでもなさそうにさらりと言う。
ちらりと隙間から見える瞳を見やる。その視線の先や見える歪な森の様子などを。……思えば、幻を追い消えた者たちは何処に行ったのだろうか。森の広さにもよるが、見つからないのだとしたら、奇妙な裏側があるのならば、裏側が何かによっては見つからないのかもしれないのだろうと。
返された水を受け取る。
「目的が得られないのは困る。それだけだ。水は川から汲んだものだ。ある程度ろ過して煮沸してある。飲むのには問題ないし、然程貴重なものでもない。ふむ、水が貴重だと考えるなら食料との交換でも可能か」
食料以外のちょっと安定した基盤はあるのだろう。
「ああ、そうだ。一ついいか。……消息を絶った者は遺体として見つかった事はあるか?」
なんとでもなさそうにさらりと言う。
ちらりと隙間から見える瞳を見やる。その視線の先や見える歪な森の様子などを。……思えば、幻を追い消えた者たちは何処に行ったのだろうか。森の広さにもよるが、見つからないのだとしたら、奇妙な裏側があるのならば、裏側が何かによっては見つからないのかもしれないのだろうと。
返された水を受け取る。
「目的が得られないのは困る。それだけだ。水は川から汲んだものだ。ある程度ろ過して煮沸してある。飲むのには問題ないし、然程貴重なものでもない。ふむ、水が貴重だと考えるなら食料との交換でも可能か」
食料以外のちょっと安定した基盤はあるのだろう。
「ああ、そうだ。一ついいか。……消息を絶った者は遺体として見つかった事はあるか?」
2/24 17:51:48
ソルス(ENo.441)
「そんな風に…っ…いや、ありがとう…すまない…少し、取り乱して…しまった…」
彼女がこれ程冷静でなければもっと取り乱していたかもしれなかった、被っていた仮面が危うく──
木々の隙間から見える様子は人々の瞳の様なもの、ひたすらに観ているだけではない、見ている、果たして化けの皮の先の空間、この森そのものは何で、何が、作っているのだろうか。
壊れる物が存在しない、壊れ切った末の…そこまでをソルスが感じ取れるか否か…しかして、やはりソルスにとってそれはとても覚えがあった。
受け取った水を2度、飲んで息を吐いた後に申し訳なさそうにしつつも辛うじて微笑みながら返す。
「すまない…あんたに食料を分ける話なのに水なんて貴重なものを…ありがとう
ふふ、礼を言い合ってるみたいになってみたいになってしまったな」
彼女がこれ程冷静でなければもっと取り乱していたかもしれなかった、被っていた仮面が危うく──
木々の隙間から見える様子は人々の瞳の様なもの、ひたすらに観ているだけではない、見ている、果たして化けの皮の先の空間、この森そのものは何で、何が、作っているのだろうか。
壊れる物が存在しない、壊れ切った末の…そこまでをソルスが感じ取れるか否か…しかして、やはりソルスにとってそれはとても覚えがあった。
受け取った水を2度、飲んで息を吐いた後に申し訳なさそうにしつつも辛うじて微笑みながら返す。
「すまない…あんたに食料を分ける話なのに水なんて貴重なものを…ありがとう
ふふ、礼を言い合ってるみたいになってみたいになってしまったな」
2/24 16:25:46