月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
 結果を大人しく聞いている。

「己のものであるなら、確かに気づけないな。それに体調に直結するなら相当消耗している。何らかが。目に見えるからな、実際」

 直接的な表現はあえて避けたらしい。視界に見えぬ魔力以外ならば、ソルスさんの精神的動揺が目に見えてたのだ。それも、ギリギリのような。狂って死んだ同僚を思い出す。

「いつの間にか己にすら気づかない幻を生み出すようになっていた感じ、だろうか。……まあ、少なくとも迷い人もある意味では救われたのではないか。私が言うのもアレだろうが」

 それこそ、追いかけてそのまま消える程の幻だ。何もないより良いのだろう。ラーには無いのであくまで予想でしかなく、分からないが。

「にしても、大規模だな」
2/26 13:29:11
ソルス(ENo.441)
有難い、と言う言葉に安堵の首肯を返す。
この少年は人の助けにとにかくなりたい性分なのだろう。

しかし、彼女の体がボロボロなのまでは感じ取れていない、分かっていても治癒術は不得手故に歯痒さを感じる事となるだろう。
蝶々が嬉しそうに舞い踊る。蝶と花、月明かり、景色としては感想を抱くなら綺麗と言われる類であるのは違いがないだろう。

して、結果を聞かれれば静かに頷く。
重い溜息と冷や汗を流しながら、いけない仮面が、剥がれてしまいそうになる。
正気のまま、語るのだ。

「ここは、俺の生み出した…幻だ…質量…香り…音…は、あるけど…この森も、花も、蝶も、月も、夜空も…すべ…て…
森の魔力が…散漫して…読み取れ、ないはずだ……俺から発信された……魔力…だから……俺の魔力が、俺の知らない幻すら、生み出す、様に……それで、迷い人が……」


顔を手で覆っている。
この事実に、気付かないふりをしていたのではないか、否、何が認識できていて、何が認識できてないのかすら、既に曖昧になっているのだ。
故に、彼女に聞かれなければ気付こうとしなかったのだろう。
2/26 12:30:19
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