月明かりの花畑
その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
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ソルス(441)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「過ごしていた環境が環境だったからな」
敵意が無ければ、ラーは手を出したりしない。それは弁えている。
「覚えているがお前のものなのか分からない記憶か。奇妙だな。私も彷徨って此処にたどり着いた口だ。どうやって来たのか分からん。
知らなければ、気づかぬ内に衰弱死していたかもしれない。そちらの魔力がどのようなものなのか分からないが、体には良くないのだろう。自身の魔力がこの場所に満ちているからこそ、まだ動けると考えていいんだな。
分かっていただろう。だが、それでも追うくらいだ。その方がいいのだろう。手を伸ばし得られなかったとしても、追って逝けるのだからな。中には我に返って、脱出できたものもいるだろう」
淡々と言う。当事者でも何者でもないラーは、それらしき言葉を淡々と紡ぐ。読み取るなら、自己責任なのだろうが。
「ああ、ありがとう。では、こちらは飲みかけ以外の水でも渡しておこう」
食料を受け取れば、腰につけていた数個の水袋をソルスさんに渡すだろうか。
敵意が無ければ、ラーは手を出したりしない。それは弁えている。
「覚えているがお前のものなのか分からない記憶か。奇妙だな。私も彷徨って此処にたどり着いた口だ。どうやって来たのか分からん。
知らなければ、気づかぬ内に衰弱死していたかもしれない。そちらの魔力がどのようなものなのか分からないが、体には良くないのだろう。自身の魔力がこの場所に満ちているからこそ、まだ動けると考えていいんだな。
分かっていただろう。だが、それでも追うくらいだ。その方がいいのだろう。手を伸ばし得られなかったとしても、追って逝けるのだからな。中には我に返って、脱出できたものもいるだろう」
淡々と言う。当事者でも何者でもないラーは、それらしき言葉を淡々と紡ぐ。読み取るなら、自己責任なのだろうが。
「ああ、ありがとう。では、こちらは飲みかけ以外の水でも渡しておこう」
食料を受け取れば、腰につけていた数個の水袋をソルスさんに渡すだろうか。
2/26 21:23:26
ソルス(ENo.441)
「消耗…何らかが目に……ああ、ラーは、分かるんだな……隠しても、分かる人には、分かるものだな…」
化けの皮が、といった具合で先程までと同じ表情を作ろとしても口の端がひくりと釣り上がる。何がおかしいのか、分からない、だが自分がどんな顔をしてるのかすら最早…
変わらず敵意などは、ない。
「ああ、俺も、この世界に来た時までの事はちゃんと、覚えて…でも、その記憶すら俺のなのか…分からない……ここにいつから居たのか…本当は、曖昧で…
こんな規模の術…俺も分からない内に使うなんて…どうかしてる…ここを維持する魔力、それでああ……こんなに体が…
でも、この中は俺の魔力で満ちてる…から、辛うじて動いてる……
……救われ、たのだろうか……見えて、良かったのだろうか…この森は、迷わせて、惑わせ…て…行方不明の人も生きてるか…どうか…
俺の、せいなのに……俺の……」
先程よりも口調は危なっかしい、散文的な印象。
保とうとしてるのだろう、ちゃんと目の前の彼女と話す為に──
小走りで近くの小屋に駆けて行って戻って来たときにはビスケットや干し鱈、ドライフルーツなど各種保存食と、手作りらしきキャベツ、トウモロコシ、人参、玉ねぎがそれぞれ小さく切られて入ってるスープが入れられた瓶の入ったカゴを持って戻ってくる。
「遅く、なったな…これ、食糧……」
化けの皮が、といった具合で先程までと同じ表情を作ろとしても口の端がひくりと釣り上がる。何がおかしいのか、分からない、だが自分がどんな顔をしてるのかすら最早…
変わらず敵意などは、ない。
「ああ、俺も、この世界に来た時までの事はちゃんと、覚えて…でも、その記憶すら俺のなのか…分からない……ここにいつから居たのか…本当は、曖昧で…
こんな規模の術…俺も分からない内に使うなんて…どうかしてる…ここを維持する魔力、それでああ……こんなに体が…
でも、この中は俺の魔力で満ちてる…から、辛うじて動いてる……
……救われ、たのだろうか……見えて、良かったのだろうか…この森は、迷わせて、惑わせ…て…行方不明の人も生きてるか…どうか…
俺の、せいなのに……俺の……」
先程よりも口調は危なっかしい、散文的な印象。
保とうとしてるのだろう、ちゃんと目の前の彼女と話す為に──
小走りで近くの小屋に駆けて行って戻って来たときにはビスケットや干し鱈、ドライフルーツなど各種保存食と、手作りらしきキャベツ、トウモロコシ、人参、玉ねぎがそれぞれ小さく切られて入ってるスープが入れられた瓶の入ったカゴを持って戻ってくる。
「遅く、なったな…これ、食糧……」
2/26 17:20:52