月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
 その勘が当たる類の人であれば、それはたぶん間違いではないのだろう。

「ああ」

 あとどれくらいか。だが、いつ死ぬにしても終えてからだ。

「こちらも。聞いたことのない話を聞けた。お互い様だ。……未練があるなら、それもいい」

 それがお前自身の未練であるならば、と。

「ああ。こちらも要り様が思いつけば聞いてみる事にする」

 食料は受け取った、水は渡した。此処から出た後のこれからは、定期様子を見るついでに食料や水などの物資の調達や交換などがなされるのだろう。
2/27 14:13:58
ソルス(ENo.441)
「そういって、くれて、良かった…」

正気を繕うための言葉ではなく、それは紛れも無いソルスの言葉。
彼女の体の状態、限界は分からずとも死が近い状態なのは感じ取れる、何となく、勘としか言えないが。
だが、せめて本人がどう思ってるかは置いても苦しい日々を過ごしたならせめて、穏やかで静かな日々を、切にそう願う。

「魔力が、なくなっても、俺は…死ぬ、から……うん、お互イ、無理はしないよう…にしよ……う」

こちらもまたもう少し生きてみるという言葉、宣言もあって。夭折を遠からず迎えようともせめて、せめて…あと少しだけ──

「ありがとう…助けられっぱなしの様、で…もう、少しこの世界を、回っておけバ、良か、た……
……ラーの、やってくれる事、の、その分出来る限り、今回、の様に、何かと俺も用意はして、おく。
食料、以外にも、何かイる物があるなら、俺の、出来る範囲で、支援、する…」
2/27 03:43:27
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