月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
 食料の中に薬の存在に気づけば、ああ、何かしら感じているのだろうなと思う事だろう。

「そうか」

 終わりは終わる時に見ればいい。その時に分かる、救われたかどうか。その時が何時かわからないが、生きていたらラーは見に来るのだろう。

「こちらこそ感謝する。食料を得られるとは思わなかった。私にも出来る事はあるのだな、そう思った」

 ラーの表情は動かない。動かないが雰囲気は多少穏やかだろうか。

「……では、また今度」

 何もなければ、そのまま森の外へと行くのだろう。
2/28 00:07:53
ソルス(ENo.441)
籠の中には食料と一緒にソルスが薬草を煎じて作った痛み止めなどの飲み薬も入っている。
ソルスが普段服用している魔力回復薬と違って体に害のある類の物ではないらしい。聞きそびれている様子だが、心配はしているらしく──

「……それも、そうだ……自分にとって、当然の、様な、話も人にとっては……うん、ありがとウ……
それと…
俺の、未練を知って……ある、いは覚えてい、てくれてありが、とう……良かっ…た、俺を、知られずに、死にたくは、やっぱり、なかったかラ……
救われる思い……だよ」

この森の夜明け、それはきっと永い夢を連れてそのままソルスが眠る様に、この森の終わりが訪れる。
未練が、現世に繋ぐ力を持つとすれば、人によっては呪いになりえるが彼女にとってせめてそうではないのならば……

「ああ…ああ、ながく、引き止めてしまっ、たな…今日は、色々ありがとう……」

笑顔でそう言おうとしている。精一杯の顔だ。
2/27 23:57:10
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