月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
 ソルスさんの涙が止まるまで、彼女は待つだろう。ハンカチを渡すなどの気の利いた事は出来ないが。待つ事は出来る。

「嬉しい、か。それは、……良かった、と言えばいいのか。合っているだろうか? 気持ちの表現というものは、難しいものだな」

 意味と目的を得たこれからの二人は後は死に向かうのみ。……月明りに照らされる花畑に夜明けが訪れるまで。
4/1 10:46:39
ソルス(ENo.441)
「俺、も生き、て、生き、る、為に殺して、沢山、たく、さん、血に、塗れて……で、も、それで、終わり、じゃ、ないから…
与え、テ、も得テも…良いって……分かった……ラーが、沢山、くれたから、俺でも、俺、でも、ラーの意味の、役にタて、たら…嬉しイ……」

殺さないと死ぬから、殺さないと味方が死ぬから、殺さないと救えないから、それで何度も、何度も、何度も──
罪悪感で押しつぶされそうになった事もある、それでも、こうして与えられた意味と、自分が与えられた意味の大きさ、認識能力が著しく低下した今のソルスでも分かる。
殺す事でしか救えない自分ではない、遠い日ある人に言われた気がする言葉。
それが、またこうしてここに。

故に、また涙が伝い落ちる。

「だから、ラーの、感謝の、言葉、がすごく、すご、く嬉しい…ようやく、俺も、意味を……」

真っ直ぐ見つめ返しながら、涙もこぼしたまま、涙は月明かりに照らされながら。
4/1 01:18:37
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