月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ソルス(441)
「間違っていない、か」

 歩みは遅くとも、少しずつ気持ちについて理解していきたい。彼女の壊れた感情の小さな小さな一歩だ。日が灯る時、彼女の感情は何処まで動くのだろうか。
 この奇妙な縁が良い方向へと向かったのは蜘蛛の糸の如く細い運命、救いを少しばかり齎す、小さな糸があったのかもしれない。ただその糸が切れる事が無かった。それだけだ。

「問題ない。その様な取り乱しは私にとっては初めてなもので、な」

 狂気や錯乱とは違う、感情の流出。それは悪いものではないのだろう、ラーは思った。
4/1 20:33:14
ソルス(ENo.441)
「嬉しいのは、良い、こト、だから……っ合ってる、よ、気持ちの表、げん、難しい、けど、デも、間違って、ない…よ」

涙を腕で拭おうとしても次から次へと溢れる涙、あの日友人を失い、助けられず、己の無力さと絶望感に苦しんだ日以来の激しい涙。
この涙の雨が止んで、この永い夜を纏う月明かりの森の花畑に、日が灯る時にはきっと解放される…
解放される前から、心に救いが訪れたのは、この縁のお陰か。

暫くすれば、涙は落ち着ききらずとも、マシにはなるだろう。

「すま、ナい……取り、乱した………」
4/1 15:23:34
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