寄せ集めの廃墟


ライムが様々な場所の廃墟や廃城・廃村から集めてきた瓦礫で作られた巣。ところどころが桃紫色の粘液で繋ぎ止めてあり、床・壁・天井やお風呂はしっかり綺麗に掃除されている。
読み書きがあまりできないのに書庫があったり大砲があったりと、機能性のわりに持て余している部屋や物が多い。

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> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「…………。」

──ぽろ、ぽろぽろぽろ。

「…………うぁ、うぇぇ、うぁぁぁぁあああん!」

自分の世界に帰る前。
帰って泣いたら、変に思われてしまう。
ライムは、初めて大泣きをした。
みっともないくらいの声を上げ、大粒の涙が溢れ落ちる。
その後声は無くなり、そこに残されたのは廃墟だけだった……
2/17 20:50:22
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「ええ、また。
………どうかお元気でね、ライムさん」

最後にそう言い残し、帰還の手段が用意された神殿へ戻る。

くしゃくしゃの笑顔な貴方が涙をこぼしてしまう前にと気を利かせてなのか、
ガラにもないけれど本当は涙をこらえていた自分を見せないようになのか。
その足取りはやや早めだっただろう。

心の内を晒すは今じゃない。帰れなくなってしまいそうだから。
また会う時まで、とっておく。
2/17 17:41:25
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「…………また、ね!」

呼び止める事はなかった。出来なかった。ずっとずっと留めさせてしまいそうで。
そうして、貴女をくしゃりとなった笑顔で見送る。

……いつの日か、「ミィリスさん!」という声が、貴女を呼び止める時が来るのだろう。
それまでは、まるで織姫と彦星のように。星と世界を跨いで2人は離れ離れなのだった。
2/17 06:46:43
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「ふふ、竜の記憶力を甘く見ないで下さいな。
――ちゃんと覚えておきますよ、何十年先でも、何百年先でもきっと。」

未来の希望を願う、約束を。

そして、堅い握手を交わし……手を離せばもう一度微笑んで。
呼び止められなければ、廃墟を後にしようとするだろう。
2/16 22:44:31
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「むむむ、お返事する事、忘れちゃダメなノよ?
無理はしないノ。すぐにでも会いたいけど、ミィリスさんきっと悲しんじゃうかラ……」

希望的観測!

「私モ、陸の上から再会を願うノよ!」

と、握手に応じるだろう。
きっとこれが、次に会うときまでの最後のスキンシップかもしれない。胸が焦がれ熱くなるが、涙は見せない。
笑顔を見せてくれた以上、自分も笑顔で見送らねばと。
2/14 20:52:45
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「ちょっとした気持ちで竜に気持ちを告げるってのはこうなるって事ですよ。
ええ、そうして頂けると助かります。ただ無理は禁物で。世界を超えるというのは簡単な話ではないのでね。」

竜が重いっていうよりこの水竜の家系が重い。

「ふふふ、であれば…次回会う事を楽しみにしてましょう。

………こちらこそ。ありがとう。ライムさん。
水底から再会を祈ります。」

悪い笑みではない、ほくそ笑みでもない。
とても、明るい笑顔で笑いながら。
握手を求めようと。
2/14 18:59:57
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「分かってるノー……私モ、安定した転移ノ魔法を頑張って調べるノ……
ちょっと帰るはずだった直前に告白しただけなノにー!何倍返しなノよ?」

百倍返しくらいでは?

「ふっふっふ、次会う時は、頼れる格好いいスライムになってるノ。
……友達としてか、好意を抱いてくれてるのかは分からないケド、また会うことを望まれてるのは嬉しいノ。その笑顔が最後に見れて、私は幸せなノよ。

本当に、本当に……長く短い開拓ノ間、ありがとね。ミィリスさん。」
2/11 14:32:06
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「……転移の術はまだ安定しませんから、ライムさんも招待はしたい所ですが…
正直言って、いまは無事を保証できませんからね…悪いですが、こればかりは…。」

ちょっと遠くへ連れて行くレベルの話ではない。慎重になってしまうのだろう。
連れて行こうとは思っても、少しでも〝もしも〟が最悪の形になる可能性があるならば迂闊な事は出来ないのだ。

「ま、確かに確実ではないですが…
まぁこれはあの無茶苦茶な告白への仕返しって事で。」

素直じゃないからとはいえ仕返しが重すぎるのでは…

「ええ、良いでしょう。もちろんその時は。

……そして、私も再会を望みます。」

確証も根拠も無い事だが、その言葉には密かであれど確かな想いが。
2/11 01:43:46
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「今すぐ一緒に、は……魔力が足りなさそう。それに、違う世界ノ私が入って術が不安定になったラ大変なノよ。
ディニーさんの腕前は信じてるケド、ね。」

本当は、今すぐにでも一緒に行きたい。離れ離れは寂しい。
しかし……それより、心配なのだ。

「ふふふ、酷いノ。会えるかも確実じゃないノに、会えるまで返答を焦らすノよ?

……言われなくても、ずっと、ずっと持ってるノ。
貴女に、ミィリスさんにまた会いたいし……やっぱり、何回考えても大好きなノよ。
また会った時は……私へのご褒美として、ちゃんと答え、聞かせてね?」

いつになるのか、いけるのか。
それでも……貴女がこうして、いつか必ず来ると信じてくれているからには、渡らなければならない。
それだけは確かだった。
2/8 08:50:29
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「――あーもう、ですから!

私が成長するか、私のいる世界であればそれを贈り物として本当に完成させられるんです。

今すぐに一緒に帰るのは無理かもしれないですし、自由に行き来できるのが何時になるかもわかりませんけども!

だ、っだから…私と再会を望むのなら!貴方の言葉への返事を聞きたいのなら!
それをずっと持っとけって事です!」


勢いに任せて心の内をぶちまけた。
あの告白に対しても曖昧にせず、YesでもNoでも、ここで言ってしまえばいい。それで終わりになるのだから。
……けれどこの竜はそれをしない。

〝未完成の贈り物を完成させに来い〟という、実に回りくどい手段で、まだ続きを望もうとするのだ。
2/8 01:35:47
> ライム(329)
ミィリス(ENo.354)
「えっ えーっと……ですから……ね…」

肝心な部分言わないんだからそりゃそうなる。

「………」

2/8 01:26:18
> ミィリス(354)
ライム(ENo.329)
「…………???」

悲しきかな理解力の低さ。

「つまり……?」

そしてそれを本人に直接問いただす容赦の無さ。
2/6 23:54:46
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