旧スムシティオル宗教国家-アブレフに繋がる道
※当Talkは初訪問時にほぼ確実に戦闘・不穏の可能性があります。
※深く突っ込もうとすると固有名詞のオンパレードです。あらかじめご了承ください。
今は人も住んでおらず、崩れかねない家屋の並んだ、中世ドイツを思わせる街並みがある。
広くもなく細過ぎもしていない道の先、人が今も居そうな<まち>が見えるだろう。
此方も中世ドイツを思わせる建物だ。その境界には、薄い鉄柵と鉄柵扉がある。
扉は閉じられて鍵も掛けられているだろう。迂回して<まち>に入れる道は無さそうだ。
※深く突っ込もうとすると固有名詞のオンパレードです。あらかじめご了承ください。
今は人も住んでおらず、崩れかねない家屋の並んだ、中世ドイツを思わせる街並みがある。
広くもなく細過ぎもしていない道の先、人が今も居そうな<まち>が見えるだろう。
此方も中世ドイツを思わせる建物だ。その境界には、薄い鉄柵と鉄柵扉がある。
扉は閉じられて鍵も掛けられているだろう。迂回して<まち>に入れる道は無さそうだ。
offline_boltリアルタイムチャットを有効化
件表示
refresh
>
ネルヴォーシア(541)
ネルヴォーシア(ENo.541)
部屋に残った少女は、家主の立ち去った扉をじっと見つめた後にぎゅっと唇を噛む。
──嘘をついたきぶんだ。
立ち向かうことなく"敵わない"とするのは間違ってなかったか?
夢で出会った知り合いだから、強くことばを言うのが後ろめたいというだけ──だけ、ではないが──も同然なのに。それを、パパにどうにかしてもらうのは。
ああ、夢の出来事をおぼえてなければよかったのに。
「…………」
いらない、いらない。
このゲビエトに───アブレフにないものは、
もっていてはいけないのに。
──嘘をついたきぶんだ。
立ち向かうことなく"敵わない"とするのは間違ってなかったか?
夢で出会った知り合いだから、強くことばを言うのが後ろめたいというだけ──だけ、ではないが──も同然なのに。それを、パパにどうにかしてもらうのは。
ああ、夢の出来事をおぼえてなければよかったのに。
「…………」
いらない、いらない。
このゲビエトに───アブレフにないものは、
もっていてはいけないのに。
7/20 10:42:41
ネルヴォーシア(ENo.541)
──同刻某所
「──パパ。あの、」
机に向かって書き物をするそのひとへ、少女は控えめに声をかける。
「…………そとに、異世界からきたってひとが。
その、…………。……ひとりは人間みたいだけど、もうひとりは、──悪魔だって言ってて。
人間は、まだしも、……悪魔って……………、わたしじゃ……」
その声は震えている。それは、恐怖か、それとも。
そうして、少女が言葉に詰まる。
対峙する人物は立ち上がり、少女に近寄って
───そっとその頭を撫でて。
何かを少女に告げて、その人物は部屋を出る。
少女はその場に立ったままだ。
「──パパ。あの、」
机に向かって書き物をするそのひとへ、少女は控えめに声をかける。
「…………そとに、異世界からきたってひとが。
その、…………。……ひとりは人間みたいだけど、もうひとりは、──悪魔だって言ってて。
人間は、まだしも、……悪魔って……………、わたしじゃ……」
その声は震えている。それは、恐怖か、それとも。
そうして、少女が言葉に詰まる。
対峙する人物は立ち上がり、少女に近寄って
───そっとその頭を撫でて。
何かを少女に告げて、その人物は部屋を出る。
少女はその場に立ったままだ。
7/20 10:41:45