穴倉
誰かが居るらしい……。
空き瓶に薄く発光しているネモフィラに似た花が一輪差し込まれている。
空き瓶に薄く発光しているネモフィラに似た花が一輪差し込まれている。
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デスサンドヴァニア(560)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「……此処でもそうか」
軍に居たころと変わらないな、と。
「恩を仇で返す可能性を考慮に入れないのか?」
最もそんな気は無いが。
軍に居たころと変わらないな、と。
「恩を仇で返す可能性を考慮に入れないのか?」
最もそんな気は無いが。
11/13 20:51:09
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ラー・トリーズ(564)
デスサンドヴァニア(ENo.560)
「えぇ…?見かけで判断しないでくださいよぉ…。こう見えて私、ニンゲンの改造には自信があるんですからぁ〜!!」
あなたに指摘されると、少女は改造がどうとかいかにも悪人のような所業を誇らしげに自慢する。
「えへへぇ…だってニンゲンを助けたら恩を着せられるじゃないですかぁ…。」
あなたに指摘されると、少女は改造がどうとかいかにも悪人のような所業を誇らしげに自慢する。
「えへへぇ…だってニンゲンを助けたら恩を着せられるじゃないですかぁ…。」
11/13 20:26:17
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デスサンドヴァニア(560)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「助けに? 何故だ。そのような心得があるようには見えない。助けたところで利点も無いだろう?」
濁った赤黒い目で見ている。片方は髪の毛で隠れているが……。
濁った赤黒い目で見ている。片方は髪の毛で隠れているが……。
11/13 19:58:37
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ラー・トリーズ(564)
デスサンドヴァニア(ENo.560)
「えへへ…。あなたを助けに来たとしたら?」
何か用かと尋ねれば、少女はそう答える。見た感じ僧侶にも薬師にも似つかない少女があなたをまともに治療出来るとはとても思えないだろう。
何か用かと尋ねれば、少女はそう答える。見た感じ僧侶にも薬師にも似つかない少女があなたをまともに治療出来るとはとても思えないだろう。
11/13 14:57:34
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デスサンドヴァニア(560)
ラー・トリーズ(ENo.564)
「……こんにちは」
彼女の潰れた声はきっと女性の声に聞こえないだろう。その言葉は感情が無く、平坦で一定の音だ。
「何かようか」
彼女の潰れた声はきっと女性の声に聞こえないだろう。その言葉は感情が無く、平坦で一定の音だ。
「何かようか」
11/13 13:16:52
デスサンドヴァニア(ENo.560)
「こんにちわぁ~…?」
穴倉の出口から女性の声がする。姿を見れば、そこには朝日を背にして立つ褐色肌の少女があるだろう。
少女は貴方に対して危害を加えるつもりはないようで、ただただにっこり微笑んでいる。
穴倉の出口から女性の声がする。姿を見れば、そこには朝日を背にして立つ褐色肌の少女があるだろう。
少女は貴方に対して危害を加えるつもりはないようで、ただただにっこり微笑んでいる。
11/13 02:55:46