穴倉

 誰かが居るらしい……。

 空き瓶に薄く発光しているネモフィラに似た花が一輪差し込まれている。

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 手に入れた食料(そこら辺にあった木の実とか)を食べている。……少なくとも水で洗っただけで調理などはしていない。
11/11 19:37:43
「……」
 目を覚ました。生きる為には食料が必要だが、……調子は相変わらず良くない。食べたら吐くのでは? と思いながら、少し周辺を歩く事にした。血が足りてないのか若干ふらついている。
11/10 12:17:31
「……」
 どうしようもないので少し寝る事にした。
11/9 20:27:44
 ある程度の応急処置はしたが、感染症やらなんやらで死ぬかもしれないなと思った。今は、ただ、生きてる。その一言に尽きる。
「……」

 何もすることが無い。軍が顕在してた頃は色々とやる事があったが。……まあ、考える事じゃない。良い子のスタフラ
11/9 20:26:48
「……ごほ」
 布で口元の血を拭って、捨てる。あの戦争は何も残らなかった。あの場所はキメラやキマイラ、人を合わせた化物が歩くだけの場所となった。携帯通信石から叫び声が聞こえて、砕ける音が聞こえた。何もかも途絶えた。使い捨てを気にする奴など其処にはいない。どこもかしこも阿鼻叫喚。どちらの軍人も空を舞い、血肉が飛び散り、内臓が踊り狂う光景。もう、誰もいない。
 ある意味では自由を手に入れてしまった、が。
「どちらにしても長くはない、な」
 既に中身はボロボロだ。血を吐きながら、洞窟の壁に背もたれる。
11/9 20:16:00
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