先輩と後輩

<説明>

 君島&レオンの中学校時代です。
 アイコンは高校生用のをそのまま使用しています。
 イバラ時空かどうかはあえてフワッとさせています。
 〆ました。
 

<人物紹介>
 
君島 隼           
13歳 165cm 中学二年生
襟足が少し長い。
学ランを着ずにシャツの上から
黒いパーカーを着ている。
髪をよくヘアピンで留めている。
この頃は慢性的に隈があり、
“生きる”ことに対して消極的。
十ヶ瀬 玲音     
12歳 157cm 中学一年生
君島のことをリスペクトする
ストーカーじみた男。
運がとてもいい。
この頃は髪を染めておらず、
ピアスも開けていないが
既にパリピ口調。

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-(ENo.911)
その“君島”に出会ったのは昼休憩を終えた次の授業中の屋上でのことだった。

昼休憩、みんなと別れて屋上に初めて足を踏み入れて、階段室の陰でうとうとしてしまったのだ。
起きた時には次の授業が始まっていて、サボるつもりもなかったレオンが慌てて戻ろうとした時、そこにはフェンスに半身を預けてタバコをふかす金髪の男子生徒の姿があった。
7/16 18:28:33
-(ENo.911)
帰り道、詳しく君島先輩の話を聞いた。

聞けば聞くほど、レオンには思いつきもしないほどその所業はひどいものだった。
そんな自分には縁遠い“君島”という存在が、その時はなんとなく、ほんのすこしだけ、気になっただけだった。
7/16 18:27:13
-(ENo.911)
——中学一年生の春。

生まれて初めて袖を通した制服は成長の見込みに合わせて少し大きい。
学校生活はまだ慣れていないが、天真爛漫で友好的な性格も手伝って、クラスではムードメーカーとなり友人には初日から恵まれた。
いつも誰かと一緒で、一人になることもない。

仲良くなった友人のひとりは、兄がこの学校にいるということで、入学当初からある程度学校について詳しかった。
体育館に行けば、体育館裏の喧嘩について聞かせてくれたし、
トイレに行けば、そのトイレの怪談を聞かせてくれた。

「知ってる? この学校、怖い先輩いるの」

「なにそれ? 怪談?」

「いやいや、そういう意味じゃなくて!
 君島先輩って超怖い先輩が居て、その人には絶対逆らっちゃダメなんだって。
 つーか、関わらないほうがいいらしい。」

「マジ? 殴られるとか?」

「いや、君島先輩が直接手を出すことはそんなにないみたいなんだけど、
 小学校で学級崩壊起こしたり先生イジメとか派手にやってたらしくて。
 最近はやってないみたいだけど別に更生したとかでもなさそうだから気をつけたほうがいいよ」

「へえ……気をつける!」
7/16 18:26:28
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