コーゲド魔法学園ロビー



ここはコーゲド魔法学園関係者の為のロビーです。
寮館の中心に位置し、先生の研究棟からも近いためその姿を頻繁に見ることがときます。
生徒、先生の皆さんの交流にお使いください。

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> ニャンカ・ウェルビリス(964)
カルラ(ENo.961)
「アンタよくアタシに聞けたな……」
やっと出た言葉がため息のようなそれだ。大きな魔女帽がずり、とずれる。

「あァ、学部長な。あー見えて結構優しいらしいけど。
まあいいや、途中まで一緒だから着いてきな」

視線を談話エリアに向ける。ソファの一つに身を沈めているその人が学部長だ。遠目に見ても雰囲気の鋭いところがあって、話しかけにくい様子が見て取れた。
8/22 19:25:21
> カルラ・フィアンマ(961)
「広範呪術学。必修だとテキトーに着いていけば着くんだけど、選択だと人によるから分かんなくて。」
驚く様子の先輩をさらりと流して、視線を周りへと移す。
「センセに聞こうかと思ったけど声掛けづらいからさ」
8/22 19:16:13
> ニャンカ・ウェルビリス(964)
カルラ(ENo.961)
先輩なりの気遣いなどではない。もう一度相手の様子を見てフンと鼻を鳴らす。
単に彼女にとって学びの差というのは、ハンデのように思えるのだ。正々堂々としている方が好みでこんなふうに矛を引いた。

「は?」
しかし、次にかけられた言葉には間抜けと言える声が出る。
「あ?あー、なに?次?……なんの授業?」
言葉はまるで忘れたように継ぎ接ぎだ。驚きを隠そうともしなかった。
8/22 18:57:54
> カルラ・フィアンマ(961)
「あ?……ふぅん、」

収まった魔力と続いた言葉に、拍子抜けしながら杖をしまう。
成程少女のタイを見れば、ひとつ上。一年長く学んだと言うだけでも格上である事は確かで、態々喧嘩を売り直す必要も無い。

「じゃ、大人しく命拾っとく。
…………ところでセンパイひとつ聞いていい?次の教室分かんなくてさ」
8/22 18:47:14
> ニャンカ・ウェルビリス(964)
カルラ(ENo.961)
「腰抜けじゃねえみたいだな」
ニヤ、と笑う。燃え上がるような赤毛が、魔力でチリチリと震えるような音を立てた。
少女の手が腰に差した杖にかかる――――

と、違和感のようなものを彼女は覚えた。
「ア゛?オマエ、一年かよ。入ったばっかの」
爆発寸前だった魔力が静かになっていった。肩の力が抜け、少女は頭を振る。

「悪イ、アタシは下の奴は相手にしねェンだ。命拾いしたな」
8/22 18:37:21
> カルラ・フィアンマ(961)
「……アンタに言われたかねぇんだけど。」
喧嘩腰の言葉には相応の言葉を返し、
相手の容姿を見れば睨むように見る。
この少年も歳の割には背も低く細くはあるが、性差もあって見下ろす形にはなるだろう。

「勝手に売った事にすんなチビ。欲しいなら売ってやるがな。」
己の懐に手を入れれば、木製の細身で短身の杖を取り出す。……案外やるきのようだ。
8/22 18:28:29
> ニャンカ・ウェルビリス(964)
カルラ(ENo.961)
「なんだオマエ目付き悪いな」
二年生のタイをつけた少女が声を掛けた。その声色は友好的なものではない。
「喧嘩か?なら買うぞ野郎」
はたけば飛びそうなほどやせっぽちで、小さい。それが何故か藪から棒に喧嘩腰で現れた。
降りかかる火の粉を払うも払わないもあなたの自由だ。
8/22 18:18:26
「…………。」

学生が一人、歩きながら辺りをキョロキョロとしている。

「……次の授業どこだっけ……。」
8/22 15:46:34
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