赤月の空中庭園


常夜の空に浮かぶ孤島。その島の中心には、清涼な水を湛える大きな泉がひとつ。
泉から細い水路が幾つも伸びており、島全体に張り巡らされている。

泉のすぐ傍には、白の薔薇が咲き乱れる庭園が。視界の彼方には、白亜の古城が見えるだろうか。
Info
・時の流れはありますが、空は常に夜のままです。
・島一帯(+α)の空間には不可視の結界が張ってあります。
・結界は感知(空間の主に他者の来訪を告げる機能)のみで攻撃性はありません。
・感覚が鋭いひとは来訪の際、何ともいえない違和感を感じるかもしれません。
・閉鎖空間ではないので、外から此処へふらっと迷い込むこともあるようです。
・同上で、此処から出ていくことも簡単なようです。気が付いたら空間の外に出ているでしょう。

・城へ入るには、この空間の主であるの許可が必要です。(※招待制)

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> ローゼ(351)
フルル(ENo.371)
「わかった〜、今回は、静かな、お花見。ふふふ〜、楽しみ〜。また、お菓子とか、持って、来たいな〜。ローゼさんが、好きな、お酒も、いいし〜。……二人、きり、だし……。
で、でも、みんなで、過ごすのも、楽しい、から。また、何かで、集まれたら、いいな〜。きっと、みんなも、ローゼさんに、構って、欲しいと、思うの〜」

二人きりでの花見が決まれば頷いて。またお菓子やお酒を持って過ごしても、と言っては、フォリウムとは違い二人だけなのがやっぱりどこか緊張して。あわあわと空気を逸らすかのように、けれど集まりたい本心もありながら。洋館で初めて話した時のように、何かまた出来たらいいなあ、と呟き、笑って。

「ふふ、わたしは、地や、水の力、よく、使うけどーー大地が、育つには、陽も、時に、必要。そっちも、結構、できるんだ〜。その時は、お花たち、元気に、しちゃうから。えへ〜。

うん、お部屋〜。……久々に、お部屋で、落ち着くし……洋館で、着てた、お家の服、着替えよう、かな〜。
……? 渡したい、もの……?」

ドレスを着たりと戻ることはそれなりにあっても、なんだかんだで室内着は洋館から移動してからしまったままのことが多く。久しぶりに出そうと言いつつ。渡したいもの? と疑問符を浮かべて小首を傾げながら。青年と共に城内の部屋へと戻っていくだろう。
4/12 19:05:13
> フルル(371)
ローゼ(ENo.351)
「用があるなら向こうから来るだろうし、わざわざ招集かけるようなこともないしな。
……では、今回は二人で静かに過ごすとしようか。前が賑やかだったし、皆で集まるのはまたの機会に」

使い魔たちに明らかに気を使われている部分も判ってはいるが、あえて口にはせず。
少し考えるような間の後、前回とは違う方向でいこうと答え。

「月の光だけで育ちはしても、偶には陽の光もあったほうがいいな。……確かに相応の心得はあるが、陽に関しては管轄外だ。その時は力を貸してくれ。

ああ。植え替えも済んだし……お前に渡したい物がある。部屋に戻ろう」

そう言ってひとつ、頷けば。
近くにある緑葉のアーチ、その内側に黒の幕が降りて――庭園と部屋を繋ぐ扉となり。微笑と共にアーチを潜り、城の部屋へ戻るか。
4/12 13:53:14
> ローゼ(351)
フルル(ENo.371)
「使い魔さんの、みんなと、お花見、したこと、ない〜。そういえば、最近、何か、集まったり、して、ないね〜。
でも、ローゼさんと、その……ふ、2人、だけ……の、静かな、お花見も、したこと、ない……。
ん〜、どうしよう……。フォリウムで、つがのん君とかと、みんなで、わいわい、お花見、したから……次は、静かなのが、ローゼさんは、落ち着く? ローゼさんは、どう、したい〜?」

使い魔組を呼んでの花見も賑やかで惹かれるものの、改めて言うとなんだか意識してしまっているが、青年と2人きりの夜の花見も魅力的で。ゆらゆらと頭を揺らしながら、悩みながら、少し恥ずかしい気持ちを誤魔化すように。賑やかなのはフォリウムで行ったため、青年としては静かな方がいいかと、彼の意見も求めてみる。

「涼しいとこ、好きなんだね、リスティエラ。なら、夜、続く、ここでも、うまく、育って、くれそう。もし、陽の光とか、何か、足りないもの、あったら……わたしが、うまく、補佐する、から。植物は、お任せ〜。……なんて、ローゼさんも、得意そう、だし、リスティエラは、そっちの、お花、だけど。ふふ、薄紫で、いっぱいに、なる日が、待ち遠しい〜。

……、これで、お花たち、お引越しは、一段落〜? まだ、何か、あるかな」

もし花の育成にて足りない要素が出てきても、それは己の得意分野。心配いらないとちょっぴり自慢げに笑って。
島から持ち帰ってきた種、薄紫の花木が植え終わり。花壇での目的はこれで済んだのかと首を傾げ。
4/10 15:48:02
> フルル(371)
ローゼ(ENo.351)
「見慣れるというほど、意識して眺めている訳でもないな。それに見るものが同じだったとしても、ひとりで見るのとお前と一緒に見るのとでは、また違う。
そうだな。今は花見の時期でもあるし、フォリウムでのような賑やかさはないが、此処で静かに花見をするのもいいな。……まあ、賑やかなのを望むなら、あいつらを誘うのも構わないが。どうする?」

二人きりか、使い魔たちを交えてか。緩く首を傾けて問う。

「冷涼な気候を好む種でもあるからな。あの島での生長っぷりは流石に望めないが……この花壇くらいならば、遠くないうちに埋まるだろう」

鉢から出した花木の土を、風の魔術で優しく取り除く。そして根を傷つけないように株を分けると、花壇に植え直した。
花木の移動が終われば先と同じように、服についた土を軽く払い落として。空になった鉢は影の中に沈み。
4/9 14:42:15
> ローゼ(351)
フルル(ENo.371)
「えへ……ほんと? わぁい。ローゼさんの、領域、だから……もう、見慣れてる、かと、思って……。
お花、様子、見にくる、ついでに……時々、一緒に、お散歩、しよ〜。あの島で、お花見、できなかったし〜」

かの島でそろそろ花見だと言う頃に離れてしまったから。ここなら白薔薇に囲まれ、夜の花見もできると。嬉しそうにこくこく頷いて。

「うん。種から、だから、びっくり、少ないと、思う。でも、知らない、環境から、だから……よく、様子見て、あげよ〜。
……ふふ、リスティエラも、いつか、この花壇に、いっぱいに、なるの、かな〜。陽の中も、きらきら、だった、けど。夜も、薄紫が、綺麗〜」

少女も立ち上がり、ぱたぱたと青年に倣いスカートを軽くはたき。花の鉢を見れば、お引越しだねと笑み。陽光に煌く花も良いものの、夜闇に浮かぶ薄紫もまた違う顔で。花壇がその色で埋まる日が、楽しみなようだ。
4/8 15:00:14
> フルル(371)
ローゼ(ENo.351)
「お前が望むなら、いくらでも散歩に付き合おう。――いや、お前が望まなくとも、か。共に過ごしたいのは、こちらも同じだからな」

遠慮する必要はないと言う傍らで、すぐに訂正を入れ。己もまた、少女と過ごしたいと思うのは同じだからと。

「他の世界のものを定着させるのは初めてでも、深刻な影響はそう出ないとは思うが……ある程度育つまで、まめに様子を見に来ないとな」

種を植え終えれば、立ち上がって服の裾を軽く払いながら。
折角こうして植えたのだし、気付かず枯らしてしまっては少々忍びない。幸い、視るだけなら大した手間でもないし、何より散歩の口実としても丁度良く。気持ちの上でも、状況でも、気にするようなことは何もなくなったなと、微笑い。薄紫の花が咲く鉢を手に取った。
4/7 22:22:58
> ローゼ(351)
フルル(ENo.371)
「ふふ、気に入った〜。お花の、お世話、しながら、お散歩、する。夜のまま、だし……ローゼさんも、その、気が、向いたらで、いいから……。庭園、一緒に、のんびり、歩いたり、したい……」

見て回れるのはもちろん嬉しいけれど、青年も一緒なら、と。自身の領域で見慣れているかもしれない、そう過れば気が向いたらでいいからと遠慮がちに。

「わかった〜、じゃあ、2つは、しまって、おくね。
ラバー、植える〜。……ふふ、赤いのと、白いの、植えちゃお〜」

惜しみながら手を離すと、ラバーの種入りの小袋から種を取り出して。青年を見て目を細めながら、赤と白と。そう言いながら、マリアルとナナハナの隣、けれど違う種なため影響がでないよう、配置に気をつけながら。楽しげに。1つずつこちらも植えていく。
4/6 10:13:27
> フルル(371)
ローゼ(ENo.351)
「今までは特に用もないから、城内に直接転移していたしな。これからは花の世話もある。気に入ったなら、散歩ついでに見て回ってもいい」

語られる感想に、若干の面映ゆさを感じながら。

「そうだな。そうするか。
一応、この規模ならば手持ちで足りるから大丈夫だ。もしかしたら、いつか必要になる時が来るかもしれないし……お前の持っているマリアルとナナハナの種は取っておこう」

少女の提案に頷きを返して。名残惜しく思いながらも、繋いでいた手を離す。
花壇の傍に屈んで土の状態を調べ、問題なさそうだと判断すると手持ちの種――以前贈った二種のそれらをひとつひとつ、植えていき。
4/5 22:37:16
> ローゼ(351)
フルル(ENo.371)
緑豊かな島から、赤き月光が降る庭園へと出ると、辺りを見回した。

「わあ……」

灰白の石畳を、手を繋ぎ進む。こつこつと小さな音を立てる足元も、品がある心地がして。白薔薇が島中に咲き誇る様に、思わず零す楽しげな声。辺り一面が白に染め上げられるそこを抜け、泉も窺える位置で、青年に合わせて足を止める。

「……お城の、中は……入ってた、けど。そういえば、外は、しっかりは、見た事、なかった、から……。
白薔薇が、いっぱい……。夜と、赤い、月の光に、映えて、とっても、きれい……。白薔薇の、お城って、感じ……ふふ」

などと笑みながら感想を述べつつ、花植えと聞けば頷きを返す。

「そうだね、リスティエラは、そっちで、こっち側は、島の種、植えよっか〜。種、いっぱい、持ってきたよ。
ふふふ、贈りあった、お花、お互いに、植える? あ、でも、足りないなら、マリアルも、ナナハナも、あるよ〜」

空いている片手にふわふわと花光が集い、袋を形作る。花の絵が描かれたそれがいくつか手の上に乗せられた。
ラバーらしき絵が描かれた袋を見つつ、もちろん袋はマリアルもナナハナの分もあるようだが、互いに渡しあったものをそれぞれ植えるかと悪戯っぽくーー同時にどこか照れも含みながら笑った。
4/4 18:21:18
ローゼ(ENo.351)
赤月が照らす夜の領域に戻れば、役目を終えた扉は影に溶け消え。

「――さて。休むにはまだ早いし、花を植えてしまおうか」

繋ぐ手を引き、灰白の石畳の道を進む。白薔薇が咲くエリアを抜けて少し歩き、泉からもそう離れていない場所に辿り着くと、歩みを止めた。
通路を挟み左右に分かれた花壇はそれぞれ、空の庭で使っていたものと同程度の広さで。

「この辺りが良さそうだな。こちらとそちら、リスティエラと持ち帰った種とで分けるか」

言いつつ、影の中から薄紫の花木と種とを取り出し。
4/4 15:52:54
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