月明かりの花畑
その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…
そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…
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ソルス(441)
ウア(ENo.517)
「……構わない」
尋ねられることについて嫌な顔はしなかった。依然として気分は優れないようだったが。
「事実、おれは姉を亡くしている。此処にそのような傾向があるなら、おれが幻影を見たのも道理なのだろう。
……幻であると知れてよかった」
姉について言及する際、一瞬だけ目を眇めた。声を掛けられていなければ今頃膝でもついていたのかもしれない。
尋ねられることについて嫌な顔はしなかった。依然として気分は優れないようだったが。
「事実、おれは姉を亡くしている。此処にそのような傾向があるなら、おれが幻影を見たのも道理なのだろう。
……幻であると知れてよかった」
姉について言及する際、一瞬だけ目を眇めた。声を掛けられていなければ今頃膝でもついていたのかもしれない。
11/8 12:29:10
ウア(ENo.517)
「幻……」
単語を復唱し、一度深く呼吸すると片腕で頭をがしがしと掻いた。
ここは幻を見る場所であるらしいと認識したらしい男は視線を落とす。腑に落ちたようだった。
「そう、か。そうだな……戻ってくる筈が、なかった。……すまない。有り得ないものを見て、平静を失っていた」
それは自身に言い聞かせているようでもあった。訪れた当初よりは落ち着いた態度であなたと向き合う。
「……おれはウア。船乗りをしている。どうやらいらぬ心配を掛けてしまったらしい」
男は簡素に挨拶をすると、ばつが悪そうに花々を見遣った。
単語を復唱し、一度深く呼吸すると片腕で頭をがしがしと掻いた。
ここは幻を見る場所であるらしいと認識したらしい男は視線を落とす。腑に落ちたようだった。
「そう、か。そうだな……戻ってくる筈が、なかった。……すまない。有り得ないものを見て、平静を失っていた」
それは自身に言い聞かせているようでもあった。訪れた当初よりは落ち着いた態度であなたと向き合う。
「……おれはウア。船乗りをしている。どうやらいらぬ心配を掛けてしまったらしい」
男は簡素に挨拶をすると、ばつが悪そうに花々を見遣った。
11/7 22:58:32
ソルス(ENo.441)
呼吸が乱れてる様子を見ながら心配そうに軽く顔を覗き込む様に出来る限り表情を柔らかく(と言ってもまだ固い表情だが…)して声をかけ直す。
「俺はソルス。この世界に喚ばれた者の1人だ。
その様子…見たのだろう?幻を…俺はアンタみたいに幻を見てここまで迷い込んだ者を帰す為にここを根城にしている」
見た目としてはネモフィラに近い様な花が風に揺られる。その様子はまるで、やって来た客を歓迎しているかの様に見えるだろう。
「俺はソルス。この世界に喚ばれた者の1人だ。
その様子…見たのだろう?幻を…俺はアンタみたいに幻を見てここまで迷い込んだ者を帰す為にここを根城にしている」
見た目としてはネモフィラに近い様な花が風に揺られる。その様子はまるで、やって来た客を歓迎しているかの様に見えるだろう。
11/7 18:47:44
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ソルス(441)
ウア(ENo.517)
「っ!」
男は不意に掛けられた声に肩をびくりと震わせた。程なく声の主へ顔が向けられる。
「……ここ、は。おれ……いや、あんたは……?」
周囲に目もくれず進んだのか、呆けたように花畑を見回している。
やや乱れた呼吸を整えながら、その眼はなにかを探していた。あなたの読み通り、幻を見てここまで来たようだ。
あまり大丈夫とは言えない様子の男は何者かと問いたそうに言葉を返す。
男は不意に掛けられた声に肩をびくりと震わせた。程なく声の主へ顔が向けられる。
「……ここ、は。おれ……いや、あんたは……?」
周囲に目もくれず進んだのか、呆けたように花畑を見回している。
やや乱れた呼吸を整えながら、その眼はなにかを探していた。あなたの読み通り、幻を見てここまで来たようだ。
あまり大丈夫とは言えない様子の男は何者かと問いたそうに言葉を返す。
11/7 17:21:15
ソルス(ENo.441)
「!」
花畑を眺めていたら男性が1人。様子から見て花が見せる幻を見ている様だ。
その幻は自然と消えるまで映り続ける、だが幻が見えない…否、見る事が出来ないソルスは心配そうに急ぎ声をかけに行く。
「おい、アンタ大丈夫か?」
花畑を眺めていたら男性が1人。様子から見て花が見せる幻を見ている様だ。
その幻は自然と消えるまで映り続ける、だが幻が見えない…否、見る事が出来ないソルスは心配そうに急ぎ声をかけに行く。
「おい、アンタ大丈夫か?」
11/7 11:23:01
ウア(ENo.517)
黒豹の尾を揺らしながら、花畑へ人影がひとつ現れる。
揺れているのは覚束無い足取り故だった。
男は胸の辺りで片手を固く握りしめ、前方に食い入るように見入っている。
唇を微かに動かしながら、震える脚で一歩、一歩と花畑に誘われるのだった。
揺れているのは覚束無い足取り故だった。
男は胸の辺りで片手を固く握りしめ、前方に食い入るように見入っている。
唇を微かに動かしながら、震える脚で一歩、一歩と花畑に誘われるのだった。
11/6 00:57:03
ソルス(ENo.441)
小屋から出てきて辺りを見ている。
ここへ迷い込んで来る人を帰すのを日課としている為か定期的にこうして花畑の様子を見ているらしい。
「なくしものか…」
自身の記憶を思いながら呟いて、見守る様に立っている。
ここへ迷い込んで来る人を帰すのを日課としている為か定期的にこうして花畑の様子を見ているらしい。
「なくしものか…」
自身の記憶を思いながら呟いて、見守る様に立っている。
11/5 20:49:32