バー『異世界交差点』

◆様々な世界につながっている不思議なバー。色々な世界からのご来店をお待ちしています。

 『バーテンダーがグラスを磨いている。静かな店内は落ち着いた雰囲気だ。オーナーはあまり現れないらしい』


 ※1BP=300円。各世界の通貨に換算してお支払いを。
 ※メニューにないものも作れます。お気軽にお声かけください。
 ※ノンアルコールカクテルもお作りします。

オーナーはたまに顔を出すようだ。

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> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
「またあの世界に行くことになると私は考えているよ」
男はバーテンダーの様子に呆れたように溢し、帳簿を閉じた。この辺りの仕事は自分にしかできない。

「アルド、お前もあの司祭にあまり心配をかけることのないように。それこそが面倒ごとと言うものだ。こんな遊びもできなくなるのだから」
煽るように笑う様子には怒ることもなくそう付け加える。そうして眼鏡のズレを直すと立ちあがり、“手近な扉”に手を掛けた。

「そろそろ優秀なバーテンダーくんへ後を頼もう。では、また」
11/28 18:05:55
> ヴラディスラウス・ドラクリヤ(62)
アルド(ENo.71)
「今は誰もお客様居ないでしょ。あんなに来たのが不思議なくらいで、実際こう暇なくらいが現実だと思うけど」
しかしこれは上司であるはずのオーナーの言葉に従わずに返した。
「こういうところだから人が来れば来るほど帳簿つけるのも面倒になる。よくやるよ」
ため息を見るにつけそう笑い、バーテンダーは寄り掛かった壁から身体を離した。
11/28 18:00:09
> アルド・スキアヴォーネ(71)
ヴラド(ENo.62)
「あのねえ、今は仕事中なのだから口には気を付けなさい。……しかしこれはまた、面白いこともあったものだな」
対する男はバーテンダーを窘め、そう顔色を変えずに“BP硬貨”をつまみあげた。
「ま、これがその通りならばそういうことになる。こればかりは私も自分で持ってみないとわからんがね」
帳簿を見ながらそんな風に言うと、硬貨を自分の懐にしまった。帳尻合わせを書き込み、ふむとため息。

「異世界交差点とはよく言ったものだな。こんな場所で出会うとは」
11/28 17:55:19
アルド(ENo.71)
「――と、いうわけでこれがここ数日のうちに頂いたもの」
バーテンダーは倉庫兼事務室になっている部屋でそう言った。机の上には名刺のようなカードと硬貨。
「これ、あんたには特に必要なものでしょ。概念的には」
11/28 17:50:03
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ええ、また来ます」
彼女はこの店をいたく気に入ったようだった。静謐さはそのままに、しかしさきほどまでの頑なさはなく。バーテンダーのまとうほどよい苦さといった雰囲気も好ましかったようで、律儀にも一礼すると店を後にしたのだった。
――近いうちにまた顔を出すこともあるだろう。
11/23 20:05:59
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
「これは、お気遣いありがとうございます」
バーテンダーは苦笑いをして頬を掻いた。自分の事を話すというのは、誰であろう難しいものだ。改まったそれは、とくに。

「いいえ、わたくしは何も。よくいらっしゃってくださいました」
空になったグラスはいつもバーテンダーにとって誇らしいものだ。静々と彼女の言葉が滴り落ちるのを聞いて、これはにっこりと笑みを浮かべた。

「またどうぞ、いらしてください。お待ちしております」
彼女は夜を溶かすような白だ。陶磁器のようだ、という感想を抱きこれは立ち去る姿を見送った。

……店を開いてから初めてメニュー表にある対価を受け取った。これはオーナーに預けねかればならない。バーテンダーは帳簿に目くばせし、さきごろの出会いに今暫し浸ってみるのだった。
11/22 23:27:48
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「……ふふ、気にしないで。私も自分のことを話すのは得意ではないもの。ええ、ええ。そうね――『たくさん』。それが聞けたのなら、なによりのこと」
無理強いをする理由はない。それでも応えてくれた相手に、敬意を払うべく静かに頷いて――彼女は満足そうにグラスを空にした。

「ありがとう。素敵な時間でした」
ぽつりぽつりと言葉の雨が落ちたのち。緩やかな時間はたしかに過ぎて――立ち上がる。
ふわりと裾を払い、白い指から硬貨が差し出された。4BP。
11/22 22:19:18
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
バーテンダーは客の動きを眺めている。水を口にして持ち物を整理する姿から、そろそろ立ち去るのだろうと考えながら。

「ありがとうございました。またお越しください」
会釈してこたえると、彼女が出た後にテーブルに向かう。

「――これは?」
そうしてやっとテーブルのカードに気づいた。依頼を請け負う、とは何でも屋だろうか?
「……オーナーに見せよう」
バーテンダーはそれを仕舞い、テーブルを片付けると仕事に戻るのだった。
11/21 21:14:45
> ヴィ・ヴィ(556)
アルド(ENo.71)
バーテンダーは苦笑いを溢した。
「すみません、自分のことは話し慣れないもので」
彼女が興味を持ってくれるのは嬉しいが、“これ”はあまり自分の話をしたことがない。憚られるものもあったせいだが、こういった職業をすると聞き手を期待されがちだ。

「えぇ、たくさん」
問いかけには微笑を持って答える。これの脳裏には様々な人々の顔が浮かんでいる。
彼女がグラスに目を向けている少しの間、他愛ない話をぽつぽつとするのだろう。
11/21 21:08:37
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「ありがとう」

流石のアルコール度数だ…顔の火照りがよく分かる。バーテンダーの気配りが有り難い、丁度よい清涼”水”を口に含む…一息ついた程なく、キャッシュカードを懐にしまい込み、そろそろBARを後にしようと立ち上がる……。

「…ごちそうさま」

簡素に礼をつたえ、そのままBARを出る……ふと、座っていたテーブルには別のカードが一枚。

《大口小口、民間から企業まで、貴方のご依頼お待ちしております》
《事務局長:フレイル・アルスター》

……どうやら宣伝用のカードらしい。
11/21 18:27:25
> アルド・スキアヴォーネ(71)
「遠くに――」
聞き手に回ることが多いであろう、バーテンダーの話に、興味深そうにグラスを傾ける手を止めた。
迷っているというよりは、難しい。そういった事情があるのだろう。彼女は話を急くことをしなかった。代わりに一言、
「得られるものは――ありましたか?」
そう聞いてみた。

「ふふ」
付け加えられた言葉には吐息だけで笑って、しばしキールロワイヤルの色を楽しんでいた。
11/21 00:09:00
> フレイル・アルスター(584)
アルド(ENo.71)
「かしこまりました。では、お預かりします」
そう言うとカードを預かってカウンターへ。ちなみにガトーショコラは600円だ。しめて1800円。

「……お待たせいたしました。では、また何かあれば」
バーテンダーはトレーの上に載せたカードと領収書を持ってきた。それとは別に水の入ったカップも。それらを受け取るのを見届ければ、これはまた元の場所へ戻ってゆく。
11/19 23:34:48
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