どこかの異空間にある掘っ立て小屋

――――――どこかの異空間。それは作られた場所。
青々と茂る森の中に立つ一軒の小屋、古いその小屋もまた作られた場所。
それもこれもすべて、偽りの神と謳われたモノの手によって具現化したものだ。
小屋の中は一見、ただの掘っ立て小屋らしくシンプルだが、地下へと続く床扉の下には異様な空間が広がっていることだろう。
兄弟たちにはそこにいてもらっている。形ある者、無い者、どれも皆。

完全にまで再現された森と湖が広がるだけの空間の中央にその掘っ立て小屋はある。
訪問すれば中性的な見た目の竜人が出迎えてくれるだろう。
人の好いこの竜人は、誰もを歓迎しているようだ。

また、帰りたいと願えば森の道は知っている道へと自然と繋がる。
いわばここは神隠しのような場所だ。
どんな人でも気づいたら足を踏み入れていて、でも帰れないわけではない。
帰る時にこの空間の主が、帰り人へランタンを分けてくれるだろう。それが道を照らしてくれる。
 

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> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「知らない!?」
。0(・・・まあ、最近は同性婚も認められてるし知ってようが知って無かろうが結婚は出来るしな、些細な事だけど・・・。
やっぱり、気になる!)

「うーん、子供の時のイメージからすると男かなぁ・・・。
いや、でも結構女にも見えなくはないんだよなぁ・・・。
なんか、宝〇に居そう。」
5/18 23:36:35
> 夢見バク(819)
フォーエ(ENo.809)
「想像力の豊かさは大事なんだっけ。そうだね、限度を知ってるかは大事だと思う。
 そっか、ならいらない心配だったね?それだけ平和に暮らしてるならよかった。」

「そもそも世界も違うだろうし…まずはその世界を特定しなきゃ。何か欠片でも手掛かりがあればいいんだけど…。

 …え?」
性別について問われると、この竜人は暫し首をかしげてから。

「……そういえば知らないかも、自分の性別。なんていうか、そもそも性別をちゃんと人間たちが用意してくれてたかもわからないからなぁ。バクは僕がどっちに見えるかな?」
5/18 23:32:08
> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「まあ、作りたがる気持ちはあった方がいいんだ、作る奴が限度を知ってるか知って無いかの問題だよ。
おいおい、昔の話だぞ?まだ離ればなれだったらこんなん話さないっての。
今はへーぼんに暮らしてるよ、ちょっと退屈に思えるぐらいにはな。」

紅茶に口をつける。
「ああ、偉い人だから仕方ないんだろ、かと言って、会う時間さえないのかって言われたらわからないけどな。
・・・。」
ふと、バクの頭に疑問がよぎる。
「・・・お前、オスメスどっち?」
5/18 23:27:50
> 夢見バク(819)
フォーエ(ENo.809)
「…そっか、バクも作られたんだ。貪欲な人間ってどこの世界でもそうなんだね、何でも作りたがる。
 でもよかった、兄弟とは再会できてるんだね。それならあまり心配するのは変かな。」
ホッとしたようで、微笑みが浮かぶ。

「詳しくは話を聞けてないからどうなってるのかわからないけど…王子って、国を統べる偉い人の息子なんでしょ?なら、やっぱりいろいろと大変なんだろうなって思って。
 そうだね、次はノーネを探さなきゃ。ここで待ってるだけじゃ多分いつまでも進まないから…何か手掛かりがあれば探しにいくよ。そのためにもいろんな世界を渡ってみなきゃ。」
少し冷めてきた紅茶に口をつける。甘い。
5/18 23:17:56
> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「まあな、俺もどっかのマッドサイエンティストに作られてな。
ちょっとの間ハクって兄弟とバラバラになっちまったんだ。
っま、今は再会出来てるぞ。」

「うーん・・・安否までは言えないなぁ。
流石に根拠もなしに大丈夫とは言えないか・・・。

じゃあ、お前は出てこれたんだし、次はノーネを探さないとな。」
5/18 23:01:24
> 夢見バク(819)
フォーエ(ENo.809)
「ね。 でももしそんなことがあったら、ノーネにも会えなくなっちゃうから、今に感謝かな。
 バクは同じような目にあったことあるの?なんか同じようなことがあったように聞こえるけど…。」

「そう、ノーネ! あの夢が終わる頃にはもう会わなくなっちゃって…結局どうなったのか詳しく聞けないまま、今まで生きてたから…実はちょっと心配してるんだよね。どうなってるんだろう、ノーネ…大丈夫かな。」
知ったかぶりでも名前に反応してくれただけでも嬉しいようだ。
「うん、あれから結婚のこととか、改めて調べたから大丈夫だと思う。ただ、ノーネに実際に会ってみないと分からないから…早く会いたいな。」
5/18 22:05:06
> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「だよなぁ。
思い通りにしたけりゃ感情を消せっての。」
経験したかのように共感している。
「ノーネ・・・あ、ノーネな!」
知ったかぶりである。
「そうか、結婚か・・・。
多分、今のお前だったらどうにでもできるとおもう、根拠はないけど。」
5/18 20:28:21
> 夢見バク(819)
フォーエ(ENo.809)
「ね、物好きだと思うし、本当に思い通りになると思ってたのかな。
  僕だって感情があるのに。」

「あの人はほら、ノーネだよ。王子だって言ってたし、色々と事情があるみたいだったから難しいかもしれないけど…約束したからね、結婚の。もし結婚は叶わなくても、もう一度だけでも会いたいなって思って。」
自分の紅茶に砂糖を入れて、席について。
5/18 19:30:26
> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「神様を作るねぇ、物好きだよなぁ、そう言う奴らって。
まあ、興味だけで作られるよりかはましだよな。」
「・・・ん?
なああ、フォーエ、あの人って誰だ?
と言うか、見たことない人に会いたいって・・・。」
出された紅茶を受け取りつつ言う。
5/18 18:31:50
「そう、作られた存在。神様を作りたかったんだって、結局失敗したみたいだけど。
 うん、だってあの人に会いたかったんだもん。まだ見たことないけど…多分会えるって信じてる。」
薪コンロに火をつけて湯を沸かしつつ、ティーバックを用意する。準備しつつ。

「でしょ?外に出て見てきた景色を参考に再現してみたんだ。今まで閉じ込められてたけど、これがやっぱいいね。自然が一番だよ。
そうだね、信じて待ってみるよ。皆にも会いたいし、あの人にもね。」
出来上がった紅茶と砂糖とミルクをトレーに乗せて、テーブルにもっていく。
5/18 18:14:43
> No.Ⅵ ロック・ザ・フォーエ・ヴァー(809)
夢見バク(ENo.819)
「おおう、お前も作られたのか・・・。
と言うか、本当に気合でどうにかしたんだな、素直でいい子だ、うん。」
小屋の中に入りかなりしっかりしている作りで驚く。

「おー、結構しっかり作ってるな。

ああ、ソラとはまた会うって約束したからさ。
・・・そうだな、どっかで会えればいいんだけど。
まあ、なんかこんな異空間だったらいつか来てくれるんじゃないか?」
5/18 17:41:02
> 夢見バク(819)
フォーエ(ENo.809)
「あはは、まあ…僕って貪欲な人間に作られた存在だったから、ね。作られた存在ってだけに早く育ったりもしたのかも。僕も気づいたらこれだけ成長してたし。
 もうそこからはサッサと逃げだして、その後は人の生活とか、人間について色々学んだんだ。覚えることは多かったけど、おかげで色々分かったよ。」
掘っ立て小屋に入れば、まあシンプルな構図だ。丸太の壁と木の床でできた内装にいくつかの窓と部屋分けの扉が2つほど。おそらく寝室と手洗い場への扉だろう。
キッチンも居間も玄関も一つの部屋なので、そのままカウンターの方へ向かっていく。

「あ、そうなんだ? よかった、ソラには無事に会えたんだね。
 そっか…でもあの酒場の他のメンバーとはまだ会えてないんだね。どこかで会えるといいなぁ。」
5/18 16:48:00
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