こよりのメンテナンスルーム

病室を彷彿とさせる無機質なベッドに白い壁、天井。
何に使うのかよく分からない、見たことも無い仰々しい機械が反対側の壁に並んでいる。高そうだ。

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> こより(90)
Helio(ENo.236)
「えへ へ〜」
目が細まり、上機嫌な声が出る。
へにゃへにゃだ!

「だいじょうぶよ! じゃあ … … 」
差し出された半分を掴み……

「せー の!」
7/15 12:45:47
> Helio(236)
こより(ENo.90)
「ああ!なるほど!ふふ、ヘリオさんは頭がいいです」

笑顔で頷く。本気だ。
しゃがみこんでヘリオの頭を撫でようとした。

「では開けますかね。いいですか?」

封筒の半分を差し出した。
7/15 10:28:50
> こより(90)
Helio(ENo.236)
「… … ううん うー … …」
しばしお待ちください。なうろーでぃんぐ。

……。

「じゃあ いっしょに あけましょ!
いっせーのであければ うらみっこなしに なるわ! … … どうかしら?」

そうだろうか?
ヘリオはただ中身を見てみたいだけなのかもしれなかった。
7/15 04:28:31
> Helio(236)
こより(ENo.90)
「……いえ、私も覚えはありませんね。宛名も……なさそうです」

ふむと首を傾げる。

「開けてみますか、と言いたいところですが、困りました。どちらに届いたものか分からない以上、どちらかが開けて相手のものだった場合、プライバシーの侵害が発生してしまうわけです」

「どうしましょう?」

特に深刻そうな様子はないがそんなことを言っている。
7/14 23:41:14
> こより(90)
Helio(ENo.236)
「?」
ヘリオはそのころ、ベッドの上でリボンを結びなおしていた。
必要のない行為だが、やることに意味があるのだ。

「あたしは しらないわ」
「なあにそれ? しょう たい じょう … … こよりちゃんの おてがみ?」

ぱたぱたと四つ足でベッドの端まで行き、身を乗り出してそれを眺め始める。
7/14 23:27:59
> こより(90)
こより(ENo.90)
「………おや?」

封筒に気付いた少女は首を傾げる。

「……ヘリオさん。あの、これ、ヘリオさんのものでしょうか?」

同室の少女にそう訊ねた。
7/14 23:09:17
*(ENo.90)
それは、突然現れた。

『招待状』と呼ばれる白い封筒。
ある日、部屋のど真ん中にぱさりと落ちていた、というのが正しい表記となるだろう。
7/14 23:08:10
こより(ENo.90)
「(………ヘリオさん)」

似て非なるAIである彼女。
彼女と共にいれば、少しは自分の『データ』に進歩があるだろうか。

「(これから先)」

藤波こよりはAIだ。
だから多少打算的なことも、悪びれず思考する。



「(よろしく、お願いしますね?)」



​──​─自分の『本懐』を遂げるために。
必要なのは、もしかしたら、『あなた』かもしれないのだ。

まだ、分からない。けれど。



そうしてしばらくして、藤波こよりが横になった頃。
腕輪の解析を終えた機械が、静かにその駆動を止めた。
6/11 14:06:00
> Helio(236)
こより(ENo.90)
「……ええ。おやすみなさい、ヘリオさん」

小さく小さく、ささやかにそう呟いて。
駆動する機械と歯車の音の中、あなたを見つめていた。

「(………アクアマリンは)」

自らの核石たるその青い宝石は、藤波こよりにとってただの『CPU』以上の意味を持っている。

「(……『母性』もまた『愛情』でしょうか。だとしたら、私が『愛情』を得ることのできた、その先は)」

同期と呼べる『検体』たち。
その中でも扱いの特別な自分。

……藤波こよりは。
『愛』のデータ化のためだけに、今も『生かされて』いる。

それだけが今。
藤波こよりの、『生きる』意味なのだ。

6/11 14:02:13
> こより(90)
Helio(ENo.236)
「ふふ かあさんって そういうものなのかしら?」
こよりおかあさん、なんて囁きが聞こえたかもしれない。

「… … じゃあ おやすみなさあい こよりちゃん!」
隅の方で丸くなれば、ヘリオは静かに動きを止める。
……人間の模倣──呼吸を行わず、ぴくりとも動かない。
ちゃんと内部処理を行っているようだ。

膨大なデータを全てチェックし、バックアップする。
処理は重いらしく、からからと歯車の音が響いていた。
6/11 07:29:21
こより(ENo.90)
「ふふ、そうかもしれません。私のお母さんも、私に何かあると血相を変えてデータの心配をしていましたし」

似通った部分はあるのだろう。
……そう思うと少し、嬉しくはあった。

「はい、どうぞ。お疲れ様です、ヘリオさん」

そういえばベッドは1つだ。
……まあヘリオは小さいし、自分があとから眠るスペースくらいはあるだろう。
なんてたかをくくる。
6/10 09:48:01
> こより(90)
Helio(ENo.236)
「そう flag!  … … はあーいっ」
ご機嫌に手を挙げた。緊張感はない。

「でも そこまで しんぱいしなくても あたしは へーきよ!なんだか かあさんみたいね こよりちゃん。
… … ね このベッドって つかって いい?」
真っ白い寝台の方を見やり、指で指し示す。
軽く目をこすっていた。
6/10 08:18:18
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