選別者たちの拠点

※ WARNING!! ※
 もし、あなたが存在してはならない存在であったのなら、彼らは貴方を殺そうとしてくるだろう。
 とある世界の存在達の滞在場所。
 生活環境は整っており、生活必需品も色々あるようだ。

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> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「おや、抵抗、ですか」
 魔力の弾は大男の何処かに当たっただろう。血が流れ出ていても気にせず、狂気的な笑みで貴方を見ている。
「いけません、いけませんね……。望まれている? 誰が望むのですか。歪みの因子など、早く消えてしまえばいいのですよ。存在自体が不運を呼び起こすのですから」
10/17 23:57:04
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
「ああ……まだ……僕の生を……」

頭全体が熱を持って、爛れ始める。
ただ、それも移し替える。今度は左腕全体が爛れていく。

苧環の短刀で、自らの左腕を切り落とした。
そのまま魔力の弾を一撃放ち、頭を押さえつけていたあなたから離れる。

「望んでる人がいる。それだけで……生きる理由としては十分だよ!
10/17 23:52:29
> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「しぶといですね……。世界を歪めさせる様な因子の癖に生きたいのですか?」
 掴んだ頭を地面に叩きつける。その後、キュポッ、チャプ……と水の音がする。
「頭にかけて差し上げましょう」
 容器を傾け始めた。
10/17 23:32:34
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
「まだ……僕は……」

並みの人間であれば、短刀を取り落としてしまうだろう。
しかし、見えない矢が彼の腕に突き刺さっても、彼は短刀を強く握ったままだ。

しかし、それで斬りかかろうとはせず、強く魔力を籠める。
そうすると、右腕の傷が癒えていって、その代わりに、左手首から血が滴り落ちるだろう。
10/17 23:21:23
> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「まさか、アレを見つける前に違う親しい存在を見つけるとは思いませんでしたよ。さあ、処分の時間です
 クスクスと笑う。
 貴方が短剣を取り出すと不可視の矢が飛んでくる。それは、……大男の体をすり抜けて、貴方の短剣を持つ手に深々と突き刺さる。
10/17 21:46:26
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
そういうことか、と彼は納得する。
貴方達にとっては、確かに彼は"居てはいけない存在"だ。
世界のルーチンに記載のない、"日蝕の者"……

されど、彼は抵抗を試みる。
爛れた口から流れる血を、袖で拭いながら。
懐から苧環の短刀を取り出して……普段の彼からは想像できないくらい、生に貪欲に……

とはいえ、既に手負いの彼の頭に摑みかかるのは容易だろう。
10/17 21:43:23
> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「ほら? こういう風にね?」
 キュリ……。
扉の奥から弓を引く音が聞こえるかもしれない。
「痛いでしょう? その水は選別の水といいまして、世界に居て良い存在かどうかを調べる事ができるのです
 貴方の頭を掴もうと手を伸ばしてくる。
10/17 21:31:15
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
「……」

これが、彼の生きざまだった。

思わず水を受け取ったコップを取り落す。コップはガシャンと音を立てて割れた。
彼は口のあたりを腕で押さえながら、先程までは澄ましていたはずの表情が、苦痛に歪んだ。
指と指の隙間から、爛れた唇が見えるかもしれない……
10/17 21:19:34
> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「ええ、その人の性格だとか生きざまとか、少しばかり垣間見えますからね」
 貴方が存在してはならない存在でない限りは無害の水だ。もし、そうだった場合、直ちに口の中が焼け爛れるだろうか。
10/17 21:11:29
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
「様々な、要素……?」

そこまで言ったところで、彼は一口、水を口に含んだ。
10/17 21:09:11
> 早川 千尋(148)
エリムス(ENo.380)
「私も会話は好きですよ。色んな話が聞けますからね」
 飲むのを見ている。
「会話には様々な要素が入り乱れていますもの」
10/17 21:05:06
> 選別者(380)
早川 千尋(ENo.148)
「ああ、ありがとう。僕じゃあたいした話はできないと思うけど、話すこと自体は好きだからね」

と、特に警戒する気配もなく、その水を受け取った。
10/17 20:54:12
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