月明かりの花畑

その花畑は亡くした人や無くした物の幻を見れるらしい。特に、ここに来る時になくした何かを思い浮かべていたりしたらよく見えるらしいが…
あくまで物言わぬ幻…
この花畑の入り口になる森に来た時点で何か亡くした/無くした過去を持つ者なら導かれる様にこの中心地の花畑まで導かれるだろう…

そして、その花畑の隅にある小屋に住まう男性が1人…

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> ラー・トリーズ(564)
ソルス(ENo.441)
「……あ、あ。そうだよな…でも、命令を、守、ルのも、大変だ、た事はきっとたくさ、ん……
…………なん、にしても、その上、で、ラーがこ、こに、いる、その事実、で大きい、から…酷い戦いだっ、たのは何となく聞い、てて、分かるか、ら……」

その中を生き抜く、と言うのはそれによって失うもの。
それがどれだけの物になるのかを想像して、自分が以前彼女に薬を渡した事からも体の様子は何となく察して──

「ああ、生き、てる事は誇れ、る事。
そして、ラーからの敬、礼、その重み、も、強、さも。そして、ありがたさも……この、身に…強く…
ありがとう…ラー…俺、にそう言っ、ク…レ、て……」

そう言った後何度も口を開閉して震える口と、舌を気力で制御するように、そしてようやく口を開く。
出来うる限り生きようと言う言葉に、改めて告げたい。

「生きててくれて、ありがとう」
 
3/30 02:19:36
> ソルス(441)
「上の考えは私には分からない。ただ、命令を守っただけだ」

 彼女の生存はある意味では奇跡であり、それをずっと成し遂げる精神は狂気だ。

「命に誇りを、か。生きている事を誇らねばな」

 ただ独りだけの生存者、それだけでしかなかった彼女の命に少しばかりの意味が付与された。

「私は上官に対する敬礼だ。意味合いは従う事だが。……ソルスは私の上官ではない。それでも敬礼をしたのは私なりの解釈、つまり、これは感謝であり敬意だ」

「私も出来うる限り生きてみよう」
3/29 19:28:27
ソルス(ENo.441)
「う、ん、綺麗な、場所…この花みた、いなお花、とはいかずと、も、見た人が、安心出来、るような場所にし、て…本物の、月明かりを、浴び、た花畑、にするんだ」

死ねるからこそ、後残りの生きる意味を今見出した。
種を植えよう。遠い日の自分が、いつかの自分がした様に。
ここは、本物の月明かりの花畑になる。

「あ、あ、だか、ら、名前がな、い俺は、逆に怖いもの、な、しみたいなも、のだ。でも、実力ある、もの、は後方で、命令す、る側、だったの、か…最後の防衛、線的な、意、み、だったのか、それともただ……」

首を小さく横に振る。
しかし、その当の人達も最早いないのだろう、と思えば、やはり彼女がここにいる事は凄い事なのだろうと。

「敬礼、俺も、少しだけ、ヒサびさにや、たよ。命に誇りを、という意味、なんだ、この、敬礼。
し、かし……礼を言い合って、ふ、ふ…俺もソう、思ッた。で、も、本当に、沢山、助けら、れて、バか、りだから…こうして、あと少しを全力で生き、よう、ト思え、たのもラーのお陰、だか、ラ……」

どれだけ感謝しても足りない。悲しい事ばかりではない、と。絶望のまま終わる事がなくなった。
こちらも手を下ろし、その後は笑顔で桜の枝をまた少し撫でて。
 
3/29 17:18:36
> ソルス(441)
「それは見なければいけないな」

 互いにとは決して言わないが。

「術者に真名を知られるのは危険なのは何処も変わらないか。こちらの場合はその様な実力を持った者は滅多に前線に出て来ないが。

 ソルスの方の敬礼はその様なものなのだな。……互いに礼を言い合ってばかりだな」

 確りとソルスさんの敬礼と表情を見つめる。敬礼を終えれば、手を下に下ろす。ラーの敬礼は上官に対するものであり、彼女自身、それしか許されていないものだ。上官でもない他の存在にする敬礼は彼女なりの感謝であり敬意でもあるのは間違いないだろう。
3/29 09:58:24
> ラー・トリーズ(564)
ソルス(ENo.441)
「た、ね……そう、だな……なん、の、花、が、良いかな……きっと、その、時には、幻は、終わって、きっと綺麗な…花畑が……たの、しみだなぁ…せめて、ラーが、見れたら……良い、な」

美しい花畑を見る頃には自分は、と思って漏らす言葉。

「使い、捨て、その世界で…そう、だったとし、ても、ラー、も皆も使い捨、てなんかじゃ、ない。ない…のに…。
…………で、も、うん。そこに、いる、から呼んで、呼ぼう……ラーがこうして、生きて、名前を呼んでも、良い、場所に辿り着けたの、だか、ら…
…俺、の世界は、俺達、招集を受けた、者達は、作戦行動中だけは、仮名以外を、名乗るの、も、呼ぶの、も禁じられ、てた……名を術で逆利用、され、るのを防ぐ、為………俺に、は、元より、名前は、ないから、仮名が本名、みたいなもの、だったけ、ど……」

言う事に迷いはなく、規制はそこまでキツくもなく。ある程度普通だったからか。しかし、名前を大事にしたいらしく、貴方の回答には「よかった」と小さく、零す。

「ふ、ふふ……そう言ってもらえたら、こんな風にな、た俺、にも何か、出来るんだ、と、思え、る…本当に、ありがと、う」

その敬礼の姿を、誇り高く、かっこいいと、ふと思った。誇り、いつしかの、自分の──
それを、見て敬礼に対して自身も、左胸に手を翳す。敬礼に対して敬礼で返す自身の国の、ではあるものの。いつしかの、狂う前の自身の表情を何とか再現して。覚えててもらうために。
3/29 00:56:40
> ソルス(441)
「なら、種を探さなければな。未来、此処を訪れる者がそう思えない場所に見えるものに」

 その光景が見れる可能性は分からないが、それは悪くないものなのだろうと。

「私の場所ではそうだった。いや、使い捨ては人の名を呼ぶのは許されなかったと言うべきか。だから、慣れないな。慣れないが、呼ぶのも呼ばれるのも悪くない。確かに存在すると感じる、気がする。ので、努力しよう。
 ソルスの世界はどのような感じだったのか。いや、答えなくてもいいが」

 話題としてはデリケートなものだろうとの一応の判断らしい。

「私もだ。ソルスと出会わなければ、ただ生存しているだけの毎日を過ごしていたかもしれない。こちらも礼を言うべきだ。ありがとう、と」

 胸のポケットに受け取った花を挿すだろうか。彼女には勲章も何もない。何も持たない存在だった。ソルスさんの作り出した花は誇らしげに存在するのだろう。彼女は貴方に対して敬礼をした。
3/28 17:18:28
> ラー・トリーズ(564)
ソルス(ENo.441)
「ああ、説明書だとか、やり方がある、ものじゃな、いからちょっと大変だ、けど、きっ、と悪く、ないものだと思う、から」

長い時間が存在しない、けれど少しでもこの先というものを祈る。壊れて、例え崩れて落ちてしまったものでも、また何かを作れないわけではない。
故にソルスは未来を願った。少しでも、少しでもと──

「ふふ…暴かれても消えない…どんな、ものでどんな、ものでも…か。………種を、撒こう。きっと、ここ、が、悲しい場所では、なくな、るように…」

どんなもの、に、その言葉を咀嚼しながら。

「軍、だと、仮名以外では、呼んでは、ダメなのだな、やはり。俺、もそう、だった。
でも、ありがとう、呼ぼうとして、くれ、て。俺、も呼ばれ、たら何度でも、返事、する。から一緒に、そこは、頑張っていこう、呼んでもらえる、度に、俺、の名前、とおもえるから…」

自分の名前、としてソルスという名の人間。その名は命にも等しいものだから、嬉しく。

「以前、魔力で、の花の構築、は完全なものは失敗、し、たけど、そこで感覚、つか、んだから…。礼、はしても、し足りない程…だか、ら」

以前の来訪者の彼の時に上手く出来なかったのが、惜しい次第だが、花を愛でる姿に満足げな笑顔を浮かべて。
3/28 15:56:27
> ソルス(441)
「私なりの努力はしてみよう。掴み方は人それぞれだろう、たぶん」

 人として壊れた感情がほんの少しでも人としての感情が掴める可能性があるならば、それは少しだけ人として生きていけるのかもしれない。ソルスさんの純粋なる祈りが届くか、それはまだ分からない。分からないが今後によるのだろう。

「幻なら暴かれてしまえば消えてしまうが本物なら消える事はないだろう。本当にしてしまえばいい。一度残せば、どんなものでも、残る」

 どんなものでも残る。その言葉は何を指しているのだろうか。

「思えば私は軍人では無かったからな。人の名を呼んでも問題ないのを忘れていた」

 ある意味ウッカリだ。

「ああ、人の名前を自然に呼ぶまでは時間が掛かるが、意識せずに……ソルスの名が呼べるまで呼ばせて貰う。それまでぎこちないと思うが」

 魔力で構築されたであろう花を見る。差し出されれば受け取る。

「ありがとう、ソルス。……礼や貰うというのも、悪くは無い」

 見様見真似で花弁の縁を撫でて愛でてみるだろうか。手つきは優しいものだ。
3/28 08:27:15
> ラー・トリーズ(564)
ソルス(ENo.441)
「よか、た…笑え、てまだ…良かった…
ふふ…ラーもきっと、掴む、のが大変、でも…きっと、少しでも、掴める様に、なれる…なれたら、良いなって思っ、てる」

正常でなくとも、最早正気が戻ってこなくとも、それは本心である事に変わりはない。彼女のいた環境を思って、同情、ではなく純粋な祈り。
魔力の構築をしている途中、提案にも思える言葉に目を丸くして、何かを思い出す様に顔が伏せられる。それは悲しんでの物ではなく──

「ここに、いた、証──
うん…俺が、ここで、生きた証…そう、だな…幻で、はない…本当の…」

ふと涙を一瞬指で拭いながら。
次に顔を上げた時、また救われた様な笑顔。死に行く身なのに、こんなにも日々、安心していける。

「ふ、ふふ…ふふ、そうやって、どう、呼ぶか悩、んだり、も、穏やか、な日、の一幕、と思、うな…
呼び、安いように、呼んでくれ、て良いから、な」

そう言いながら青白い光が止むと、薄く発光しているネモフィラに似たこの花畑の花がソルスの手に。それを差し出す。

「これ、桜、のお礼に」
3/28 01:28:46
> ソルス(441)
「ああ、自然な表情だ、とても、な。私はまだ感覚がつかめてはいない。そのうち、つかめるようになるだろうか?」

 その光景を眺めている。蝶を眼で追ったりもする。

「あるかもな。……間違っていなければだが植物は種から生えるのだろう? 育つのか分からないが此処に居た証として育てるのもありだろうか」

 自然が好きならば、そういうのはありか? と聞くように。

「ここは争いとは無縁だ。穏やかに過ごせていると思いたい」

 目を伏せる。

「……ううむ、意識しないとなかなか呼べないものだな」

 名前について考えることがあれど、本当に名前で呼んで良いものなのかと少しばかり悩んでいた。彼女が思っている以上に世の中の人々は互いに名前を呼んでいた。
3/27 10:06:59
> ラー・トリーズ(564)
ソルス(ENo.441)
「ふふ、そう、か…俺は今、ちゃんと…笑って…良かった、本当、に…嬉しいから、明るい顔が出来て、て…良かった…
そうだな、皆が笑顔なのは、良いこと…ラーも少しでも、穏やかだと、思え、たなら尚更、良い」

枝をもう片手で撫でながら、蝶が一匹ひらひらと桜の枝の周知を飛び回る。

「異国…こんな感じ、の、花が、そこにはいっぱい…あるの、かな…良いな…。ふふ…そう、自然が好き…昔、から…また、持ってきて、くれたら嬉しい…。ラーもその分、色んな物が見れたら、この世界は、色んな物、あるから…
ふふ、血や硝煙ばかりだっ、たのなら、尚更…穏やか、に色んな、物見て、色んな日、過ごして…欲しいな」

中腰になって花畑の花に手を伸ばす。
魔力の光、青白い光が手からフワリと浮かぶ…その最中気付いて目を丸くする。

名前、呼ん、でくれた…
3/26 23:48:20
> ソルス(441)
「賑やかなのは悪くない。皆が笑顔になれるのは良いものなのだろう。お前の表情も明るいものだし、な」

 持ってきた枝や想像して嬉しく顔を変えるものだからと、そんな推測をする。

「響きからして何処かの国か異界のものなのだろう。……ソルスは自然のものが好みか。ふむ、何かまたあれば持ってくるか。私の場合、見た事が無いものが多すぎるが。
 花? 見ていて悪いとは思わない、な。今まで真面目に見た事が無かった、というのもあるが。少なくとも血と硝煙よりはいい」

 比較対象がアレだが。そして、やっと名前を呼んだ。
3/26 22:29:58
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