殺人喫茶「赤とんぼ」
表向きはインスタ映えしそうな喫茶店だが、実は殺人鬼が多く出入りしている喫茶店。店主は当然情報屋。
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「当然調べたよ、でもそんな名前の学校も、地名もその世界にはなかった。
後々、元いた場所のことはわかったけど…まぁ今の私にはもう関係のない場所だったよね」
残り少なくなったホットミルクちびちび
「今となっては別に記憶を戻そうとも思わないし、
記憶が戻ったとして今の自分がどうなるかっていうのも、怖いしね」
後々、元いた場所のことはわかったけど…まぁ今の私にはもう関係のない場所だったよね」
残り少なくなったホットミルクちびちび
「今となっては別に記憶を戻そうとも思わないし、
記憶が戻ったとして今の自分がどうなるかっていうのも、怖いしね」
10/17 15:34:12
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(286)
泰石寺紗秧(ENo.207)
「学生証……があったってことは、少なくとも、記憶が無くなる前は何処かの学生だろうなぁ。その学生証に書かれてる学校って、なんか調べて情報出たりはしたの?」
学校とかの制度とかが分かれば大体の国籍や地域までは分かりそうだけど。等と顎に手を添えて考え始める。
「それに、学生証があるってだけで少なくとも小さな学校とかでもない、どちらかって言えば都会側にも考えられる。それだけでも範囲は絞れるし……ってそうだ、そもそも住所とかはなかった?」
……1つの事から随分深堀するような推論を立てる。変わった考え方と言えばそれまでだが、その冴え方が、あまり堅気の印象を与えない、ような。
学校とかの制度とかが分かれば大体の国籍や地域までは分かりそうだけど。等と顎に手を添えて考え始める。
「それに、学生証があるってだけで少なくとも小さな学校とかでもない、どちらかって言えば都会側にも考えられる。それだけでも範囲は絞れるし……ってそうだ、そもそも住所とかはなかった?」
……1つの事から随分深堀するような推論を立てる。変わった考え方と言えばそれまでだが、その冴え方が、あまり堅気の印象を与えない、ような。
10/17 08:09:03
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
この話はやめようと言われれば、そうだね、と小さく笑う
せっかくカフェで甘い香りに包まれるひとときである
「う、うーん。なんでだろうね?
それも実は記憶がなくって…持ち物にあった学生証で自分の名前だけはわかったんだけど」
困っちゃうよね、と誤魔化すように笑ってみせる
「まぁ色んな人がいるし気にしなくていっかなー、って」
せっかくカフェで甘い香りに包まれるひとときである
「う、うーん。なんでだろうね?
それも実は記憶がなくって…持ち物にあった学生証で自分の名前だけはわかったんだけど」
困っちゃうよね、と誤魔化すように笑ってみせる
「まぁ色んな人がいるし気にしなくていっかなー、って」
10/16 20:49:25
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(286)
泰石寺紗秧(ENo.207)
「……ううん、そう、なんだ。それだと、むしろ薄情なのは私か」
忘れたい、って考えることがあるからね。と零す。
空になった珈琲のカップを指で撫でながら、僅かに視線を落として。
「……刀って言うのは、振り回すことでその人間を現すけれど。貴女にとっては、きっと自分で見えないものを映してくる鏡なのかもしれないか。……いや、ごめん。この話題はそろそろ止そうか」
そう言って、肩を竦めた。
「……天月さんって外国人混じりなの?名前は和名っぽいけど、綺麗な金髪だし、目も綺麗で、あとかなりグラマラスだし。
両親のどっちか、米国の人とか?」
忘れたい、って考えることがあるからね。と零す。
空になった珈琲のカップを指で撫でながら、僅かに視線を落として。
「……刀って言うのは、振り回すことでその人間を現すけれど。貴女にとっては、きっと自分で見えないものを映してくる鏡なのかもしれないか。……いや、ごめん。この話題はそろそろ止そうか」
そう言って、肩を竦めた。
「……天月さんって外国人混じりなの?名前は和名っぽいけど、綺麗な金髪だし、目も綺麗で、あとかなりグラマラスだし。
両親のどっちか、米国の人とか?」
10/16 16:05:29
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「ほんとに憶えてないの、記憶がないから」
"こっち"の世界では2~3年より以前のことは何一つ覚えていないのだと続けて
「ぼかした言い方で現実から逃避しても仕方ないし、
薄情でもそれが現実じゃしょうがないもん」
今でこそ言える言葉ではある
なくなった過去のことを見せられた時はそりゃー凹んだものである
「身体に染み付いてるから、記憶がなくても私の剣は殺人の剣なんだけどね」
"こっち"の世界では2~3年より以前のことは何一つ覚えていないのだと続けて
「ぼかした言い方で現実から逃避しても仕方ないし、
薄情でもそれが現実じゃしょうがないもん」
今でこそ言える言葉ではある
なくなった過去のことを見せられた時はそりゃー凹んだものである
「身体に染み付いてるから、記憶がなくても私の剣は殺人の剣なんだけどね」
10/16 13:14:15
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(286)
泰石寺紗秧(ENo.207)
「はははは、……察するの得意なのに、隠すの下手過ぎますからね、私」
自分の隠せなさを恥じていた。ただ、それでも驚きというのは、相応のものでもあった。
……未だその手には吸い寄せられるように目が往く。
「悔いを刻むための刀だったから、救いなんて無かったよ。……うん、本当、何故だろうね、少ない程に、重いものだと感じる」
だからといって、目の前の相手の抱くだろう物を軽視する訳ではない。
「……憶えてない、なんて薄情な言い方しなくていいと思うな」
自分の隠せなさを恥じていた。ただ、それでも驚きというのは、相応のものでもあった。
……未だその手には吸い寄せられるように目が往く。
「悔いを刻むための刀だったから、救いなんて無かったよ。……うん、本当、何故だろうね、少ない程に、重いものだと感じる」
だからといって、目の前の相手の抱くだろう物を軽視する訳ではない。
「……憶えてない、なんて薄情な言い方しなくていいと思うな」
10/15 20:17:56
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「気遣ってくれたんだ。優しい人ですね、紗秧さん」
あの様子じゃあ大体の人はアレ?と思っちゃうだろうけど…それはそれである
「ん。人を斬った数に多いも少ないもないと思うけど、片手で足りるうちなら忘れないことはできそうだよね。
私は一体何人を、どうやって殺したかもさっぱり憶えてなくってさ。そこに悔いがあるなら、尚更少ないにこしたことはないのかも」
慰めってわけじゃないけどね、とこちらも苦笑を返すのだった
あの様子じゃあ大体の人はアレ?と思っちゃうだろうけど…それはそれである
「ん。人を斬った数に多いも少ないもないと思うけど、片手で足りるうちなら忘れないことはできそうだよね。
私は一体何人を、どうやって殺したかもさっぱり憶えてなくってさ。そこに悔いがあるなら、尚更少ないにこしたことはないのかも」
慰めってわけじゃないけどね、とこちらも苦笑を返すのだった
10/15 19:39:56
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(286)
泰石寺紗秧(ENo.207)
「……言わないでおいたのになぁ」
呆気なく、伏せていたことを看過されたことに内心驚きながら、顔は傾ぐように苦笑して、ひらひらと手を振った。
「それは残念。……人殺しの手には、力を込めた時に浮かび上がるものがある。刃物で物を切る時の力のこめ方は、刃物で何を切ったかによって、その手の表面に……そう、手相のようなものが」
自分の手を、じ、と見た。
「かもしれないね。いや、私の場合はもう、男より女の人の方が好きなだけなんだけどさ。
……それに、私の手にも、薄くだけどそれが浮かんでるから、惚れられることも無いな、多分」
そう言いながら、見ていた手の指を”三本”立てる。
それが数字なのだろう。
「……やだね、ほんと」
━━━━━溜息のように、そう呟く。
呆気なく、伏せていたことを看過されたことに内心驚きながら、顔は傾ぐように苦笑して、ひらひらと手を振った。
「それは残念。……人殺しの手には、力を込めた時に浮かび上がるものがある。刃物で物を切る時の力のこめ方は、刃物で何を切ったかによって、その手の表面に……そう、手相のようなものが」
自分の手を、じ、と見た。
「かもしれないね。いや、私の場合はもう、男より女の人の方が好きなだけなんだけどさ。
……それに、私の手にも、薄くだけどそれが浮かんでるから、惚れられることも無いな、多分」
そう言いながら、見ていた手の指を”三本”立てる。
それが数字なのだろう。
「……やだね、ほんと」
━━━━━溜息のように、そう呟く。
10/15 11:12:57
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「…? そんなに綺麗かな?人並み程度の手入れしかしてないけど…」
鈍いなりに、体よく何かを誤魔化したことは理解る
だから、それ以上つっこもうとはせずに……
「残念ながら沢山人を殺めた手だよ、そんな手に惚れちゃだめだめ。
にしてもなんだろ…剣客って気が多いのかな?」
冗談には冗談で返しつつ、笑う
鈍いなりに、体よく何かを誤魔化したことは理解る
だから、それ以上つっこもうとはせずに……
「残念ながら沢山人を殺めた手だよ、そんな手に惚れちゃだめだめ。
にしてもなんだろ…剣客って気が多いのかな?」
冗談には冗談で返しつつ、笑う
10/15 09:30:32
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(286)
泰石寺紗秧(ENo.207)
「…………ぁ、ううん、いやいや、何でもないよ。ちょっと、そう」
……繋いだ手の感触を確かめるように、手を握ったり開いたりしながら言葉を探し、ぽつりと。
「━━━これは、私が決して”視得無い”世界だなぁ」
何かを呟いていた。けれど、本当に小さな声だったから、聞き取れはしないだろうが。
「ちょっと天月さんの手が、触っただけで綺麗なのが分かってビックリしちゃったんだ。どんな手入れしてるのか分からないけど、肌も綺麗で瑞々しいというか、あはは!天月さんの手に惚れた!ちょっと結婚する?」
などと、ふざけ気味に笑いかけた。
……繋いだ手の感触を確かめるように、手を握ったり開いたりしながら言葉を探し、ぽつりと。
「━━━これは、私が決して”視得無い”世界だなぁ」
何かを呟いていた。けれど、本当に小さな声だったから、聞き取れはしないだろうが。
「ちょっと天月さんの手が、触っただけで綺麗なのが分かってビックリしちゃったんだ。どんな手入れしてるのか分からないけど、肌も綺麗で瑞々しいというか、あはは!天月さんの手に惚れた!ちょっと結婚する?」
などと、ふざけ気味に笑いかけた。
10/14 20:19:42
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泰石寺紗秧(207)
ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「……えっと、どうか、した……?」
握手をした途端凍りついた相手にちょっと驚く
…なにかしたかな、握力はさほど強くないんだけど
そんなことを考えつつ、表情を伺っている
やがてそれが解け、誤魔化すように手を引いた彼女をきょとんとした顔で見ていた
握手をした途端凍りついた相手にちょっと驚く
…なにかしたかな、握力はさほど強くないんだけど
そんなことを考えつつ、表情を伺っている
やがてそれが解け、誤魔化すように手を引いた彼女をきょとんとした顔で見ていた
10/13 14:04:49
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ヒツギ(211)
雨月アヤ(ENo.286)
「………うん、ないね」
この厳しくも優しさを見せる人斬りを、落胆させたままお別れしたくなかった
中途半端な覚悟と我儘の結果として二人は無関係の他人に戻ったけれど
それはそうとして受け入れて…別の先の道へと進む
交わるはずのない道に再びこういう点があっただけでも、それを嬉しく思う
「じゅみょーじゃなくて、私の為に死んじゃった。
私のもってた殺人剣、その大元……実家かな、そこに殴り込みに行って。
もう私の記憶の片隅にもないことなのにね。
──他の相手か。巡り合わせがあったら、考えてみるよ」
…以前もこういうことあったな、と
頭を優しくぽふぽふされてうっすらと思い出す
気がつけばスイートポテトはすっかり胃袋に収まっていた
甘いものはいけない、ついぱくぱく食べてしまう
この厳しくも優しさを見せる人斬りを、落胆させたままお別れしたくなかった
中途半端な覚悟と我儘の結果として二人は無関係の他人に戻ったけれど
それはそうとして受け入れて…別の先の道へと進む
交わるはずのない道に再びこういう点があっただけでも、それを嬉しく思う
「じゅみょーじゃなくて、私の為に死んじゃった。
私のもってた殺人剣、その大元……実家かな、そこに殴り込みに行って。
もう私の記憶の片隅にもないことなのにね。
──他の相手か。巡り合わせがあったら、考えてみるよ」
…以前もこういうことあったな、と
頭を優しくぽふぽふされてうっすらと思い出す
気がつけばスイートポテトはすっかり胃袋に収まっていた
甘いものはいけない、ついぱくぱく食べてしまう
10/13 14:03:03