ウルタール芸能事務所応接室

導入は別の場所かも

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「まぁ、そんなこんなで僕の我を通して自由になるのには、怪異になるしかなかった
前向きにこのざまって感じ!」

再会時に見た様子を裏付けるような話をしてレンは笑う。

「だからさ、誰かの記憶もあるけどもう全部終わっちゃったことなんだよね……」
5/25 02:07:17
「綾兄ィのことだから知ってる気はするんだよな」

そんな事を言ってフォークを置く。

「渋谷であった怪異の門が生まれる事件の表向きの被害者、保護された記憶喪失の女性…って事に僕はなってるけど。
その実はそこで生まれた怪異そのもので、この所は大規模事件の裏に隠れてそれの処理をしていた感じ。
内側の怪異は何とか消滅してくれたけどね、それは僕の肉体を侵食する存在であり、守る主でもあったみたいで…」

5/25 00:36:43
「んー……前世というか。
僕が人造人間だとしてモデルになった人がそうだったというか……?」

説明が難しいなという風に首をひねる。

「とある人のスキルと外見をコピペしたせいでたまにその人の記憶が影響してくる。
世間でいう前世とあんまり違いを感じないから前世っていうほうが早いかなって思ってるよ。
その人のできることはできる……って感じ」

こういう事を話すのは初めてになるのだろうか。
話してもいいかどうかを気にしなくていいのはこういう部屋を使う利点だなとレンは思う。

「そうだね……まず僕は人間として生まれてない。
ヤバイ神性を内側にしまう為に造られたただの器だったんだよ……それをここの人たちが人間にしてくれた
生まれたのは二年…いやもう三年くらい前の話になるのかな」

5/24 23:59:26
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
土産については「そんな大したもんじゃないよ」と笑いつつどうぞと言う。
開けると箱の中に、さらに箱。と、小瓶がふたつ。
メーカー名が書いてあるのは中に入っている箱のみ。外箱と瓶は綾人が用意したようだ。

「ディップせんべいって言って、薄いせんべいにディップソースをつけて食べるやつ。
色々味が楽しめて良いんだけど本家には二種類しかソースがついてなくてさ。
俺が美味いと思うソースをさらに二つつけといた」

付属のソースはレッドチェダーチーズ味とあんバター味。
綾人が用意したのは明太子味と柚子胡椒味噌味だ。
5/24 22:35:42
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「前世?」

もう一口、とタルトを口に運ぼうとして、レンの言葉に動きを止めそちらを見た。

「たまに聞く話ではあるけど実際見たのは初めてだな。結構鮮明なの?その記憶は」

言いつつ止めていた手を動かし二口目を食べた。
世間話なので嫌なら詳しく聞き出したいわけじゃないということを示すために。
5/24 22:34:48
「えっへへ。こういうのは得意なんだよねぇ~
前世の記憶的な?メイドじみたことはできるんだ」

前世と言うには語弊があるが、何となく説明として近いものを選ぶ。
タルトを食べてくれる綾人をしばらく嬉しそうに眺めると土産として手渡されたものを大事そうに抱えてそちらをみる。

「これ、気になるから開けちゃってもいーい?」

食べ物を期待しているのかもしれない、目がキラキラしている。
タルトを食べているのに大変食いしん坊万歳なわけだが、どうせなら一緒に食べたいのかもしれない。
後でと言われれば素直にあとの楽しみにするだろう。
5/24 21:47:21
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「へえ、レンが焼いたのか?」

レンに土産を渡した後席につき、出された苺タルトを感心したように眺めた。
ミルクティーもタルトに合うよう作ってくれるあたり、かなり料理に凝っているようだ。

「美味しそうだ。いただきます」

積もる話もあるが、まずは供応を受けるとしよう。手を合わせてからタルトを口に運んだ。

「うん、美味い。このカスタードの甘さ、苺とよく合うし……うん、やっぱり。紅茶はミルクを少なめにしてタルトの甘さと紅茶の渋みがちょうど良く合うようにしてくれてるな。やるじゃん」

にいと目を細めてそう言う。
女の子に対する褒め方としてはいささかフランクだが、妹のように思っているレンが思った以上に物事を上手にやってのけたとなると、素直な感想がこれなのだ。
5/24 11:19:42
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
その応接室の扉が閉まった時、綾人はこの部屋が外部の干渉の一切を受け付けない場であると認識した。
生半可な結界術などではない。文字通り、「異なった世界」であるこの事務所内で隔絶された空間としてこの部屋は存在している。

桔梗院は怪異や異界の発生を察知するために日本全土を観測している。
その中枢は綾人には知る由もないが、呪力を持った退魔師がどのような行動をしているかいつ監視されていてもおかしくないと捉えている。

退魔師同士の密談の際は認識阻害結界を張り巡らせ話の内容や行動を外部の者に悟らせないようにするのが定石であるが、全ての退魔師の認識を誤魔化しきれるとも限らない。

しかし、この場においては”何をしても誰にも知られることがない”と感じられる。

それは綾人にとっても好都合と言えた。
いつでも桔梗院や他の退魔師に隠したいことを抱えている身なのだから。
5/24 11:18:05
特別応接室は特に豪華というわけでもなく。
それでも簡易的なものは備わっておりそこで改めて紅茶の準備を済ませるとレンはケーキとお茶を綾人と自分の前に配膳した。

「口に合うといいけれど」

苺タルトはレンの好物であり、今回綾人が来るのに合わせて焼いておいたものだという。
さっくり焼き上げたタルトに甘さ控えめのカスタード、その上に磨いた苺が敷き詰めてあるオーソドックスな物。
ミルクティはすでにミルクを加え出来上がったものが置かれている。

「好みでっていうのも考えたんだけどねーこのタルトにはこれがベスト!……っていう塩梅にしてみたよ。
召し上がれ」

そういって綾人からみて正面のソファーに腰掛ける。

「ほんと、久しぶり」
5/20 23:09:03
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
紅茶の用意をしてくれているレンを見て、結構丁寧だなと思った。

日本人は高級ホテルさながらの凝った淹れ方をする人が多い。
それでもティーコジーまで使うのは紅茶好きの中でもこだわっている方なのではないだろうか。
綾人は紅茶を常飲しているイギリス人の母や祖父母を見ているため、それに比べるとなんでも凝っているように見えるとも言えるが……。

行こうかと言うレンに答えようとすると、レンは何やら自分の顔をじっと見上げている。

何を考えているかまでは流石にわからないが、この状況下で不安に思うことなど山ほどあるだろう。

そう思い、少しだけ頭を傾けて優しい笑みを見せた。
「行くか、せっかく丁寧に淹れてくれた茶葉が開ききらないうちに」

その優しさが綾人の身を滅ぼしかねないと心配されているというのに、そんなことも知らずに。
──もしくは、大丈夫だとでも言うかのように。
5/16 22:37:27
(それにしても、ね)

見上げた綾人の優しげな顔をじっと見る。
大丈夫だろうとは思っていたけれどそれにしたって平気すぎやしないか、と。

(桔梗院の人間でもこの玄関に一瞬目を顰め気を引きなおす事が多いというのに綾兄ィときたら…)

ここに観察にくる桔梗院の人間は正直そのあたりの退魔師なんかでは及ばない。
……少なくとも、事務所のスタッフなんかだと相手にならない実力の持ち主ばかりだ。
大和が『あの不動綾人か?』なんて言い方をしたのもこういう事なのだろうか。
退魔師としても歌手としても習う所には多いのはわかるのだが……自分は実はとんでもない人と交流を深めているのかもしれない。

(安易に誘っちゃったか…?)

するりと内側に入ってくる人だ、と先ほど思った。
それは自分が甘えやすい人という事ではないのかと気が付いてぞっとする。
……自分の存在は、綾人の負担になったりしないだろうか?なんにせよ、優しい人だ。

(優しい人は怖いよ……すぐに自分を犠牲にする)

浮かんだ不安を悟られぬように目を逸らす。
一瞬閉じた瞼の内側に、手の届かなくなったコートの背中を幻視しながら。

(……綾兄ィは大丈夫さ、僕だってもう何もないんだから)

そうして少しだけ気を引き締めた。
5/15 19:30:43
「美味しいものは何でも。
なに?僕にもお土産あるの?!楽しみ」

アールグレイという言葉には視線で返事をして茶葉を選ぶ。
レンはこういう作業に対し案外手際が良い。
ティーコジーをかぶせ砂時計を用意し常温のミルクを添え
ハウスメイドのような慣れた手つきで必要なものをトレーに乗せた。
あとは向かった先で用意するのだろう。
トレーをカウンターに乗せるとまた回り込んできて綾人の隣に立った。

「準備OK,いこうか」

トレーを持ち上げ見上げるようにそちらを見る。
5/15 19:09:10
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