ウルタール芸能事務所応接室

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笑みを返してくれる綾人に向かって元気だよとアピールするかのように、また鏡のように笑みを深めて。
そうしていると大きな手がもう一度頭に伸びてくる。

多少の硬直はしただろう、けれど首を竦めるほどではなくレンの丸い頭はそれを受け止める。
わしゃわしゃと撫でられる頭を今度は擦り付ける事無く静かに受けて「うひー!」なんて声を漏らして。
そうされている間に前髪の奥から綾人を眺めた。

5/26 21:12:05
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
……しかし、だ。
この子には、弱みを見せられる人がいるのだろうか?

綾人には、いない。
かつて心を許せる相手はいたが、それでも退魔師ではない普通の人間に綾人の背負うものを知られるわけにはいかなかった。

だからこそ、この道の険しさをよく知っている。

綾人は立ち上がると、レンの近くへ移動した。
そして、さっきやったように、ゆっくりと手をレンの頭に近づけ……ようとした、が。

思い直し、さっさとレンの頭に手を置きわしわしと撫でた。

甘やかされることを選ばせるのは難しい。
だから有無を言わせず撫でてやった。
俺が甘やかしたいのだから大人しく甘やかされておけと。
嫌がられてもしばらくは続けるだろう。本当に拒否されるなら流石にやめるが。
5/26 08:37:08
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
瓶で顔を隠したまま動かなくなったレンを、ただ静かに見守りながら考えた。

「我を通した結果なにかが良くなったのか悪くなったのかもわからない」

さっき綾人が言った言葉だ。
我を通した結果自体が悪変したら、何かを犠牲にしたとしたら、もしあの時こうだったら、もっと上手くやっていれば。
きっとレンにもそういった葛藤があるのだろう。

何かを決断する時には責任が必要だ。

──そして、何かを決断したならば、そのまま振り返らないことが必要だ。

笑顔を見せるレン。……やるじゃないか。
さっきタルトを褒めた時と同じ気分だ。

それでいい、というように、こちらもにいと笑みを見せた。
5/26 08:35:34
「……人が人らしく生きる、か」

だけど綾人の言葉を繰り返すようにつぶやいて飲み込む。
許されないけど、きっとアイツが僕に望んでくれた事。
そして……彼のともがらに許された道。

(だったら、今の僕をそう言ってくれる綾兄ィに見せるべきはこうじゃないね)

瓶を顔からずらして目を細めた。
嬉しくても弱っても、泣いてはいけない。

「ありがと!」

そこにあるのは笑顔だ。
5/25 23:35:35
「……」

顔を隠したままレンは動かない。
言葉にならない気持ちでいっぱいになり、動けない。

誰かにそう言って欲しかった自覚なんてない、そんな甘えを持ってはいなかった。
けれどそう言ってくれる人がやっとココに居た。
遠ざけていた優しい人たちの中にももしかしたら居たのかもしれない。
どんな結果になろうと我を通しても良かったのだと言ってくれた人が。

優しい友人の顔を思い出す。
自分でなく誰かと自分を想う他の存在に最後には屈したレンを肯定し、それすら見守ってくれた友人。
見守ってくれた彼もきっと思っていたはずだ、レンの好きにしていいと。
……ただそうして選んだ道の先に微笑んでくれたのも分かっているけれど。

「うん」

不器用に、そう答えるだけの自分を歯がゆく思う。
なんだ僕はこんな風に言って欲しかったのかと認めるのは、怖い。
我を選んで、タイミングを間違えて一番大切な者の幸せを見送った自分が認められていいはずはないのだ。



 
5/25 23:23:01
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
綾人はレンの説明を静かに聞いていた。

途中から簡略化された説明だったが、綾人の知る情報と目に見えるレンの状態を結びつけある程度詳細な事情は理解できる。

そうして、顔を隠しながら謝るレンを見つめた。

「……レンにはさ、通したかった我があったわけだろ。
それはモデルになった人間とは関係なく、レンの出自にも関係なく、レンの意志だ。
レンが、自分が怪異になったことについてどう思ってるかはわからないけどさ。
我を通した結果なにかが良くなったのか悪くなったのかもわからないし、それに俺がめちゃくちゃ心配したり追いNYINEするのを我慢して悩んでたのも事実だけど」

途中で少し軽い調子を挟んでから、微笑んだ。

「人が人らしく生きるってのは、自分の意志を貫くことだと俺は思ってる。
レンがそうできたことを俺は嬉しく思うよ」
5/25 05:00:08
説明というにはあまりにも下手くそな説明をしてはお菓子の箱を開けディップせんべいをテーブルに眺める。
あまりにも込み入った状況があり説明をあきらめたというほうが正しい。
レンはそういうやつなのだ。

「わ、おいしそう!これも後で食べようよ!」

一瞬の深刻な雰囲気はどこへやらだ。
おすすめソースの瓶を持ち上げて眺めている。
明太子のほうが気になるのか材料などの表示を眺めてうれしそうだ。
そうした元気な様子を一通り見せてはソースの瓶で顔を隠して綾人の方にまっすぐ向いて。

「……心配かけて、ごめん」

静かな声で謝った。
5/25 02:38:42
「まぁ、そんなこんなで僕の我を通して自由になるのには、怪異になるしかなかった
前向きにこのざまって感じ!」

再会時に見た様子を裏付けるような話をしてレンは笑う。

「だからさ、誰かの記憶もあるけどもう全部終わっちゃったことなんだよね……」
5/25 02:07:17
「綾兄ィのことだから知ってる気はするんだよな」

そんな事を言ってフォークを置く。

「渋谷であった怪異の門が生まれる事件の表向きの被害者、保護された記憶喪失の女性…って事に僕はなってるけど。
その実はそこで生まれた怪異そのもので、この所は大規模事件の裏に隠れてそれの処理をしていた感じ。
内側の怪異は何とか消滅してくれたけどね、それは僕の肉体を侵食する存在であり、守る主でもあったみたいで…」

5/25 00:36:43
「んー……前世というか。
僕が人造人間だとしてモデルになった人がそうだったというか……?」

説明が難しいなという風に首をひねる。

「とある人のスキルと外見をコピペしたせいでたまにその人の記憶が影響してくる。
世間でいう前世とあんまり違いを感じないから前世っていうほうが早いかなって思ってるよ。
その人のできることはできる……って感じ」

こういう事を話すのは初めてになるのだろうか。
話してもいいかどうかを気にしなくていいのはこういう部屋を使う利点だなとレンは思う。

「そうだね……まず僕は人間として生まれてない。
ヤバイ神性を内側にしまう為に造られたただの器だったんだよ……それをここの人たちが人間にしてくれた
生まれたのは二年…いやもう三年くらい前の話になるのかな」

5/24 23:59:26
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
土産については「そんな大したもんじゃないよ」と笑いつつどうぞと言う。
開けると箱の中に、さらに箱。と、小瓶がふたつ。
メーカー名が書いてあるのは中に入っている箱のみ。外箱と瓶は綾人が用意したようだ。

「ディップせんべいって言って、薄いせんべいにディップソースをつけて食べるやつ。
色々味が楽しめて良いんだけど本家には二種類しかソースがついてなくてさ。
俺が美味いと思うソースをさらに二つつけといた」

付属のソースはレッドチェダーチーズ味とあんバター味。
綾人が用意したのは明太子味と柚子胡椒味噌味だ。
5/24 22:35:42
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「前世?」

もう一口、とタルトを口に運ぼうとして、レンの言葉に動きを止めそちらを見た。

「たまに聞く話ではあるけど実際見たのは初めてだな。結構鮮明なの?その記憶は」

言いつつ止めていた手を動かし二口目を食べた。
世間話なので嫌なら詳しく聞き出したいわけじゃないということを示すために。
5/24 22:34:48
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