ウルタール芸能事務所応接室

導入は別の場所かも

offline_boltリアルタイムチャットを有効化
件表示
refresh
「えっへへ。こういうのは得意なんだよねぇ~
前世の記憶的な?メイドじみたことはできるんだ」

前世と言うには語弊があるが、何となく説明として近いものを選ぶ。
タルトを食べてくれる綾人をしばらく嬉しそうに眺めると土産として手渡されたものを大事そうに抱えてそちらをみる。

「これ、気になるから開けちゃってもいーい?」

食べ物を期待しているのかもしれない、目がキラキラしている。
タルトを食べているのに大変食いしん坊万歳なわけだが、どうせなら一緒に食べたいのかもしれない。
後でと言われれば素直にあとの楽しみにするだろう。
5/24 21:47:21
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「へえ、レンが焼いたのか?」

レンに土産を渡した後席につき、出された苺タルトを感心したように眺めた。
ミルクティーもタルトに合うよう作ってくれるあたり、かなり料理に凝っているようだ。

「美味しそうだ。いただきます」

積もる話もあるが、まずは供応を受けるとしよう。手を合わせてからタルトを口に運んだ。

「うん、美味い。このカスタードの甘さ、苺とよく合うし……うん、やっぱり。紅茶はミルクを少なめにしてタルトの甘さと紅茶の渋みがちょうど良く合うようにしてくれてるな。やるじゃん」

にいと目を細めてそう言う。
女の子に対する褒め方としてはいささかフランクだが、妹のように思っているレンが思った以上に物事を上手にやってのけたとなると、素直な感想がこれなのだ。
5/24 11:19:42
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
その応接室の扉が閉まった時、綾人はこの部屋が外部の干渉の一切を受け付けない場であると認識した。
生半可な結界術などではない。文字通り、「異なった世界」であるこの事務所内で隔絶された空間としてこの部屋は存在している。

桔梗院は怪異や異界の発生を察知するために日本全土を観測している。
その中枢は綾人には知る由もないが、呪力を持った退魔師がどのような行動をしているかいつ監視されていてもおかしくないと捉えている。

退魔師同士の密談の際は認識阻害結界を張り巡らせ話の内容や行動を外部の者に悟らせないようにするのが定石であるが、全ての退魔師の認識を誤魔化しきれるとも限らない。

しかし、この場においては”何をしても誰にも知られることがない”と感じられる。

それは綾人にとっても好都合と言えた。
いつでも桔梗院や他の退魔師に隠したいことを抱えている身なのだから。
5/24 11:18:05
特別応接室は特に豪華というわけでもなく。
それでも簡易的なものは備わっておりそこで改めて紅茶の準備を済ませるとレンはケーキとお茶を綾人と自分の前に配膳した。

「口に合うといいけれど」

苺タルトはレンの好物であり、今回綾人が来るのに合わせて焼いておいたものだという。
さっくり焼き上げたタルトに甘さ控えめのカスタード、その上に磨いた苺が敷き詰めてあるオーソドックスな物。
ミルクティはすでにミルクを加え出来上がったものが置かれている。

「好みでっていうのも考えたんだけどねーこのタルトにはこれがベスト!……っていう塩梅にしてみたよ。
召し上がれ」

そういって綾人からみて正面のソファーに腰掛ける。

「ほんと、久しぶり」
5/20 23:09:03
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
紅茶の用意をしてくれているレンを見て、結構丁寧だなと思った。

日本人は高級ホテルさながらの凝った淹れ方をする人が多い。
それでもティーコジーまで使うのは紅茶好きの中でもこだわっている方なのではないだろうか。
綾人は紅茶を常飲しているイギリス人の母や祖父母を見ているため、それに比べるとなんでも凝っているように見えるとも言えるが……。

行こうかと言うレンに答えようとすると、レンは何やら自分の顔をじっと見上げている。

何を考えているかまでは流石にわからないが、この状況下で不安に思うことなど山ほどあるだろう。

そう思い、少しだけ頭を傾けて優しい笑みを見せた。
「行くか、せっかく丁寧に淹れてくれた茶葉が開ききらないうちに」

その優しさが綾人の身を滅ぼしかねないと心配されているというのに、そんなことも知らずに。
──もしくは、大丈夫だとでも言うかのように。
5/16 22:37:27
(それにしても、ね)

見上げた綾人の優しげな顔をじっと見る。
大丈夫だろうとは思っていたけれどそれにしたって平気すぎやしないか、と。

(桔梗院の人間でもこの玄関に一瞬目を顰め気を引きなおす事が多いというのに綾兄ィときたら…)

ここに観察にくる桔梗院の人間は正直そのあたりの退魔師なんかでは及ばない。
……少なくとも、事務所のスタッフなんかだと相手にならない実力の持ち主ばかりだ。
大和が『あの不動綾人か?』なんて言い方をしたのもこういう事なのだろうか。
退魔師としても歌手としても習う所には多いのはわかるのだが……自分は実はとんでもない人と交流を深めているのかもしれない。

(安易に誘っちゃったか…?)

するりと内側に入ってくる人だ、と先ほど思った。
それは自分が甘えやすい人という事ではないのかと気が付いてぞっとする。
……自分の存在は、綾人の負担になったりしないだろうか?なんにせよ、優しい人だ。

(優しい人は怖いよ……すぐに自分を犠牲にする)

浮かんだ不安を悟られぬように目を逸らす。
一瞬閉じた瞼の内側に、手の届かなくなったコートの背中を幻視しながら。

(……綾兄ィは大丈夫さ、僕だってもう何もないんだから)

そうして少しだけ気を引き締めた。
5/15 19:30:43
「美味しいものは何でも。
なに?僕にもお土産あるの?!楽しみ」

アールグレイという言葉には視線で返事をして茶葉を選ぶ。
レンはこういう作業に対し案外手際が良い。
ティーコジーをかぶせ砂時計を用意し常温のミルクを添え
ハウスメイドのような慣れた手つきで必要なものをトレーに乗せた。
あとは向かった先で用意するのだろう。
トレーをカウンターに乗せるとまた回り込んできて綾人の隣に立った。

「準備OK,いこうか」

トレーを持ち上げ見上げるようにそちらを見る。
5/15 19:09:10
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「あ、コレ好きなの?しまったな、レン用には違うの買ってきちゃった」

レン用に持ってきたのは薄いせんべいに様々なディップソースをつけて食べるもの。
甘くなく味の変化が楽しめるので、用意してくれているお菓子と共にお喋りしながら食べるにはちょうど良いと思ったのだが、事務所用のものは通好みながら有名どころなので好物であってもおかしくはない。

まあ後で食べると言っていることだし、いいか。
そう思い直しつつも、レンの好物は覚えておくことにした。
レンに限ったことではなく、人の喜ぶことは記憶しておく性質なのだ。

「じゃあ紅茶を」

反射的にそう答えてから、メニューを見て改めて「アールグレイで。ミルク入れてくれるかな」と言った。

せっかくなんでも準備すると張り切ってくれているのだから、多少は注文をつけた方がやりがいもあるというものだろう。
5/13 17:20:00
> 加田住 レン(1335)
不動 綾人(ENo.1336)
「はは、良い噂だったらいいんだけど。ありがとう、今後ともよろしく」

なるほど、「そういう設定なのでよろしく」ということか。
加田住と名乗った青年に愛想良く笑んだ。

かつてレンの周囲には五匹の猫が付き従っていた。彼はその一匹のようだ。
──おそらく、レンに付き従うというよりはレンの内にいたものと関わりが深いのだろうと思われるが、それが消えた今彼らの関係が変化しているのかどうかはわからない。

どうであれ、本人がわかりやすく「兄貴面」をしている以上、無害であると言いたいのだろう。
ならば今は深く考える必要はない。

5/13 17:09:34
レンの方はというと土産物を受け取る奏の隣で苺のタルトを二人分用意してカップなど取り出しているところだ。
土産物の方に目をやると外装で好物だと気が付いたらしくはしゃいでいる。

「ああ~~~サワースティックの美味しいトコだ!後で僕も食べる!ありがとー!
……あ、そうだ。綾兄ィ、何飲む?コーヒー?紅茶?そこのメニューにあるものなら何でも用意するよ」



 
5/12 20:53:11
金髪の店員(ENo.1335)
入った来た時点では貴方に会釈する程度の彼だったが、貴方に声をかけられるとそちらに向き直り姿勢を正した。

「これはどうもご丁寧に有難うございます。
お預かりさせてもらいますね、事務所の皆も喜ぶと思います……わぁ、猫用のおやつ迄いただいて……
本当にありがとうございます、後でみんなで頂きますね……!」

そうしてあなたからお土産の袋を受け取ると丁寧に頭を下げた。

「不動綾人さんですね、存じ上げておりますとも。
僕は加田住 奏と申します、ウルタールの喫茶店の現マスターを務めさせてもらっております。
貴方の事はレンから度々聞かされておりますよ、お会いできて嬉しいです。
今日はレンの為に有難うございます、どうぞゆっくりしていってくださいね」

そんな風に挨拶する青年をレンは不貞腐れ顔で肘で突いている。
「兄貴面するなー」とか言ってる様子から降って沸いた兄設定の人物なのだろう。
勘のいい人物ならばレンに血縁などいないはずであり、退魔師ならばレンについて回っていた五匹の猫の一人であることは容易にわかる。
わかるのだが……どうにも理解されることを前提としてのこの態度なのだろうともか判断できるだろう。
なのでそれに対しては知らぬふりをして構わないのかもしれない。


 
5/12 20:18:16
「へぇ、普通は困るんだ?せっかくだし覚えておくよ」

説得力のあるおっさん用のアドバイスをありがたく受け取るおっさん女子。
お前はどこにその知識を活かすつもりなんだというのは置いておいて。

挨拶をさせてくれと言われればウンウンと頷いてカウンターのほうを向く綾人の後ろを回り込むようにカウンターの中へ。
お茶の準備などをするつもりなのだろう。

 
5/12 19:59:40
コマンド一覧
発言を削除 DELETE
ブロック BLOCK
BAN BAN
コマンドを入力
キャンセル
コマンドを入力